レビュー

天井照明一体型プロジェクター「Aladdin X3 Laser 4K」を試す 4K+3色レーザーで“本気の大画面シアター”に進化(2/4 ページ)

天井照明一体型プロジェクターのフラグシップ「Aladdin X3 Laser 4K」をレビューする。置き場所や配線の問題を解消しつつ、4K解像度と3色レーザー光源による高精細な映像表現を実現したモデルだ。

※本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ています

日亜化学工業製の3色レーザーが映像クオリティーを飛躍させた

 Aladdin X3 Laser 4Kは光源として、日亜化学工業製の3色(赤/緑/青)レーザー「QuaLasRGB」シリーズの最新モデル「NUMB42」を採用。1600 ANSIルーメンという優れた投影輝度を誇る。

 さらに広色域表示にも対応しており、国際電気通信連合(ITU)が定める色域規格「BT.2020」の面積比110%をカバーする豊かな色彩表現が可能となっている。

 レーザー光源はLED光源に比べて彩度が自然に引き立ち、黒が引き締まる特性を備えている。これにより2万:1という圧倒的なダイナミックコントラスト比を誇る。

advertisement

 実際に映像を投写すると、従来モデルとの画質差はスペック数値以上に明白だった。約75型相当で投影したところ、4K化による4倍の解像度向上によって映像全体が極めてシャープに描かれた。レーザー光源特有のくっきりとした質感を加えた描写は、まさに別次元だ。


投写サンプル。1600 ANSIルーメンのレーザー光源と4K画質で鮮明さと鮮やかな発色が体感できる。カーテンは引いたが、室内を真っ暗にしていない状態でもこの明るさなら十分だ

 フルHDかつLED光源だった従来機と比較すると、画質は優に2ランクほど向上した印象だ。格段に明るく高精細な映像が壁面に描かれ、同一の照明環境下であっても没入感の差は歴然としている。

 YouTube、Netflix、Amazon Prime Videoを視聴したが、通常のTVでは設置が難しい大画面と、そのスケールに負けない高精細な映像表現を存分に満喫できた。

 Aladdinシリーズのもう1つの魅力が、天井からサウンドが注ぎ込む独自の音響構造だ。Harman Kardon製スピーカーを2基(各8W、計16W)内蔵し、360度サラウンドや高音質化技術「Dolby Audio」に対応している。


Harman Kardon製スピーカーを2基内蔵している。Dolby Audioに対応し、広がりのあるサウンドを楽しめる

 天井配置ならではの高さ方向の音場が加わるため、一般的なスピーカー以上にサラウンドの広がりが際立つ。映画のアクションシーンにおける包囲感は、スペック以上の迫力だ。音が360度へ均一に広がり、部屋のどこに居ても安定したサウンドを楽しめる点も大きな特徴といえる。

 独立型のAVアンプやシアターバーといった本格音響システムと比べるものではないが、プロジェクターの内蔵スピーカーとしてはトップクラスの音響体験を提供してくれる。Bluetooth接続にも対応しており、スマートフォンとペアリングしたスピーカー利用にも適している。

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.