iOS 17で本領発揮のスタンバイ機能を実際に試して分かったこと “話題のスタンド”が便利なワケ(1/4 ページ)
Appleから新しいOS「iOS 17」が登場し、新たにスタンバイ機能が提供された。充電中のiPhoneを有効活用する本機能を、“あのスタンド”を使ってスタイリッシュに利用してみて分かったことをまとめた。
Appleから新型iPhoneの発売と共に、iOSの新バージョン「iOS 17」がリリースされた。強化ポイントは多岐に渡るが、新機能「スタンバイ」がちょっとした注目を集めている。
なお、iOS 17対応のiPhoneはこちらの記事を参照してほしい。
充電中のiPhoneを有効活用してくれるスタンバイ機能
このスタンバイ機能は、充電中のiPhoneを横向きに設置する際に、フルスクリーンでさまざまな情報を表示できるものだ。ベッドサイドやキッチンカウンターなどでの利用を想定しており、いろいろな時計のスタイル、お気に入りの写真、スマートスタックを含むウィジェットを表示するなど、カスタマイズが可能だ。
フルスクリーンのライブアクティビティやSiriの応答/着信など、より大きな通知も表示してくれるので、iPhone 14 Proシリーズ以降の常時表示ディスプレイを併用すれば、離れたところからでも内容を確認できる。
さらにナイトモードでは、スタンバイが暗い場所に適応して時計/写真/ウィジェットを赤いトーンで表示してくれる。充電器はMagSafe以外でも問題ないが、MagSafeを使えばスタンバイはそのMagSafe充電ドックでのユーザーの好みの表示を記憶してくれるのもうれしい。
Apple Eventで紹介された“あのスタンド”を使ってみる
2023年6月に開催されたWWDC23において、このスタンバイ機能を紹介した映像に利用されていたスタンドが、Twelve Southの「Forte for iPhone with MagSafe」だ。製品としては2021年に「Twelve South Forte for iPhone 12」の製品名で登場し、その後現在の名称に変更されている。
パッと見は純正品かと思うほどシンプルな製品だが、現在はApple Storeの他に、Amazonでも販売されている。
価格は6200円(税込み、以下同様)で、秋葉原にある秋葉館では5500円で販売中だが、別途送料が必要だ。
Twelve SouthのMagSafe充電器固定スタンド「Forte for iPhone with MagSafe」のパッケージ。Amazonで筆者が購入したときは6200円だったが、ちょくちょく売り切れになるようなので、購入の際は出荷元と送料の確認をキチンと行った上で進めてほしい
では早速、使って見よう。
関連記事
iPadが実用的なHDMI入力の外部モニターになる iPadOS 17のUVCサポートで実現 実際に試してみた
iPadのディスプレイをより汎用的に使いたいと考える人にとって非常に夢のある大きなアップデートがやってきた。実際の使い勝手や表示の遅延など気になる部分も多い。記者の手元にもiPad Proと適したキャプチャーデバイスがあるので実際に試してみた。iPhoneを置き時計にできる「スタンバイ」の設定方法 他にどんな情報を表示できる?
9月19日に配信された「iOS 17」では、新たに充電中のiPhoneを横向きにすると現れる「スタンバイ」が追加された。時計やカレンダー、「写真」の「For You」などを表示でき、iPhoneを置き時計として使える。実機に触れて分かったiPhone 15/Proと従来モデルの決定的な違い
いよいよ、iPhone 15/iPhone 15 Proシリーズが発売される。数々の注目ポイントがある新型モデルを、実機を触って感じたことを林信行氏がまとめた。新しい第2世代「AirPods Pro」はUSB Type-C対応だけではない! 独自の進化とiOS 17に合わせた進化の二刀流
iPhone 15シリーズなどの販売に合わせて、完全ワイヤレスイヤフォン「AirPods Pro」もUSB Type-C対応に生まれ変わる。従来の製品名と同じなのはいただけないが、どのような変化があったのか、新モデルを林信行氏が試した。実機に触れて分かった「iPhone 15 Pro」の美しさ 新しいApple Watchはカーボンニュートラルで製造業の歴史に名を刻む
Appleのスペシャルイベントでは、iPhone 15シリーズや新型Apple Watchシリーズなどの新製品も多数紹介されたが、その先の取り組みを見据えた同社の進ちょくが、大胆にアピールされた。林信行氏が会場で感じたことをまとめた。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.