デル・テクノロジーズ「Alienware x16」は薄くてスタイリッシュでゲームも創作も快適だ!(3/4 ページ)
昨今、ゲーミングノートPCはゲーム用途だけでなく、クリエイターからの注目を集めている。デル・テクノロジーズが4月にリリースした「Alienware x16」は、クリエイターも必見のスタイリッシュなボディーに、ゲーミングノートPCらしいパワフルさを詰め込んだことが特徴だ。その魅力をチェックしていこう。
Alienware x16のパフォーマンスをチェック!
スペックだけをなぞると、Alienware x16はノートPCとしてはかなり高性能だ。しかし、実際はどうなのだろうか。高性能なCPUやGPUのパフォーマンスを引き出せているのだろうか。
ここからは、ベンチマークテストアプリを使って、Alienware x16の真のパフォーマンスをチェックしていく。今回テストする個体の主なスペックは以下の通りだ。
- CPU:第13世代 インテル® Core™ i9-13900HKプロセッサー(Pコア6基12スレッド+Eコア8基8スレッド)
- GPU:GeForce RTX 4070 Laptop(グラフィックスメモリは8GB)
- メインメモリ:32GB(LPDDR5規格)
- SSD:1TB(PCI Express 4.0接続)
- OS:Windows 11 Home
今回は、電源設定やファンの設定は特に変更せず、とにかく“素”の性能を確かめていこう。
CINEBENCH R23
まず、3Dレンダリングを通してCPUの性能をテストする「CINEBENCH R23」を実行してみた。結果は以下の通りだ。
- マルチコア:15652ポイント
- シングルコア:1896ポイント
特に注目したいのがシングルコアのスコアである。特にゲームタイトルの場合、複数コアのCPUであっても全てのCPUコアを使うとは限らない。中には1~2コアで“全振り”するタイトルも見受けられるため、シングルコアの性能がとても重要だったりする。
その点、Alienware x16は第13世代 インテル® Core™ i9-13900HKプロセッサーの性能をしっかりと引き出せており、最新のデスクトップPC向けのCPUにも迫る性能を確保できている。
もちろん、マルチコアのスコアも十分に高い。マルチコアを生かせるクリエイティブアプリであれば、キビキビとした動作を期待できる。
PCMark 10
続いて、PCの総合的な性能をチェックする「PCMark 10」の結果を見ていこう。スコアは以下の通りとなった。
- 総合: 8287ポイント
- Essentials(Webサーフィン/ビデオ会議):1万877ポイント
- Productivity(オフィススイート):1万882ポイント
- Digital Content Creation(クリエイティブアプリ):1万3048ポイント
スコア的には最新のデスクトップPC並みの結果を引き出せている。特にハイスペックなCPUと外部GPUのパワーもあって、Digital Content Creationのスコアは高めだ。
もちろん、PCMark 10が主に担う「普段使い」のテスト(EssentialsやProdcutivity)のスコアも良好である。Alienware x16は、基本的には“何をやっても快適”なノートPCに仕上がっているといえるだろう。
CrystalDiskMark 8.0.4
続いて、ストレージのベンチマークテストアプリとしては定番の「CrystalDiskMark 8.0.4」を通して、ストレージのパフォーマンスをチェックしていこう。
今回テストしたAlienware x16には、Western Digital(ウエスタンデジタル)製の「SN810 1TB」が搭載されている。公称スペックはシーケンシャル(連続)読み出しが最大毎秒6600MB、シーケンシャル書き込みが最大毎秒5000MBと、PCI Express 4.0 x4規格の限界に近いパフォーマンスを引き出せるモデルだ。
テスト結果は以下を参照してほしいが、SSDのスペックをしっかりと引き出せている。後述する動画/写真の編集テスト用のデータを本機に転送する際も、数十GBの転送を一瞬で終えてしまうほどに高速だった。
3DMark
「ゲーミングPC」としては、3Dグラフィックスのパフォーマンスもしっかりチェックしておきたい。まず、この分野における定番テストアプリである「3DMark」を実行し、Alienware x16のグラフィックス性能をチェックしてみよう。
総合スコアは以下の通りだ。
- DirectX 11ベース
- Fire Strike(フルHD):2万5648ポイント
- Fire Strike Extreme:(WQHD):1万3536ポイント
- Fire Strike Ultra(4K):6874ポイント
- DirectX 12ベース
- Time Spy(WQHD):1万1764ポイント
- Time Spy Extreme(4K):5590ポイント
- Port Royal(レイトレーシング):7177ポイント
最新世代の外部GPUを備えていることもあり、いずれもゲーミングノートPCとしては高いスコアである。さすがに、CPUもGPUも“最強”にしたゲーミングデスクトップPCにはかなわないが、多くのゲーミングデスクトップPCとは案外“いい勝負”を演じられそうである。
本機を選ぶユーザーは「今まで使っていたPCからの買い替え」が多いだろう。現行のデスクトップPC、それも最新のミドル~ミドルハイレンジのGPUを搭載したモデルに近いスコアを出しているので、気になる最新ゲームを遊んでも動作に不満を感じることはほぼない。
実際のゲームでも、果たしてこの強さは健在なのだろうか……?
提供:デル・テクノロジーズ株式会社
アイティメディア営業企画/制作:ITmedia PC USER 編集部/掲載内容有効期限:2023年7月23日
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.