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Microsoftがサードパーティー製プリンタドライバのサービス提供を段階的に終了/「Unity」エンジンのプラン設定と価格が変更週末の「気になるニュース」一気読み!(3/3 ページ)

うっかり見逃していたけれど、ちょっと気になる――そんなニュースを週末に“一気読み”する連載。今回は、9月10日週を中心に公開された主なニュースを一気にチェックしましょう!

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「Unity」エンジンのプラン設定と価格が変更 「Unity Runtime Fee」を導入

 米Unity Technologiesは9月12日(現地時間)、2024年1月1日からゲームのインストール数を基準とする「Unity Runtime Fee」の導入を発表した。


Unityがインストール数ベースの新料金「Unity Runtime Fee」の導入を発表した

 これまでUnityでは、個人向けの無料プラン「Unity Personal」に加え、有料プランの「Unity Plus」「Unity Pro」「Unity Enterprise」が提供されてきた。「Unity Runtime Fee」はこれに上乗せする料金で、事実上の値上げとなる。また、Unity Plusについては9月12日で新規契約の受付を停止した。既存のUnity Plusユーザーは1年間、Unity Plusの料金でUnity Proを使えるが、それ以降は他のプランに切り替える必要がある。

 なお、規模の小さい開発者や企業への影響を考慮し、Unity Runtime Feeは下記のしきい値を超えた場合にのみ適用となる。

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  • Unity PersonalまたはUnity Plus:過去12カ月の収益が20万米ドル以上で、かつ、サービス継続期間中のインストール数が20万回以上
  • Unity ProまたはUnity Enterprise:過去12カ月の収益が100万米ドル以上で、かつ、サービス継続期間中のインストール数が100万回以上

 実際のUnity Runtime Feeの料金については、使用しているプランやインストール数によっても変わるが、Unity PersonalとUnity Plusでは、全体の規模に関わらず、1インストール0.2ドル、Unity ProとUnity Enterpriseでは月ごとのインストール数に応じて0.01ドル~0.15ドルとなっている。

 なお、インストール数は独自のデータモデルを活用し、同じユーザーによる再インストール/再ダウンロードはカウントされないという。


Unityは公式フォーラムのFAQの中で、ユーザーの90%以上は、この変更の影響を受けないとしている

「Geekbench 6.2」リリース Windows on Armに対応

 カナダPrimate Labsは9月12日(現地時間)、クロスプラットフォームベンチマークソフトGeekbenchの最新版「Geekbench 6.2」をリリースした。


Windows on ArmをサポートしたGeekbench 6.2がリリースされた

 Geekbench 6.2では、Windows on Armのサポートが追加され、レノボ・ジャパンの「ThinkPad X13」や日本マイクロソフトの「Windows 開発キット 2023」などのArmデバイスでもGeekbench 6を使ってベンチマークを行えるようになった。アプリは、Geekbench 6 for Windowsに統合されており、Arm用に別アプリをインストールする必要はない。

 この他、Linix版ではRISC-Vベースのシステムがサポートされ、現在はプレビュービルドとして利用できる。また、AndroidとiOS版では履歴と比較機能が追加され、デバイスのパフォーマンスを継続して確認したり、他のデバイスと直接比較したりできるようになる。

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