GeForce RTX 4060搭載! 持ち運びもできる14型ゲーミングPC「G-Tune E4-I7G60DB-B」を試す(1/3 ページ)
マウスコンピューターの「G-Tune E4-I7G60DB-B」は、14型のゲーミングノートPCだ。高い性能とコストパフォーマンスのバランスを重視した本機の実力をチェックしていこう。
マウスコンピューターの「G-Tune E4-I7G60DB-B」は、同社のゲーミングブランド「G-Tune」シリーズに、この春から加わった14型のゲーミングノートPCだ。
リフレッシュレート144Hzの14型液晶ディスプレイを採用したボディーに、最新のNVIDIA GeForce RTX 4060 Laptop GPUを搭載しており、快適なゲーミング体験を得られる内容となっている。
標準構成の評価機を入手したので、実機をチェックしながらその魅力をじっくりと見ていこう。
なお、マウスコンピューターは2023年4月に創業30周年を迎えた。これに際し、新たなコーポレートスローガン「期待を超えるパソコン!」を掲げるとともに、さまざまな施策を実施している。例えば4つのPCブランド(mouse/G-Tune/DAIV/MousePro)の送料を無料化した他、標準の保証期間も3年に延長しており、ユーザーにとっては、より安心して買えるようになっている。
マウスコンピューターの「G-Tune E4-I7G60DB-B」は、コンパクトなボディー?adid=pa_pcus_230718&argument=QzuaYF3M&dmai=a64a4cc652b7a5ながら快適なゲーミング体験ができるゲーミングノートPCだ
深みのあるカラーと手頃なサイズ感が印象的なコンパクトボディー
まず本機の外観を見ていくと、ゲーミングノートPCらしからぬ落ち着きのあるデザインが印象的だ。深みのある濃紺にメタリックを入れた上品なカラーリングを採用し、トップカバーにはG-Tuneのロゴを同系色で配置する。シンプルながら洗練されたビジュアルに仕上がっている。
14型ならではの手頃なサイズ感も特徴の1つに挙げられる。具体的なボディーサイズは、約323.9(幅)×225(奥行き)×22(厚さ)mmで、重量は約1.8kgだ。常に持ち運ぶには重めだが、剛性もしっかり確保されており、自宅や会社内で部屋を移動して使ったり、出張時や帰省時などたまに持ち出したりする用途にも対応できる。
出張や帰省にうれしい小型ACアダプター
自宅での利用時だけでなく、出張や帰省を考えた時に気になるのがACアダプターのサイズだ。標準のACアダプターは出力180Wながら重量が約483gと軽量で、サイズも比較的コンパクトにまとまっている。
さらに、USB Power Delivery(PD)にも対応しており、BTOオプションでは、マウスコンピューターオリジナルのUSB PD対応アダプター(出力100W/約290g)もある。それを利用する前提ならば、さらに荷物を小型軽量化できる。
なお、標準ACアダプターの出力が180Wに対し、USB PD対応ACアダプターの出力は最大100Wだ。パフォーマンスは多少制限される場合があるが、こうした柔軟な運用ができるのはうれしい。
バッテリー容量は約70Wh(評価機のバッテリーレポート調べ)で、公称のバッテリー駆動時間は約12時間(JEITAバッテリ動作時間測定法Ver.2.0)だ。
付属のACアダプターは出力180W仕様で、端子は丸型の独自形状だ。公称のサイズは約64.5(幅)×113.5(奥行き)×23(高さ)mm、電源ケーブルを含む公称重量は約483gだが、実測では417gだった
GeForce RTX 4060 Laptop GPU搭載で快適なゲーミング体験
基本スペックは、CPUがIntel Core i7-12650H、GPUがNVIDIA GeForce RTX 4060 Laptop GPUという組み合わせだ。
ゲーミング体験でより重要なGPUについては最新モデルを採用する一方、CPUはあえて1世代前の第12世代Coreプロセッサとすることで低コスト化を図り、コストパフォーマンスを高めている。
1世代前といっても、IntelのCoreシリーズは第12世代の時点でそれ以前の世代から大きな進化を果たしている。第13世代はマイナーチェンジであり、世代間の差は少ない。Core i7-12650Hは10コア16スレッド(Pコア6基12スレッド/Eコア4基4スレッド)のパワフルな仕様を持っており、ゲーミングはもちろん、ビジネス、クリエイティブなど、幅広い用途でも快適に利用できる。
GPUのNVIDIA GeForce RTX 4060 Laptop GPU(グラフィックスメモリは8GB)は、2023年最新のゲーミングノートPCに続々と採用されているNVIDIA GeForce RTX 40シリーズのミドルレンジにあたるモデルだ。
Ada LovelaceアーキテクチャとTSMCの4nmプロセスルールの導入により、従来のシリーズから電力効率が飛躍的に向上している。先代のGeForce RTX 3060 Laptop GPU(グラフィックスメモリ6GB)を上回る性能を低電力で実装できる。
CPUはIntelのCore i7-12650Hを採用する。性能優先のPコア(6基12スレッド)と、電力効率優先のEコア(4基4スレッド)を合計10コア16スレッド搭載し、処理内容によってインテリジェントに使いわけることで高い電力効率を実現している
メモリとストレージはBTOでカスタム可能
メモリはDDR5-4800(PC5-38400S SO-DIMM)で、ストレージはPCI Express 4.0 x4対応のNVMe SSDと、高性能な部品を備えている。
標準の容量はメモリが16GB(8GB×2)、SSDが500GBだ。BTOではメモリを最大64GB(32GB×2)まで、ストレージ容量は最大4TBまで選べ、さらに高速なSSD(Samsung PM9A1)を指定することもできる。
16GBのメモリ容量はゲーミングPCとして標準的な容量だが、クリエイティブ用途での活用を考えていたり、長くPCを使いたいと考えていたりする場合は32GB以上がお勧めだ。また、標準の500GBというストレージ容量は、ゲーミングPCとして必要最低限だろう。ゲームタイトルをインストールしていくと早い段階で不足を感じると思われる。外付けのデバイスで増やす手(BTOメニューでも用意されている)もあるが、予算が許すなら最初から1TB以上にしておく方が良いだろう。
CrystalDiskMark 8(ひよひよ氏・作)のスコア。公称値通りのスコアが出ており、しっかり性能は発揮できている。BTOメニューでは、より高速なSamsung製SSD(PM9A1)も指定可能だ
続いて、液晶ディスプレイやインタフェースなど、本機の足回りを見ていこう。
提供:株式会社マウスコンピューター
アイティメディア営業企画/制作:ITmedia PC USER 編集部/掲載内容有効期限:2023年8月11日
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