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PCゲームをとことん楽しむ! 17.3型の大画面で最新CPUとGPUの性能をフルに引き出すMSI「Alpha 17 C7Vシリーズ」が魅力的(3/3 ページ)

エムエスアイコンピュータージャパン(MSI)の「Alpha 17 C7Vシリーズ」は、17.3型の大画面を備え最新のスペックを盛り込んだパワフルなゲーミングノートPCだ。見どころの多い製品を細かくチェックした。

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モンスター級のパワーとハイレベルのゲーミング体験を実証

 ベンチマークテストの結果を見ていこう。MSI Centerの設定は、特に記載のない場合はUserScenarioが「究極のパフォーマンス」、GPUモードは「ディスクリートGPUモード」で統一している。参考として2021年購入のゲーミングPCのスコアも記載した。


テストに利用した環境

 CPUのパワーをダイレクトに反映するCINEBENCH R23のCPUスコアは、一般的なゲーミングノートPCでは最新モデルでも1万4000~1万9000pts程度であるところ、本機は3万1720ptsと突き抜けたスコアをマークしている。16コア32スレッドのRyzen 9 7945HXのポテンシャルをフルに発揮できていることが実証された形だ。

 PCMark 10のスコアも極めて優秀である。比較用に掲載した旧世代ゲーミングPC(Core i5-11400H+GeForce RTX 3050 Ti Laptop GPU)のスコアを圧倒的に上回っている。

 3Dゲーム系のテストの結果も文句ない。3DMarkでは、GeForce RTX 4070 Laptop GPU搭載機として、いずれも水準以上のスコアだった。レイトレーシングに対応した高負荷タイトルであるサイバーパンク2077のベンチマークテストでは、2560×1440ピクセルの「レイトレーシング:ウルトラ」設定で平均フレームレートが60fps以上と、快適なプレイができる水準だ。

 また、eスポーツ大会でも使用され、高速フレームレート/高速リフレッシュレート環境が好まれるレインボーシックス シージでも最低フレームレートで240fpsを大きく超えるスコアを記録した。リフレッシュレート240Hz対応ディスプレイのスペックをフルに生かした、理想的な環境でプレイが可能なパフォーマンスを備えている。


MSI Centerの設定は「ディスクリートGPUモード」「究極のパフォーマンス」、Windowsの電源設定は「最適なパフォーマンス」を基本にテストした

CINEBENCH R23のスコア。マルチスレッド性能を示すCPUスコアは並のハイエンドデスクトップPCをも軽く上回る

CINEBENCH 2024のスコア

Blender Benchmark(GPU)のスコア比較

PCMark 10のスコア比較。比較用に掲載した旧世代PCを大きく引き離す値だ

PCMark 10/Modern Office Battery Lifeのテスト結果。GPUモードは「MSHybrid」、UserScenarioが「バランス」の設定でバッテリー残量が3%になるまで5時間30分動作した

3DMarkのスコア比較。いずれのスコアもGeForce RTX 4070 Laptopのアベレージを上回っている

UL Procyon Benchmark Suites/AI Interface Benchmark(NVIDIA Tensor RT)のスコア。AI処理性能も優秀だ

FINAL FANTASY XIV:暁月のフィナーレベンチマーク(2560×1440ピクセル/最高品質)のスコア。このテストのみUser Scenarioを3種類測定したが、大きな差はなかった

FINAL FANTASY XV WINDOWS EDITIONベンチマーク(2560×1440ピクセル/高品質)のスコア

サイバーパンク2077(P2.01/2560×1440ピクセル/レイトレーシング:ウルトラ)のスコア

レインボーシックス シージ(2560×1440ピクセル/低品質)のスコア。最低FPSも240FPSを上回っており、240Hz対応ディスプレイをフルに生かせるパフォーマンスを持っていることが分かる

放熱システムも極めて優秀

 ハイスペックのゲーミングノートPCで気になる、発熱の処理も優秀だ。高負荷時は排気口のある奥側を中心に温度が高くなるが、ボディーの手前側に伝わらないよううまく分離されている。手がよく触れるパームレスト部分は全域で30度を下回る温度のままで、終始快適に使用できた。放熱システムは極めて優秀といえる。

 動作音については、User Scenarioが「究極のパフォーマンス」ではピーク時には大きな音になるが、「バランス」にすれば高負荷時もかなりマイルドになる。ベンチマークのスコアは「バランス」でも大きくは違わないため、終始「バランス」で利用しても良いし、MSI Centerに用意されている「Gaming Mode」を活用して、ゲーム時のみ「究極のパフォーマンス」設定で利用するのも良いだろう。


FINAL FANTASY XIV:暁月のフィナーレベンチマーク(2560×1440ピクセル/最高品質)終了直前にFLIR ONEで撮影したサーモグラフィー(室温23度)

室温23度、暗騒音30dBの環境でボディー前面から5cmの距離で測定した動作音の測定結果。高負荷時はFINAL FANTASY XIV:暁月のフィナーレベンチマーク実行中、低負荷時はYouTube動画の再生中だ

MSI Centerに用意されている「Gaming Mode」では、通常のScenarioにかかわらず、ゲーム時のみ自動で「究極のパフォーマンス」に切り替わるように設定できる

コスパ抜群のハイパフォーマンスゲーミングノートPC

 Alpha 17 C7Vシリーズの魅力は、ベンチマークテストでも実証されたパワフルなパフォーマンスと迫力の大画面、そして優れたコストパフォーマンスだ。

 CPU/GPU/画面/キーボードなど、ゲーミング体験に強く関わる部分は文句なしに豪華だ。その一方、インタフェースやWebカメラなどゲームとは関連の薄い部分を手堅くまとめることで、うまくコストを抑えている。その結果、ゲームを主目的としたユーザーにとってはコストパフォーマンスが高く、満足度の高い内容のモデルに仕上がっている。

 今回の評価機である上位モデルの実売価格は33万円前後、GPUがNVIDIA GeForce RTX 4060 Laptop GPUに、ストレージが1TB SSDになる下位モデル(Alpha-17-C7VF-3039JP)は実売28万円前後で販売されている。併せて検討するとよいだろう。


液晶ディスプレイの天面部分に用意されたロゴマーク
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提供:エムエスアイコンピュータージャパン株式会社
アイティメディア営業企画/制作:ITmedia PC USER 編集部/掲載内容有効期限:2023年11月17日

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