新しい「Insta360 GO 3」は激変 充電ケースでアクションカム風に変貌する親指サイズのライフログカメラを試す(1/4 ページ)
指先サイズのカメラ「Insta360 GO 3」が登場しました。従来の充電ケースはワイヤレスイヤフォンの充電ケースをほうふつとさせるデザインでしたが、新型はアクションカム風に変更されています。実機でその使い勝手を試してみました。
日常の一コマを撮るための、指先サイズのカメラ「Insta360 GO 3」が登場しました。スタンダードなアクションカムはGoProを始め各社からさまざまな製品がリリースされていますが、ライフログ/ライフスライスなカメラはほぼ皆無です。日本で購入できるのは「Insta360 GO」シリーズだけではないでしょうか。
Insta360 GO 3の価格は5万7500円(32GB)、6万500円(64GB)、6万4800円(128GB)です。今回初めて128GBの大容量モデルがラインアップに加わりましたが、2021年3月に登場した前モデル「Insta360 GO 2」(以下GO 2)の価格、3万6300円(32GB)、3万9930円(64GB)と比べると大幅にアップしています。
価格差の分の価値はあるでしょうか。実機を試してみました。
チルトディスプレイ採用で操作性が大幅にアップ
まずはInsta360 GO 3(左)と、GO 2(右)を比べてみましょう。
もっとも大きな違いは、充電ケースです。従来はワイヤレスイヤホンのようにカメラ本体を収納するスタイルでしたが、Insta360 GO 3はカメラ本体が露出しています。といいますか、アクションカムのようにも見えますね。
実はInsta360 GO 3は充電ケースの名称がアクションポッドとなり、背面に2.2型のタッチディスプレイが備わりました。Insta360 ONE RSやGoProのように画面に指で触れてさまざまな設定が行えますし、撮影中の映像を見る、撮影後のデータを再生することも可能です。
GO 2は撮影中や撮影後の映像をスマートフォンアプリで見ることしかできなかったため、ここは大きなアップデートとなります。またアクションポッドのディスプレイはチルト式。前面に向けることで自撮りがしやすくなりました。
カメラ本体は水深5mまでの防水性能を持ち、アクションポッド装着時はIPX4の防水性能となります。ただしカメラ本体を取り外した状態のアクションポッドはその限りではありません。爪でロックされるとはいえ、強い衝撃を受けるとカメラ本体が外れてしまうかもしれず、そのためサーフィンや水上スキーといった、水が強い力で当たりそうなスポーツでの使用は避けた方がいいでしょう。
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