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PCでモンハンワイルズやるなら見た目も大事! MSIの最新ケース「MAG PANO 100R PZ」で今どきのゲーミングPCを自作して分かった気付き(2/3 ページ)

エムエスアイコンピュータージャパン(MSI)から、新作のゲーミングPCケースが登場した。早速、人気タイトルを満喫すべくPCを組んでみた。

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MSIの最新電源とMAGグレードマザーボードをチョイス

 さて、今回の使用パーツを紹介しよう。

 パーツの一覧は下記の通りだ。狙っていきたいのは、モンスターハンターワイルズの4K/ウルトラ画質での60fps超で、これを実現するにはハイエンドな構成が必須となる。CPUも最強に近いもの、グラフィックスカードもハイエンドクラス、メモリも32GBは最低必要でストレージも速い方が良い。これらを動かす電源ユニットも、安心の1000Wクラスとした。

今回利用したPCパーツ
CPU AMD Ryzen 7 9800X3D(8コア16スレッド/L3キャッシュ96MB)
マザーボード MSI MAG X870E TOMAHAWK WIFI(AMD X870Eチップセット搭載)
メモリ 16GB×2(DDR5-6000 )
ストレージ 1TB(PCI Express 4.0 x4/NVMe)
グラフィックスカード MSI GeForce RTX 4080 16GB SUPRIM X(OCモデル)
ケース MSI MAG PANO 100R PZ(ATX/microATX/Mini-ITX対応)
CPUクーラー 簡易水冷ユニット(360mm)
電源 MSI MPG A1000GS PCIE5(80PLUS GOLD/1000W/ATX 3.1/PCI Express 5.1対応)
OS Windows 11 Pro

 ただ、ここまでご覧いただいた人は、一つ引っかかったかもしれない。グラフィックスカードが一世代前のハイエンドモデル「GeForce RTX 4080」という点だ。

 GeForce RTX 50シリーズが登場した今なのになぜ!?  というのはごもっともである。本来なら、それを用いたいが現状では秋葉原でも入手がかなわない。モンスターハンターワイルズのリリースタイミングも合わせて市場から高性能なグラフィックスカードが消えた状況だ。

 このような事態なので、新規にゲーミングPCを組むにせよ、お目当てのGeForce RTX 50シリーズが入手できるまでは、手持ちのグラフィックスカードを使い回す人も多そうだ。

 そのため、ここではMSIの「GeForce RTX 4080 16GB SUPRIM X」をピックアップしてテストした。旧世代とはいえハイエンドモデルであり、同時にMSIのグラフィックスカードの中でも最大クラスの長さ約336mmなので、これがMAG PANO 100R PZに搭載できればほとんどの拡張カードは問題ないことの証にもなる。


CPUには“ゲーミング最強”といわれる「Ryzen 7 9800X3D」を選んだ

GeForce RTX 4080 16GB SUPRIM Xは、MSI製品でも最大級クラスのサイズとなるグラフィックスカードだ

 実はMAG PANO 100R PZと共に、電源ユニットのMSI「MPG A1000GS PCIE5」も2025年の新製品となる。国内で購入できるハイエンドグラフィックスカードも、12VHPWR(あるいは12V-2x6)が採用され始めて2世代目だ。

 GeForce RTX 40シリーズ、特に大きな電力を要求するGeForce RTX 4090では12VHPWRプラグの発火などのトラブルを耳にすることもあったが、PCI Express 5.1では12V-2x6という安全性を高めたプラグが導入された。

 MPG A1000GS PCIE5は、ATX 3.1/PCI Express 5.1準拠と最新仕様を満たす新モデルで、より安心してハイエンドGPUを運用できる。保証も10年間と長い。新たに自作するという人は、MPG A1000GS PCIE5、MPG GSシリーズもチェックしよう。


最新電源ユニットのMSI「MPG A1000GS PCIE5」。最新規格に準拠しつつ、1000Wの大出力を備える

12VHPWRから12V-2x6に置き換わったプラグ。プラグ先端部分の色分けは、プラグを確実に挿せているかどうかを判別しやすくするものだ

12V-2x6も2基用意されている

準ファンレス機能「Zero Fan Mode」を搭載……というよりも、これのオン/オフを必要に応じて切り替えられるのが大きなポイントだろう

135mmの流体軸受けファンを採用する

 そしてマザーボードは人気の「MAG X870E TOMAHAWK WIFI」だ。MAG PANO 100R PZもMAGグレード、マザーボードもMAGグレードで合わせてみた。結果的に直線を多用しているMAG PANO 100R PZに、直線デザイン主体のMAG X870E TOMAHAWK WIFIがいい具合にマッチしていると思うがいかがだろうか。


マザーボードには、売れ筋の「MAG X870E TOMAHAWK WIFI」をピックアップした

マザーボードでもツールレス化が進んでいる。写真はSSD用ヒートシンクをワンタッチで外しているところ。EZ DIYはMSI製品全体で採用が進んでおり、自作PC初心者を優しくサポートしてくれる。これは上級者にとってもうれしいところだ

データ転送速度40Gbps対応のUSB4、5GbE対応の有線LANなどインタフェースも高速&充実している

このWi-Fiアンテナも、面倒なねじ込み式ではなくプッシュ式で簡単に接続できるため非常に便利だ

実際に組んでみたPCをお披露目

 PGが組み上がった状態は、写真で確かめてほしい。


実際に組み上げた状態。MAG PANO 100R PZは標準で4基のARGBファンを備えているが、そこに360mm簡易水冷ユニット(上部)と3基の120mmファン(下部)を追加した

左側面から見たところ

前面下部にある同社のエンブレムも、当然光る

こちらは同社のグラフィックスカードサポートステイ「MPG ARGB GRAPHICS CARD STAND」を設置したところ。写真のブラックに加え、ホワイトカラーも用意される

 LEDライティングをしつつも、なかなかシックに見えるのではないだろうか。上のイメージカットでは底面にファンを追加した計10基のMAX状態だ。ちなみにその底面ファンは、見栄えのために排気向きに装着しているが、実際に組む際は吸気向きとしたい。そしてここも見栄えのよいリバースファンを組み合わせるのがよいだろう。

 なお、さらにこだわる人に向けて手持ちのライザーケーブルを使って、グラフィックスカードの縦置きレイアウトのイメージカットも撮影した。


MAG PANO 100R PZに付属する縦置き用のステイを使って、グラフィックスカードを縦位置で配置したところ

縦置きにすることでグラフィックスカードの存在感が増すが、ファン面が光るタイプを選ぶとさらに“映える”だろう

 こちらも、なかなか雰囲気が良い(肉眼ではもっとよく見える)。ただし、組んでみたことで得た教訓として、このレイアウトではファン面にARGB LEDを搭載したグラフィックスカードの方がベターとお伝えしたい。光らないグラフィックスカードだと、暗い室内ではグラフィックスカードの存在感が薄まってしまうからだ。

 ちなみにGeForce RTX 50シリーズでは、VANGUARD/TRIO/SUPRIMなどがファン面にARGB LEDを用意しており、VENTUS/INSPIREはファン面のLEDが非搭載になっている。

提供:エムエスアイコンピュータージャパン株式会社
アイティメディア営業企画/制作:ITmedia PC USER 編集部/掲載内容有効期限:2025年3月28日

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