音声操作にも対応! ベッドサイドで使えるMerossのスマートランプを試す:山口真弘のスマートスピーカー暮らし(1/3 ページ)
スマートスピーカーやその関連デバイスについて、試行錯誤を繰り返しつつ、機能をバリバリ使えるようになる(予定)までの過程を、時系列でお届けする連載。今回は、Meross Technologyのスマートランプ「MSL430」を試した。
Meross Technologyの「MSL430」は、ベッドサイドに設置できるスマートライトだ。一般的なスマート電球が、さまざまな照明器具に取り付けることを前提に電球単体で提供されているのと異なり、本製品はベッドサイドへの設置を前提に、据置型のスタンドという形で提供される。実機を購入したので、試用レポートをお届けする。
ベッドサイド向けの製品 タッチで操作可能
本製品の背丈は、おおむね500mlのペットボトルと同程度だ。一方で、直径は2Lのペットボトルに近く、かなり寸胴の体型となる。
本体をざっと見たところ物理ボタンは見当たらないが、実際には天板部がタッチパネルになっており、一通りの操作を行える。具体的には、シングルタップで点灯、ダブルタップで消灯だ。さらに長押しするとライトが徐々に明るくなっていく。調光機能も備えており、点灯中に繰り返しタップすると、ライト本体の色がカラフルに変化する。
もっとも、このタッチによる操作性はいまひとつだ。例えば明るさの調整は、長押しをすると徐々に明るくなっていき、最大値まで達した時点で最小値に切り替わる仕組みなので、暗くしたい場合であっても、いったん最大まで明るくしなくてはいけないからだ。行き過ぎてしまうと、もう一周しなくてはならないのもつらい。
これと同様に、うっかりライトの色を変えてしまった場合、元の色に戻るまで何度もタップしなくてはならない。そもそもライトをピンクやブルーに変える機能自体、利用頻度は極めて低いはずだが、それを点灯中のシングルタップという、無意識に行いがちな操作に割り当てているのはいただけない。機能自体を無効化できてほしかったところだ。
そのため、本製品を直接操作する場合はシンプルなオンとオフの操作に限定するのが、ベターであるように思われる。それ以外の操作については、この後に紹介するスマートフォンアプリか、もしくは音声操作に任せた方が、ストレスなく利用できるだろう。
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