最大36W出力、実売1.5万円のモニタースピーカー「Edifier MR3」をチェック 本格派だがライトユースにも優しく見た目も美しい(4/4 ページ)
モニタースピーカー「Edifier MR3」の使い勝手や機能をチェック!
24bit/96kHzのハイレゾオーディオ認定済み
MR3は機能面の充実さだけでなく、24bit/96kHzのハイレゾ音源を正しく再生できるスピーカーとして外部認証を受けている。
ただし、あくまでHi-Res AUDIO認定のみで、「Hi-Res AUDIO WIRELESS」の認証ロゴは特に見当たらない。とはいえ、BluetoothのLDACコーデックに対応していれば、ハイレゾ音源を流すことでHi-Res AUDIO相当の視聴体験を得られるようになるはずだ。
しかし、取り扱い説明書や公式サイトでは対応するBluetoothオーディオコーデックの記載が無い。念のためLDACに対応したPixel 8aとBluetoothペアリングを実施し、開発者向けオプションから対応するBluetoothオーディオコーデックの対応状況を確認した。
結果としては、残念ながらMR3は、BluetoothオーディオコーデックがSBCにしか対応していないようで、LDACはグレー表示となっている。
つまり、MR3はワイヤレスでハイレゾ音源を本来の音質で楽しむことはできない。ハイレゾ音源を視聴したい場合は、有線で接続する必要があるので、注意が必要だ。
気になる点もあるがコスパ優秀の本格的なモニタースピーカー
MR3は上級者向けに細かな調整ができるが、プリセットが用意されたシンプルなイコライザーモードによって、初心者にもおすすめできる製品に仕上がっている。有線接続だけでなく、Bluetoothによるワイヤレス接続も利用できるため、かなりオールマイティーなスピーカーに仕上がっている。
ただ、プリセットのイコライザーの少なさや、Bluetooth接続ではハイレゾオーディオがフルで楽しめないといった気になる点もあるが、実売価格が1万4980円であることを踏まえれば、非常に優秀なモニタースピーカーといえるだろう。
(製品協力:Edifier Japan)
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