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裏配線モデル「PROJECT ZERO」の新製品や360mmサイズの液晶、ハンダピンがないマザーも! MSIブースで感じたPC DIYの最新トレンドCOMPUTEX TAIPEI 2025(3/4 ページ)

見本市「COMPUTEX TAIPEI 2025」のMSIブースでは、自作PC関連で注目のパーツが多数展示されていた。ちょっと先の未来を紹介しよう。

Mini-ITXマザーボードの新製品が3種類

 Mini-ITXマザーボードの新製品も3種類展示されていた。MPG X870I EDGE TI WIFIは、Mini-ITXながら高い拡張性が特徴だ。付属のドーターカード(5-in-1 Xpander)と合わせて、M.2ソケットは3基搭載可能だ。うち1基はPCI Express 5.0 x4にも対応する。

 さらに、フルスピードのWi-Fi 7と5GBASE-T対応の有線LANをサポートするなど高速な通信機能も魅力だ。また、「MPG 850I EDGE TI WIFI」と「MPG B860I EDGE TI WIFI」は、それぞれAMDとIntelのメインストリームチップセットを採用し、手堅くまとめたスタンダードモデルとなる。ユーザーの選択肢が増えるのは朗報だろう。


MPG X870I EDGE TI WIFIは、AMD X870チップセットを搭載したMini-ITXの多機能マザーボードだ

MPG X870I EDGE TI WIFIは、裏面にもM.2ソケットが装備される

MPG X870I EDGE TI WIFIは、M.2ソケットやSATAポートを拡張するドーターカード(5-in-1 Xpander)が標準で付属している

MPG X870I EDGE TI WIFIのI/O部分。フルスペックのWi-Fi7の無線LANなど装備も充実している

MPG 850I EDGE TI WIFIの展示機

MPG B860I EDGE TI WIFIの展示機

ラグジュアリーな演出と10GBASE-T対応が特徴の「MEG X870 ACE」

 AMD X870チップセットの新製品「MEG X870 ACE」の姿もあった。これまでMPG X870E CARBON WiFiが最上位だったATXフォームファクターのX870系マザーボードとしては最上位で、豪華な機能とラグジュアリーなデザインが特徴だ。

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 I/O部分のライティング機能は2層構造になっており、立体感のある凝った演出が楽しめる。機能的には、10GBASE-T対応の有線LANがポイントだ。「最上位のX870E GODLIKEほど高価ではない10GBASE-T対応の製品がほしい」との要望があったということで、それに応えた。


MSIのAMD用X870系のATXマザーボードとしては最上位になる「MEG X870 ACE」。光沢感の強いヒートシンクと、ライティング機能によるラグジュアリーなビジュアルが特徴だ

I/O部分のライティング機能がパワーアップしてライティング層が2層構造になり、立体感のある演出が楽しめる。要望が多かったという10GBASE-T対応の有線LANも装備している

VTuberとのコラボPCとAIボイスアシスタント

 人気VTuber「IRONMOUSE」とのコラボPCも展示されていた。ピンクを基調にしたポップなデザインが印象的だ。そのPC上では、LLMを搭載したMSIのAIボイスアシスタント「MIA」のデモが行われていた。MIAはMSI製品のエキスパートで、MSI製品について質問すると音声で答えてくれる。


VTuber「IRONMOUSE」とのコラボPCを展示していた

X870E EDGE TI WIFIベースのマザーボード。ピンクを基調にしたかわいらしい外観に仕上がっているが、やはりドラゴンは欠かせない

コラボPCの構成

コラボPC上で動作していたMIA

MSIとRed Pill Labが共同開発した「DigiME」というAIアバター作成ソフトがベースになっているようだ
日本語でもOKというので試してみた。反応が遅かったり、表情の作り込みがイマイチだったりするが、面白い試みではある

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