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裏配線モデル「PROJECT ZERO」の新製品や360mmサイズの液晶、ハンダピンがないマザーも! MSIブースで感じたPC DIYの最新トレンド:COMPUTEX TAIPEI 2025(2/4 ページ)
見本市「COMPUTEX TAIPEI 2025」のMSIブースでは、自作PC関連で注目のパーツが多数展示されていた。ちょっと先の未来を紹介しよう。
見せるための水冷クーラー「MPG CORE LIQUID P13 360」
水冷クーラーの新製品も2つ展示されていた。「MPG CORE LIQUID P13 360」は、カスタマイズ可能な2.1型液晶ディスプレイを搭載した水冷クーラーだ。液晶ディスプレイは、CPUの動作周波数や温度などのハードウェア情報と時計の表示に加え、YouTube動画の再生、拡張ディスプレイとしての利用が可能だ。
さらにIntelとAMDのマザーボード、どちらでも使える固定パーツ「UNI BRACKET」、リテンションのネジを隠してすっきりと見せる「EZ CAP」が付属するなどの特徴を持つ。水冷ヘッドから電源ケーブルが露出しない工夫がされているのもポイントだ。
チューブの露出を最小限に抑えたハイエンド水冷クーラー
もう1つ、ハイエンドのMEGシリーズに属する高級水冷クーラー「MEG CORELIQUID E13 360」も展示されていた。最大の特徴は水冷ヘッドに装備した6型の液晶ディスプレイで、マグネットとポゴピンで簡単に着脱でき、縦位置でも横位置でも設置できる。
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また、チューブの接続口をラジエーターの中央に配置する「CENTER FLOW RADIATOR DESIGN」を採用し、チューブの露出を最小限に抑え、フロント部のビジュアルを邪魔せずさっぱりと見せる仕上げになっている。付属のグリスも新開発した意欲作で、評価が高ければグリス単品でも発売を検討しているという。
水冷クーラーの新製品「MEG CORELIQUID E13 360」。6型の液晶ディスプレイは縦位置/ 横位置の両表示対応で、マグネットとポゴピンで簡単に着脱できる。チューブの接続口をラジエーターの中央に配置する「CENTER FLOW RADIATOR DESIGN」も見どころだ
「NEXT GENERATION THERMAL COMPOUND」と呼ばれる新開発グリス。半年以上、1000個くらいのサンプルを作ってテストし、評価が高ければグリス単品でも発売を検討しているという意欲作だ。なお、MEGロゴの形に塗られているのは「展示用」となる
MEG CORELIQUID E13 360と新型ピラーレスケース「MEG MAESTRO 900」を使用してビルドされたPC。マザーボードの両脇に「MAG VISION LITE 12」を設置し、ゴージャスなビジュアルに仕上がっている。
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