実機写真で見る「Meta Quest 3」 日本で10月10日発売、7万4800円から 記者が実感したMR機能の魅力(2/2 ページ)
VRヘッドセットの新モデル「Quest 3」が日本で10月10日に発売する。短時間ではあるが実機を試用する機会に恵まれたので紹介する。
実際に体験してみた
記者は報道陣向けの体験会で、わずかな時間ではあるがQuest 3の実機を試用することができた。普段使っているQuest 2と比べて、短時間でも進化を実感できた部分は「グラフィック性能の向上」「プレイスペース自動認識の利便性」だ。
実際のスクリーンショットなどは許可されなかったため実例を紹介することはできないが、デモで体験したゲームではグラフィックス性能が大きく向上していることを実感できた。変化を例えるなら、PCゲームのグラフィックス設定を低から高に変更したようなイメージだ。
改善された光学系との相乗効果もあってか、ゲーム中に登場するガラス瓶やアイテムなどの小道具を顔に近づけると、細部まで丁寧に描画されたテクスチャや光の反射に驚きを感じた。
Quest 3のグラフィックス性能をフル活用したゲームタイトルとして、アサシンクリードシリーズやサンバデアミーゴ、映像作品をもとにしたゴーストバスターズ、ストレンジャーシングスがこれから登場する。スタンドアロンのVRヘッドセットでこれだけのクオリティーを持ったゲームが遊べるようになるのは非常にうれしいポイントだ。
さらにデモは一定の広さがある部屋で行われたが、四方の壁や置かれた家具を認識して自動でプレイエリアが設定される様は、これまでのQuestシリーズを利用していた人にとってはインパクトがある機能だ。床に線を引いてエリア設定せずに済むだけで、ユーザーの気分的に没入感が高まる。
機会があれば、今後詳報をお伝えしたい。
Quest 3でMRコンテンツを強化
Quest 3について、報道陣向けの体験会に登壇したMetaの池田亮さん(Meta Reality Labs ストラテジックコンテンツパブリッシング 日本・韓国市場統括)は、「多くのユーザーにとって、Quest 3が初めてのMRデバイスになるだろう」と自信を見せる。
現在までにQuest向けのアプリは500を超えており、後方互換性も確保されている。Quest 3でもこれまでに登場したアプリをそのまま利用できる。2023年内にはゲームパッドを接続して利用できる「Xbox Cloud Gaming」にも対応するという。Metaは今後、世界中の開発会社とともに研究や検証を進めて、MRコンテンツを拡充する考えだ。
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