レビュー

気軽でカラフルなヘッドセットもいいぞ! ビデオ会議でも役立つロジクールの無線モデル「Zone 300」を試す(1/2 ページ)

ロジクールから、ポップな見た目のBluetoothワイヤレスヘッドセット「Zone 300」が発売される。発売日の5月30日を前に、実機を試してみた。

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 ロジクールが、シンプルなワイヤレスヘッドセット「Zone 300」を5月30日から発売する。同社直販サイトでの価格は1万1000円だ(税込み、以下同様)。カラーバリエーションは3色で、ミッドナイトブラック/ローズ/オフホワイトとなる。なお、ミッドナイトブラック以外の2色は、6月18日に発売予定だ。


ロジクールのBluetoothワイヤレスヘッドセット「Zone 300」のローズとパッケージ

3色のカラーバリエーションが用意される

 Zone 300はオンイヤータイプのヘッドセットで、左側ユニットにブームマイクを搭載する。こういったヘッドセットは、ゲーム向けというイメージが強いが、Zone 300はオンライン会議向けを意識した製品となっている。なお、デザイン的には発売中のUSBヘッドセット「H390」(4180円)と同等で、H390のBluetooth版といった雰囲気もある。

 今回、そのZone 300の評価機を借用できたので、H390と比較しつつ、レビューしていこう。

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いたってシンプルなワイヤレスヘッドセット

 Zone 300は約122gと軽量だ。軽量化に一役買っているプラスチックの外観はシンプルとも言えるが、人によってはチープに感じるかもしれない。この辺りは好みが分かれるところだろう。

 ちなみに、サステナビリティーに配慮し、プラスチック部品には42%(ブラックは55%)の再生プラスチックが利用されている。


Zone 300(左)とUSB有線の「H390」(右)。デザインはほぼ共通だが、H390のUSB端子はStandard-Aで、Zone 300はUSB Type-Cとなる

付属品一覧。充電用のUSB Type-C→USB Type-Cケーブルが付属する

 有線モデルのH390はUSBケーブルの途中にコントローラー部があったが、ワイヤレスのZone 300では代わりに左側ユニットに操作ボタンを装備している。電源ボタンとボリューム調整に加え、通話ボタンを搭載しており、着信応答も可能だ。

 充電はUSB Type-C端子経由で行う。フル充電で最長20時間の音楽再生と16時間の通話を行える。また、5分の充電で最長1時間の通話に対応するが、残念ながらUSBを利用した有線接続では利用できない。


電源ボタンの長押しでBluetoothペアリングモードになる。対応コーデックはSBCとAACだ

 30mmドライバーを使ったヘッドフォンは、一般的なオーバーイヤータイプと比べるとかなり小さい。また、耳を覆うのではなく耳の上に乗せる形になるため、若干だが圧迫感は感じる。ただ、H390と比べるとクッションも柔らかく、締め付けも緩い印象だ。とはいえ、試用したH390の経年劣化という可能性もあり、ほぼ同等と思ってもらったほうがいいかもしれない。


Zone 300(左)とオーバーイヤーヘッドフォンのソニー「WH-1000XM4」(右)。後者のドライバー径は40mmだ

クッション性のあるカラーパッド

クッションは着脱できる

 マイクは可動式で、上に跳ね上げれば自動でミュートとなるフリップミュート機能を備える。在宅ワークでオンラインミーティング中に家族が話しかけてきて、あわててアプリを操作したり、マイクを手で握ったりして会話が聞こえないようにした経験がある人にとっては、跳ね上げるだけで済むのはとっさの際に便利だろう。


マイクの形状はH390(左)とは異なっており、デュアルノイズキャンセリングマイクを搭載する

Zone 300を装着したイメージ

有線モデルのH390を装着したイメージ
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