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一足先にSynologyの「BeeStation Plus」を見てきたCOMPUTEX TAIPEI 2025

台湾で開催中の「COMPUTEX TAIPEI 2025」に、Synology(シノロジー)がブースを出展している。どのようなモデルが展示されているのがチェックした。

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 台湾で開催中の「COMPUTEX TAIPEI 2025」に出展しているSynologyブースでは、発表されたばかりのパーソナルクラウド「BeeStation Plus」や、NASの「DiskStation DS425+」など、同社製品やソリューションが一堂に会していた。


TaiNEX 1の1階にあるSynologyのブース

法人向けから個人向けまで製品が一堂に

 Synologyのブースは台北南港展覧館第一ホール(TaiNEX 1) 1階の「Storage & Management Solutions」にあり、法人向けから個人向けまで、さまざまな製品が並んでいる。

 中でも、日本で発表されたばかりのBeeStation Plusは、HDDの容量が従来の倍となる8TBとなり、新たに動画を個人用ストリーミングライブラリーに変換できる「Plex Media Server」機能に対応する他、パフォーマンスも向上しているなど見どころが多い。

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発表されたばかりのパーソナルクラウド「BeeStation Plus」(左)。右は従来モデルの「BeeStation」だ

RJ-45の有線LAN端子や2基のUSBポート(うち1基はUSB Type-C)といったインタフェース、ボディーサイズは従来モデルから変わらない。重量は約380g増加している

BeeStationの隣には、外付けポータブルSSD「BeeDrive」があった。ソフトウェアの更新でiCloudへのアップロードに対応するなど使い勝手が増している

多彩なNASをラインアップしている同社だが、勢ぞろいすると壮観だ

 一方、法人向け製品でも21日にリリースされたAMD EPYC搭載のオールフラッシュストレージ「PAS7700」や「PAS3600」のラックマウントに入った形でチェックできた。

 また、同社初となるPoE対応の有線LANスイッチ「PSシリーズ」も3モデルが展示されていた。最上位の「PS2600+」は、合計26ポート対応で10G SFP+ポートも2基用意する。合計10ポートの「PS1000+」は2基の1G SFP+ポートを備え、シンプルな5ポートモデル「PS500」もある。

 同社では「これまでカメラやストレージ、ソフトウェアのみの提供だったが、PSシリーズの登場でシステムとしてサービスを提供できるようになる」とアピールしている。


ラックマウントに入った「PAS7700」(上)と、拡張ユニットの「PAX224」(下)。どちらもフロントカバーを外した状態だが、数多くのSSDを内蔵できるのが分かる

同社初のPoE対応の有線LANスイッチで最上位モデルとなる「PS2600+」

5ポートモデルの「PS500」(左)。サードパーティー製の工事現場関連ソフトウェアとの連携も可能だ

最大100台のカメラを接続可能なSurveillance Stationのラックマウント新モデル「DVA7400」

専用のソフトウェアを使うことで、カメラからの映像を加工したり保護したり活用したりできる。煙の検知も可能だ

こちらはビジネス現場の生産性を高めるツールである「Synology ChatPlus」の画面。AI機能の強化が特徴で、ユーザー側でAPIのキーを用意する必要があるが、さまざまなLLMを利用できる。現行の「Synology Chat」の後継に位置づけられ、2025年度内に提供の見込みだ

新たに自社製のビデオ会議ツール「Synology Meet」も開発中で、Synology ChatPlusの画面からも呼び出せる。こちらもAI機能を活用でき、チャットのリアルタイム翻訳も行える

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