元Appleのジョナサン・アイブが手掛けるフェラーリ初EVの内装デザイン公開 物理ボタンとデジタルの融合(3/3 ページ)
フェラーリは初の電気自動車「Luce」のインテリアを披露した。ジョナサン・アイブ氏率いるLoveFromが設計に参画し、物理スイッチとデジタル表示を高度に融合。直感的な操作性と伝統的な質感を両立させている。
計器類はデジタルと機械式針のハイブリッド
計器類を収めるビナクルは、ステアリング・ホイールと連動して動く設計とした。これにより、どのようなハンドル位置でもドライバーからの視認性を確保できるという。中央には速度とバッテリー残量を示す機械式針とデジタルのハイブリッドメーターを配置し、左側には電力回生状況を示すパワーメーター、右側にはGメーターやタイヤ状況を表示できるドライバーメーターを独立して配置している。
運転席の正面には、単体のアルミニウムから削り出された3本スポークのステアリングホイールを配置した。ハンドルを握ったまま主要な操作が可能な「アナログ・コントロール・モジュール」を備え、電力供給を最適化する「E-Manettino」や、走行特性を切り替える「Manettino」を操作できる。パドル操作でトルクを制御できる「マニュアル・トルク・コントロール」も採用し、磁気メカニズムによる小気味よいフィードバックのある操作感を実現しているという。
車両の始動には物理的なキーを使用する。キーを挿入するとイエローの光がインタフェース全体に広がり、シフト操作が可能になる仕組みだ。さらに、頭上のコントロールパネルには、加速パフォーマンスを最大化する「ローンチ・モード」を起動するための物理レバーを配置した。
同社は、Luceのプロジェクトについて「電動化は目的ではなく手段であり、デザイン、エンジニアリング、そして想像力が融合し、かつて存在しなかった何かを生み出す新しい時代だ。シンプルで純粋、そして心を揺さぶるルーチェは、明晰(めいせき)さとインスピレーションの象徴となり、妥協のないビジョン、透明なデザイン、あらゆる繊維に感じられる静かなエネルギー、そして機能によって形作られたフォルムといった、フェラーリのイノベーションへのアプローチを体現している」としている。
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