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MSIの「Summit E16 Flip A13V」は16型の大画面なのに回転液晶を備えたマルチに活躍してくれるPCだった!(2/3 ページ)

16型の大画面ながら、360度液晶ディスプレイが回転してさまざまなスタイルで利用できるノートPCが、エムエスアイコンピュータージャパン(MSI)の「Summit E16 Flip A13V」シリーズだ。その高い性能や洗練されたボディー、ペン操作などを実際に試した。

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アスペクト比16:10の高精細液晶ディスプレイ

 画面は16型と、2in1ノートPCとしては異例の大型サイズだ。解像度は最大2560×1600ピクセル(アスペクト比16:10)に対応している。タッチパネルを搭載しており、指でのタッチ操作や付属のMSI Penでの描画もサポートする。

 一般的なフルHD(1920×1080ピクセル/アスペクト比16:9)に比べて情報量は約2倍あり、広い領域で快適に作業可能だ。

 詳細なスペックは公開されていないが、評価機の測定結果は極めて良好である。高解像度ならではの精細な表示に加えて、明るく鮮やかで印象はとても良い。


16型の液晶ディスプレイは2560×1600ピクセル表示に対応する。タッチパネルを搭載しており、表面は光沢ガラス仕様だ

i1 Display Pro/i1 Profilerによる測定結果。輝度は450ニトと明るい

i1 Display Pro/i1 Profilerの計測結果から作成したICCプロファイルを、色度図作成ソフトColor AC(Phonon氏・作)で表示させた。点線で示したDCI-P3の色域とほぼ重なっている。内側の青い線はsRGBの色域だ

マルチなスタイルで使える360度ヒンジで活躍の場が広がるペンも付属

 本製品は360度ヒンジを搭載しており、画面をフリップしてさまざまなスタイルで利用することができる。

 360度フリップしてたたみ、MSI Penと組み合わせれば、液晶ペンタブレットとして利用可能だ。イラストを描いたり、絵コンテを作成したり、繊細なフォトレタッチなど、さまざまな活用法が考えられる。

 テントスタイルやスタンドスタイルは、リラックスした姿勢で動画などを鑑賞する際に便利だ。キーボードが画面の前にないだけで、没入感が明らかに違ってくる。

 実際に見てみると、16型の高解像度画面は想像以上にインパクトが大きい。10~11型くらいのタブレットとは全く違う没入感と臨場感を体験できる。

 この没入感は、プレゼンテーションにも有効だろう。画面の中のコンテンツに集中してもらいやすく、コンテンツの魅力が効果的に伝わりやすい。


動画鑑賞やプレゼンテーションに適したスタンドスタイル。キーボードが画面の前にないだけで没入が全く異なる

テントスタイル。スタンドスタイルと基本的に同じ効果だが、キーボード部を接地しないで済むので、こちらの方が都合が良い場合もあるだろう

タブレットスタイル。ペンで描画したい時には最適だ

「MSI Pen」が標準で付属する。MicrosoftのMPP2.0(Microsoft Pen Protocol 2.0)に対応し、4096段階の筆圧感知に対応する

MSI Penは、強力なマグネットで本体左側面に装着できる

MSI Penの充電は付属のUSB Type-Cケーブルで行う。スペアの替え芯は、繊細な描画できる通常タイプの他に、適度な摩擦感があって滑りにくい導電性繊維タイプも付属する

タブレットスタイルでは、イラストを描いたり、コンテを作成したり、繊細なフォトレタッチなど、多彩な用途をサポートしてくれる

マルチモニターもスマートに利用できる優れた接続性

 キーボードはアイソレーションタイプで、テンキー付きだ。テンキーはやや小さめな一方、通常キーはゆったりと間隔(主要キーのキーピッチ実測約19mm)を確保しており、キーのデフォルメは最小限に抑えられている。

 薄型ボディーながら、周辺機器接続用の端子類も豊富に備える。USBはType-Cが2基、Type-Aが1基と合計3基を搭載する。奥側のUSB Type-C端子は、画面出力(DisplayPort Alternate Mode)とUSB PDにも対応している。画面出力用の端子としては、普及度の高いHDMI端子も装備する。

 液晶ディスプレイの上部には、約207万画素のWebカメラとアレイマイクを内蔵し、マイク/スピーカーのインテリジェントなノイズキャンセル機能も備えている。通信機能はWi-Fi 6E対応の無線LANと、Bluetooth 5.3を標準で装備する。


テンキー付きのキーボードを搭載する。テンキーは小さめだが実用十分なサイズだ。主要キーを、しっかり間隔を確保するうまい配列だ。タッチパッドも大きく確保されている(実測で縦/横が約85×130mm)

白色LEDのバックライトを搭載している。明るさは3段階(消灯含まず)に調整できる

前面。片手だけで開けるのは難しいが、トップカバーに傾斜が付いているので両手を使えばすんなりと液晶ディスプレイを開けられる

背面にあるヒンジの奥に排気口がある

左側面にある2基のType-C端子は、いずれもUSB 3.2 Gen 2対応だ。奥側のみ、画面出力とUSB PDに対応している。一番奥の端子はDC入力(ACアダプター)で、手前側はWebカメラのオン/オフを切り替えるスイッチだ

右側面には、手前側からヘッドフォン端子、microSDメモリーカードスロット(microSDXC対応)、USB Type-A(USB 3.2 Gen 2)端子、HDMI端子が並ぶ

液晶ディスプレイの上部に約207万画素のWebカメラと顔認証用IRカメラ、アレイマイクを装備する

MSI Centerユーティリティーでノイズキャンセリングの設定が行える

ハードウェアTPM 2.0を搭載! ビジネスグレードのセキュリティ対応

 外に持ち出すビジネスPCとして、必須のセキュリティ機能もしっかりと装備する。

 BIOS(UEFI)のセキュリティ機能を強化しており、BIOSパスワード/ストレージパスワード/USBポートのロックにも対応している。

 また、暗号鍵を管理するTPM 2.0は、ファームウェアベースではなくハードウェアとして独立して搭載し、より強固に攻撃から守る体制を整えている。

 また、顔認証や指紋認証でのログインに対応しており、顔情報や指紋情報をWindows Helloに登録しておけば、ロックした状態からノータッチあるいはワンタッチでスピーディーにログイン可能だ。ビジネスシーンでのテンポや生産性も犠牲にすることなく、セキュリティを確保できる。


顔認証の他に、マスクをしていてもスピーディーにログインできる指紋認証にも対応する。指紋センサーはパームレストに内蔵されている

Webカメラは、左側面にあるスイッチでオン/オフを切り替えられる。意図せず映像が配信されてしまう不安を払拭できる

標準で2年保証! 国内サポート体制も魅力的

 本製品は標準で2年保証が付帯する。一般的なPCは1年保証が多いだけに、強調できるポイントだろう。

 また、国内のサポート拠点として東京都内に修理センターを構え、電話受付は修理センター内に配置したコールセンターで、専属の日本人スタッフが対応してくれる。

 さらに販売店と提携し、持ち込み修理を受け付けてくれる「公式サポート店」やSSDなどの増設サービスを提供する「公認サポート店」を全国に用意するなど、安心感の高い体制を整えている。


公式サポート店に関しては、同社のWebページに詳しくまとめてある

 最後に、ベンチマークテストで本製品の実力をチェックしよう。

提供:エムエスアイコンピュータージャパン株式会社
アイティメディア営業企画/制作:ITmedia PC USER 編集部/掲載内容有効期限:2023年6月3日

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