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混迷のAI時代、新生LAVIEとして生まれ変わった新型A4ビジネスノートPCは情シスを救う“伴走者”となるか

NECPCが法人向けPCを「LAVIE」ブランドへ刷新。AI時代の「伴走者」として進化した新A4ノートPCは、セルフメンテナンス構造や対話型AIサポートなどを備え、情シスの負担と見えないコストを劇的に削減できる。その真価を解説する。

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 日々変化する複雑なビジネス環境の中、業務で使用するPCの選定や運用に頭を悩ませてはいないだろうか。特に昨今は、生成AIをいかに活用できるかが企業の明暗を分けるといっても過言ではない。ビジネスPCが担う役割は、これまで以上に重要になってきている。

 そうしたAIへの対応だけでも手いっぱいな状況で、さらにPC本体の調達コストは日を追うごとに高騰している。予算の制約と要求スペックの向上という板挟みの中、どのベンダーのPCを選ぶべきかは、情報システム部門(情シス)にとって極めて悩ましい問題だ。そんな中、混迷を極める現状に一石を投じる、ある大きなニュースが飛び込んできた。

NECPCの法人向けPCが「LAVIE」ブランドに統合 その真意とは

 これまでビジネスPCの選定といえば、組織全体の生産性向上にいかに寄与するかという視点が一般的であり、生産性をサポートするデジタルツールとしての価値が求められていた。

 しかし、本格的なAI時代へ突入した今、その価値基準は劇的に変わりつつある。これからのPCは、単なる作業用の道具という枠を超え、AIを活用しながらビジネスユーザーの価値創出や迅速な意思決定を支える「伴走者」としての役割が求められる。──ビジネスPCのベンダーとしておなじみのNECパーソナルコンピュータ(NECPC)が、そのような考えをもとに大きな舵を切った。

 これまでの「ビジネスを止めないプロフェッショナルのためのツール」から、一歩進んで「働く人を支え続けるブランド」として、法人向けPCのラインアップを従来の「Mate」と「VersaPro」から、「LAVIE」ブランドへ統合し、刷新したのだ。


NECPCのビジネスPCブランド刷新の発表会にて。当日は多くの報道陣が足を運んだ。左からNECPCの三島達夫氏(商品企画本部長)、檜山太郎氏(代表取締役 執行役員社長)、宮前豊氏(業務執行役員 兼 コマーシャル事業本部長)

 ブランド名は統合されたが、NECPCならではの充実したサポートや盤石な販売体制は健在だ。同社の何よりの強みは、「国内生産/国内サポート」による圧倒的な安心感にある。企画/開発から最終組み立て、検査、販売に至るまでを一貫して日本国内で完結する体制は、海外ベンダーには模倣できない大きなアドバンテージだ。これこそが、他社と比べてより手厚いサポートを受けられる土台となっている。

 特に品質に対するストイックさには、情シスの筆者のようにITインフラやモノづくりに関わる者として、目を見張るものがある。実際、NECPCは企画/開発フェーズで品質向上を常に追求し、製品の評価基準や試験方法を継続的に見直している。

 その上で改良を重ねながら試作機を製作し、その段階で厳しい品質基準を満たして初めて次の工程へと進めるという、極めて厳格な体制を敷いている。

 こうしたこだわりは量産体制に移っても変わらない。製品搭載前のパーツに対し、ロットごとに温度や振動などの負荷をかけた状態で長時間の連続試験を実施。徹底的に信頼性と耐久性を検査してから製品を世に送り出している。

 ブランド名がLAVIEに統合されても、そのような裏付けをもって「最も安心して選べるブランド」である事実に、いささかの揺るぎもないだろう。

 では、リブランドとあわせて登場した新モデルは、情シスの現場課題を具体的にどのように解決へ導くのだろうか。今回はA4ノートを中心に、新生LAVIEが目指す姿について詳しく見ていこう。

現役情シスが読み解く、新A4ノートの“現場に効く”ポイント

 ビジネス向けのノートPCを選定する際、まず頭に浮かぶのは13~14型クラスで1kgを切るようなモバイルノートPCではないだろうか。かばんにすっぽり収まり、軽快に持ち運べるモバイルPCは、確かに外出や出張の多い職種にとっては極めて有力な選択肢である。

 しかし、全社一括で配備する標準機として考えた場合、モバイルノートPC一辺倒の選定には少々疑問が残る。そこには、無視できない2つのコスト面の課題が存在するからだ。

 1つ目は、言うまでもなく「調達コスト」だ。ボディーを極限まで薄く軽く仕上げるための特殊素材や、限られたスペースにコンポーネントを詰め込む高密度設計、そして長時間駆動を支える高性能バッテリーなど、これらモバイル性を追求するための仕様には当然ながら相応のコストが上乗せされる。

 同じCPU、同じメモリ、同じストレージ容量であっても、A4サイズの据え置き型PCと比較すると、調達価格は割高になりがちだ。

 2つ目は、「コストに見合う場面が実際にどれだけあるか」という本質的な問いである。社内の自席と会議室を往復する程度、あるいはたまの在宅勤務で持ち帰る程度の使い方であれば、たとえPCの重さが約1kgだろうが、約1.9kgであろうが、業務生産性を左右することはまずないと考えられる。

 つまり、持ち運ぶ頻度が極めて低い従業員に対してもモバイルノートPCを選定することは、過剰な費用を支払うことを意味する。さらに画面サイズが小さい分、オフィスや自宅での作業時には外部ディスプレイやドッキングステーションの追加導入を余儀なくされる。結果として、周辺機器のコストと管理対象デバイスが増加してしまう本末転倒なケースも少なくない。

 そこで現実的な最適解として選択肢に入ってくるのが、A4サイズのビジネスノートPCだ。同じ予算であれば、モバイル性に回していたコストをCPUやメモリ、ストレージに投資できるため、より高スペックで快適な環境をユーザーに提供できることになる。

 今回、NECPCが発表した新製品の中でも、いわゆる“A4ノート”に位置付けられる「LAVIE BN76C」「LAVIE BN56C」「LAVIE BN56R」は、まさに「現場における費用対効果の最大化」を真正面から狙った製品群だ。かつての「重くて、大きくて、大量導入を優先した安価なモデル」という旧来のイメージを一新する仕上がりになっている。


LAVIE BN76Cの16型モデル

 ここからは「ディスプレイ」「インタフェース」「重量」「耐久性」「セキュリティ」という5つの観点から、これら新モデルがいかに現場の情シスとユーザーの課題に“効く”のか、具体的に解説しよう。

「16:10」がもたらす情報量と、混在配備を許容する画面サイズの選択肢

 新モデルのA4ビジネスノートPCは、従来の15.6型(16:9)に加え、16型(16:10)ディスプレイが選択可能となった。


アスペクト比16:10のディスプレイを選択できるようになったことで、縦の解像度がアップした(写真はLAVIE BN76C)

 横幅を変えずに縦の表示領域が約120ピクセル分も広がることで、例えばExcelの表示行数やWebやPDFの表示範囲が広がり、スクロールする手間が減少する。画面分割でのマルチタスクも快適になり、従業員の生産性向上が期待できる。

 さらに情シスにとって大きなメリットとなるのが、同一シリーズ内で「15.6型」と「16型」を選べる点だ。現場のニーズや業務スタイルに合わせて適した画面サイズを選べる一方で、情シス側の管理基盤はそのまま維持できる。シリーズが統一されているため、キッティング手順やドライバー管理の手間を増やすことなく、社内それぞれに適した配置が実現する。

「有線LAN」と「光学ドライブ」を標準搭載、さらに3方向USBの妙技

 薄型モバイルPCでは省かれがちな有線LANポートと光学ドライブだが、現場では依然として不可欠な装備だ。

 電波の届きにくい工場やセキュリティの厳しい環境では有線LANが必須であり、有線LANポートがあれば情シスによるキッティングやトラブル対応も容易だ。また、官公庁や医療機関など、ディスク媒体でデータを扱う現場では、外付けドライブを別途管理する手間を省ける。

 後述するが、LAVIE BN76CはUSBポートを「左右と背面」の3方向に分散配置している点も秀逸だ。複数の周辺機器を接続してもケーブルが集中せず、デスク上の煩雑さを防げる。使いやすい位置にあるポート配置は、毎日PCをフル活用するユーザーのストレスを大きく軽減する。

16型大画面で「2kg切り」という、モビリティの新常識

 A4ノートシリーズ最上位モデルのLAVIE BN76Cは、16型の大画面を搭載しながらも、重量約1.9kg(光学ドライブ非搭載時)と、2kgを切る重量を実現している点も見逃せない。

 従来、このクラスのノートPCは持ち運びを前提とせず、2.2kg~2.5kg超の重厚なボディーが当たり前だった。

 しかし、大画面でありながら2kgを切る重量であれば、社内での会議室移動はもちろん、拠点間の移動や客先への持ち出し、さらには週数回のハイブリッドワークによる持ち帰り運用においても、十分に実用範囲内のモビリティを実現できる。


A4ノートシリーズ最上位モデルのLAVIE BN76Cは重量約1.9kg(光学ドライブ非搭載時)という軽さも魅力だ

 画面サイズを犠牲にすることなく、フットワークの軽さも担保できるこの絶妙なバランスは、多様な働き方が混在する現代のオフィスにおいて強力な選定理由となる。

「壊れにくい安心感」が、情シスの貴重な1日を守る

 オフィスや現場におけるPCのハードウェアトラブルは、常に情シスの突発的なタスクとして割り込んでくる。デスクの上で飲み物をこぼした、カバンの中で圧迫されて画面が割れた、移動中に机の角にぶつけたなど、現場で耳にするトラブルを挙げればキリがない。

 こうした不慮の事故に対し、新モデルは防滴設計や極めて厳しいMIL規格にも準拠している。頑丈に作り込まれている点は、現場に絶大な安心感をもたらす。

 ハードウェアが壊れにくいということは、単に修理費用を抑えられるというレベルの話にとどまらない。代替機の手配、データの移行作業、ベンダーへの修理進ちょく確認、そして故障によって従業員の業務が一時停止するダウンタイムといった、目に見えにくい膨大な「隠れコスト」を未然に防ぐことに直結している。

 最初から耐久性を最優先に設計されたPCを選ぶことは、情シス自身の大切な業務時間を守るための、最も効果的な投資といえる。

「BIOS改ざん」から自動復旧する、究極の運用自動化とセキュリティ

 そしてセキュリティ面で注目したいのが、UEFI(BIOS)などの回復力に関する米国の厳格なセキュリティガイドライン「NIST SP800-193」への準拠だ。

 一般的なセキュリティソフトはOS起動後を監視するため、起動前のBIOSが改ざんされると対策が極めて困難になる。しかし本モデルは、万が一BIOSの改ざんや破損を検知した場合、安全に退避させていた正常なイメージから自動的に復旧する自己修復機能を備えている。

 これにより、深刻なエラーが発生してもPC自身がセルフリカバリーを行う。管理者が現地に赴いての復旧作業や、端末回収の手間がなくなり、ダウンタイムと運用コストを劇的に削減できる。

 昨今、調達要件にファームウェア保護を盛り込む企業が増加している。サプライチェーン全体で求められるセキュリティ基準が高まる中、次期PCの更新においてこのレベルの備えはもはや必須といえる。

「セルフメンテナンス」可能な設計が情シスと従業員を救う

 ノートPCの多くはメモリやバッテリーが密閉構造になっており、トラブル発生時にはメーカー修理や買い替えが必要になる。その結果、数日間のダウンタイムが生じ、代替機の調達や再キッティングなど、情シスと従業員に多大な負担を強い、工数の増加を招いてしまう。

 これに対し、今回紹介した新モデルは、情シスや従業員自身で「簡単かつ安全」に行えるセルフメンテナンス仕様を採用している。最大の特徴は、工具を一切使わず3ステップで内部にアクセスできる点だ。

  • 背面カバーのスライドバーでロックを解除する
  • バッテリーを手前に引き出す
  • メモリ/SSDカバーを持ち上げる

 複雑なネジ外しや本体を傷つけるリスクもなく、現場で驚くほどスムーズに作業が完了する。


セルフメンテナンスが可能な設計になっている(クリックで拡大)

 これにより、経年劣化するバッテリーの交換やメモリの増設、増設用の2枚目SSDの追加(BN76C、BN56Rのみ対応)などを迅速に行える。修理費や機会損失を防ぎたい「経営層」、PCを手放したくない「従業員」、管理工数を減らしたい「情シス」の「三方良し」を実現する。

 PC調達コストが高騰する今、TCO(総所有コスト)を抑えつつ、現場でパーツの延命やスペック強化が完結できる本機は、情シスにとって極めて価値が高い。

重要データを2nd SSDへバックアップできる「LAVIEスマートバックアップ」

 PCの運用において、情シスを最も悩ませるトラブルの1つが「データの消失」である。近年はクラウドストレージへのバックアップが主流になりつつあるが、機密性の高い業務データをクラウドへ保存することに対し、セキュリティやコスト面から抵抗を感じる企業も依然として多い。事実、法人ユーザーの50%がクラウドへのデータ保存に抵抗を感じているという調査結果もある。

 また、外出先などネットワークに接続できない環境下ではバックアップが機能しないという懸念もつきまとう。

 こうした現場のリアルな声に応えるのが、LAVIE BN76CおよびLAVIE BN56R(2nd SSD搭載構成時のみ)で利用できる「LAVIEスマートバックアップ」だ。

 本機能の最大の特徴は、PC本体に内蔵された独立領域(2nd SSD)に対して、ユーザーデータを自動でバックアップする点にある。クラウドを経由せずPCの内部(ローカル)で完結するため、いつでもどこでも、手間をかけることなく大切なデータを自動でキープできる。


「LAVIEスマートバックアップ」の仕組み

「LAVIEスマートバックアップ」の画面(イメージ)

 セキュリティ面での配慮も抜かりない。バックアップデータが保存される領域にはファイルアクセス制限がかけられており、利用ユーザーのみにアクセス権が付与される。そのため、PC本体から別デバイスにデータを移すような事態になっても、他人からバックアップデータを見られることはなく、情報漏えいのリスクをしっかりと防げる。

 さらに情シス目線で高く評価できるのが、運用の「自動化/容易さ」である。バックグラウンドで動作するサービスが対象ファイルを選定し、万が一バックアップ先の空き容量が不足した場合には、自動でファイルの優先順位を判断してくれる。そして、重要度の高いデータから絞り込んで、限られた容量内で最適なバックアップを実現する。PCの利用に支障をきたさないよう、更新周期なども自動で調整されるため、ユーザーは複雑な設定をすることなく、通常業務に集中できる。

 加えて、保存先であるストレージの記録エラーといった不調を早期に検出し、自動解決またはユーザーにお知らせする機能まで備えている。急なデータ消失という最悪の事態を未然に防ぐフェイルセーフの役割も果たす。なお、バックアップ領域のサイズ上限を任意に設定し、残りの領域を通常のストレージとして利用することも可能だ。

 クラウドに頼らない強固なローカルバックアップと、ITリテラシーを問わない完全自動運用。LAVIEスマートバックアップは、従業員の貴重なデータを守り抜くと同時に、「ファイルが消えたので復元してほしい」という、情シスのリソースを奪う突発的なタスクを未然に防いでくれる心強い機能といえるだろう。

AI Plus Bizの進化:情シスのリソースを削る「ヘルプデスク業務」からの解放

 ハードウェア面の進化もさることながら、日々の運用フェーズにおいてわれわれ情シスのリソースをじわじわと削り取っていくもう1つの課題にも触れなければならない。ひっきりなしに押し寄せる従業員からの「ヘルプデスクへの問い合わせ」だ。

 この問題に対して、NECPCがソフトウェア側から用意した強力な解決策が、PC本体にプリインストールされるAIサポートbotアプリ「AI Plus Biz」だ。

 これまでのモデルにも同機能は搭載されており、マニュアルやQ&A、PCの内部状態などを参照してトラブルを解決する画期的な試みではあった。しかし、現場の実態は甘くない。従来の一問一答型のチャットUIは、いわば質問者側の言語化能力に依存していた。

 PC操作に詳しくない従業員からすれば、「今、なぜ自分が困っているのか」「画面のどこがおかしいのか」を正確に言葉で説明すること自体が非常に難しい。

 結局、「ネットがつながらない」「なんか重い」といった曖昧なワードを入力した結果、的外れな回答が返ってきてしまい、最終的には「やはりよく分からないから情シスに聞こう」と、いつもの問い合わせフォームへ流れてしまうケースが後を絶たなかった。一番救うべきITに不慣れな層にこそ、機能が届かないというジレンマを抱えていた。

 今回の新モデルでは、このジレンマを解消すべく、AI Plus Bizに対して実践的な2つのアプローチによる大幅な強化が図られた。

 1つ目が、端末側の情報から状況を補完する「ナレッジ面の改善」だ。

ナレッジ面の改善

 新モデルでは、AI Plus Bizが裏側で自動取得できるPCの状態情報の範囲を大幅に拡大した。これにより、従業員が言葉で説明できないエラーや接続状況を、アプリ側が「PCの生データ」として取得し、言語化の壁を裏からサポートする仕組みをさらに強化している。

 あわせて、集めた情報から最適な回答を導き出す「ナレッジ活用ロジック」も最適化され、回答の精度そのものが向上している。

GPT5-nano搭載による「対話形式への進化」

 2つ目が、曖昧な質問にとことん付き合う「対話形式への進化」だ。今回から一問一答型を脱却し、オンデバイスAIとしても注目される「GPT5-nano」を組み込んだ対話形式に切り替えられた。

 仮に従業員が「インターネットが使えない」といった大ざっぱな質問を投げたとしても、AIが最も可能性の高い症状の回答候補をサジェストする。

 さらに「Wi-Fiマークにバツがついている」「ブラウザが開かない」といった次の質問候補を段階的に提示し、選択式で症状をピンポイントに絞り込んでいける機能を実装した。これなら、ITリテラシーに左右されず、誰でも選択肢を順に選んでいくだけで、求める解決策へ円滑にたどり着ける。


従来のAI Plus Bizとの違い(クリックで拡大)

 われわれ情シスにとって、ヘルプデスク業務の負担は単純な件数だけでは測れない。「なんとなく調子が悪い」といった切り分け前の曖昧な問い合わせほど、丁寧なヒアリングから始めなければならず、1件あたりの対応工数が膨大になる。

 今回の「AI Plus Biz」の強化は、従業員の自己解決を促して問い合わせ件数をダイレクトに減らすだけではない。仮に自己解決できず情シスに問い合わせが寄せられたとしても、既にアプリの対話履歴によって一次切り分けがほぼ完了した状態でバトンが渡される。情シス側は最初からピンポイントで核心的なトラブルシューティングに入れるようになる。

 問い合わせ件数そのものの削減と、1件あたりの対応時間の短縮――。この両面に寄与するAI Plus Bizの進化は、従業員のストレスフリーな働き方を支えると同時に、情シスをノンコア業務から解放するための“真の伴走者”として、極めて意義のある強化といえる。

用途で選べる3モデルの強力なラインアップ

 ここからは、今回登場した「LAVIE BN76C」「LAVIE BN56R」「LAVIE BN56C」の3モデルについて、情シスがどう選定すべきか、その実務的な選択基準を解説しよう。

 これら3モデルの最大の違いは、NPUの性能と「Copilot+ PC」への対応可否、そしてターゲットとなる業務特性への最適化にある。

 ベンチマークテスト結果などの単なる数値上のパフォーマンス競争ではなく、最新プロセッサによる「Copilot+ PCを超えたNPUの利活用」や、企業の「伴走者」として機能する実用性という切り口から、それぞれの個性を見ていこう。

【最上位モデル】LAVIE BN76C(Intel Core Ultra シリーズ3搭載)

 「LAVIE BN76C」は、2026年第1四半期に発表された最新の「Intel Core Ultra プロセッサ(シリーズ3)」を搭載し、極めて高い処理能力と優れた省電力性を両立した、A4ビジネスノートPCの最上位モデルだ。


LAVIE BN76Cの16型モデル

 最上位構成では、8コア8スレッドでターボ・ブースト利用時の最大周波数が4.8GHzに達する「Intel Core Ultra 7 365」を選択できる。

 AI性能の中核を担うのが、最大49TOPSの処理能力を持つNPUだ。Microsoftが定める「Copilot+ PC」のシステム要件である40TOPSをクリアしているだけでなく、サードパーティー製AIアプリケーションの高速化をも強力に支援することになるだろう。

 さらに実務面で注目したいのが、「AI開発/実行環境」の広さだ。Intel Core Ultra 7 365に搭載されたNPUは、Windows MLやOpenVINO、WebNN、ONNX Runtimeなどの主要なAIフレームワークの活用を見据えた環境に対応する。これにより、Copilot+ PCの機能だけでなく、企業が導入するAIアプリケーションや今後登場するAI対応ソフトウェアをローカル環境で効率的に利用できる可能性が広がる。

 まさに、ビジネスユーザーそれぞれの知的生産性を最大化する「真のAI伴走者」と呼ぶにふさわしい。

 運用面での安心感も妥協がない。大容量の「バッテリーL」を搭載すれば、満充電の状態から約14.9時間の動画再生(※1)が可能なロングライフを実現する。そのため、終日の外出や連続する会議でも、ACアダプターを持ち歩くストレスから解放される。(※1)16型液晶とバッテリー(L)選択、JEITA3.0準拠 動画再生時

 そして情シスにとって大きなメリットとなるのが、豊富なインタフェースを備えていることだ。USB Standard-Aポート×4基、Thunderbolt 4対応のUSB Type-Cポート×2基を備えるだけでなく、HDMI出力、有線LANポート、microSDメモリーカードスロット、さらにはVGA(アナログRGB)ポートまでもを搭載している。


LAVIE BN76Cの各インタフェース(クリックで拡大)

 古いプロジェクターやディスプレイが今なお残る会議室や現場を抱える企業にとって、このVGA(アナログRGBポート)の存在は、従業員へ余計な変換アダプターを支給/管理する手間を削減する大きな強みとなる。オフィス内外のあらゆる環境に対応できる、まさに隙のない最上位モデルといえよう。

【スタンダードモデル】LAVIE BN56R(AMD Ryzen AI 400シリーズ搭載)

 全社への一括配備を見据え、コストパフォーマンスとCopilot+ PCとしての先進性を両立させたい場合に最も有力な選択肢となるのが、「LAVIE BN56R」だ。


LAVIE BN56R

 プロセッサには、2026年5月に発表されたAMDの最新Ryzen AI 400シリーズ「Ryzen AI 5 430」を採用しており、4コア8スレッドでターボ・ブースト利用時の最大周波数が4.5GHzという必要十分な基本性能を備えている。

 特筆すべきは、搭載されたNPUが50TOPSと、上位機を上回る高いAI処理能力を誇ることだ。Copilot+ PCとしての要件を余裕で満たしており、今後次々と登場するであろうNPU対応のサードパーティーアプリでも存分に実力を発揮できる。

 全社配備後に「スペック不足でAIの活用が遅れる」というリスクを回避するための、最も手堅い「AI時代のスタンダードPC」といえるだろう。

 インタフェースは、USB Standard-Aポート×2基、そしてUSB Power Delivery(PD)とDisplayPort Alternate Modeに対応したUSB Type-Cポート×2基を備えている。

 このUSB Type-Cの仕様は、フリーアドレス化を進めるオフィスのデスク環境構築において大きな強みとなる。

 USB PDの出力対応した外部ディスプレイとUSBType-Cケーブル1本で接続するだけで、映像出力から本体への給電までが全て賄える。デスクごとに高価なドッキングステーションを追加調達/キッティングする必要がなく、卓上のケーブル配線もスマートに収まるため、インフラ調達コストを大幅に抑制できる。

【実利重視モデル】LAVIE BN56C(Intel Core シリーズ3搭載)

 最後に紹介するのが、2026年第2四半期に発表された最新の「Intel Coreプロセッサ(シリーズ3)」を搭載した「LAVIE BN56C」だ。最大構成では、6コア6スレッドでターボ・ブースト利用時の最大周波数が4.8GHzとなる「Intel Core 7 350」を選択できる。


LAVIE BN56C

 NPU性能は17TOPSとなっており、Copilot+ PCの認定要件(40TOPS)には満たないため、OS標準の高度なCopilot+機能は利用できない。しかし、だからといって「AIを生かせないPC」と判断するのは早計だ。

 BN56CはNPUを統合した最新のIntel Core 7 350プロセッサーを搭載し、今後拡大するAI活用も見据えた設計となっている。

 「OS内蔵のCopilot+ PC専用機能までは必要としないが、コストを抑えつつ、日常業務の安定性と最低限のAI対応力を確保したい」という実利重視の企業には、適したモデルといえよう。

 満充電から約10.3時間(※2)の動画再生が可能なバッテリー性能は、一般的な営業時間(8時間)をフルにカバーでき、会議や部署間の移動程度であれば、電源の確保に気を取られずに使える。(※2)16型液晶選択 、JEITA3.0準拠 動画再生時

 「目先の無駄なオーバースペックを削ぎ落とし、実務に必要な信頼性とAIへの対応力を最小限のコストで確保する」という、まさに賢い情シスのための堅実な選択肢だ。

見えないコストを削減し、真の「伴走者」となる新生LAVIE

 ここまで、新生LAVIEとしてブランドを刷新したNECPCのA4ビジネスノートPCが持つ、真の実力を多角的に解説してきた。

 画面比率16:10がもたらす圧倒的な作業効率、万が一のハードウェアトラブル時にもダウンタイムを極限まで縮める「セルフメンテナンス」という画期的な構造、そしてユーザーの「言語化できない困りごと」に寄り添い、情シスのヘルプデスク工数を劇的に削減する「AI Plus Biz」の進化――。

 これらはどれも、スペック表上の数値の華やかさを競うものではない。日々PCの運用管理と向き合い、現場からの問い合わせや突発的な障害対応に追われ続ける、情シスのリアルなニーズを徹底的にくみ取って生まれた、極めて実践的なアプローチだ。

 PCの調達コストが高騰し、1台のデバイスをより長く、かつライフサイクル全体(TCO)を抑えて運用することが求められている。

 目先の安さだけにひかれて他社ベンダーへ乗り換えた結果、初期不良対応やドライバの個別管理、修理に伴う代替機対応といった「目に見えない膨大な運用コスト」に苦しめられるのは、他でもない情シス自身である。

 ハードウェアの圧倒的な頑丈さと国内一貫サポート、そして現場での延命や自己解決を実現するソフト・ハード両面の革新的な仕組み。これらを高い次元で融合させた新生LAVIEのA4ノートPCシリーズは、単なる「ビジネスツール」の枠を超え、ビジネスユーザーと情シスの双方を支える「真の伴走者」と呼ぶにふさわしい完成度を誇っている。

 来るべき次期PCリプレースにおいて、この新生「LAVIE」が最有力候補となることは間違いないだろう。

提供:NECパーソナルコンピュータ株式会社
アイティメディア営業企画/制作:ITmedia PC USER 編集部/掲載内容有効期限:2026年9月30日

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