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Snapdragon X2 Eliteの実力は? 次世代AI PC「OmniBook Ultra 14-kg」を試す(3/3 ページ)

日本HPの「OmniBook Ultra 14-kg」は、Qualcommの最新プロセッサ「Snapdragon X2 Elite」を搭載した14型の薄型軽量モバイルノートPCだ。各種ベンチマークによるパフォーマンス検証からArm版Windows特有の互換性まで、次世代AI PCの実力をチェックする。

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パフォーマンスをチェック

 ベンチマークテストでパフォーマンスをチェックしよう。CPUコアのパフォーマンスは素晴らしい。CINEBENCH 2024のCPUスコアでは、先代のSnapdragon X Elite(X1E-78-100)搭載機に比べて、マルチコアで約15%、シングルコアで約49%と大幅にスコアアップしている。

 CINEBENCH 2026でも、IntelのCore Ultra X7 358H搭載機に対し、マルチコアで約21%、シングルスレッドで約31%と大きな差を付けている。

 特に、シングルコア/シングルスレッドの強さは強調できるポイントで、アプリの種類を問わず高いパフォーマンスが期待できる。それを裏付けているのが、PCMark 10 ApplicationsやUL Procyon Benchmark SuitesのEssentialsのスコアだ。PCの基本的な操作をシミュレートするこれらのテストで比較対象を大きくリードしているのは、シングルスレッドの強さが大きく貢献していると思われる。

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CINEBENCH 2024(最低実行時間10分)のスコア比較

CINEBENCH 2026(最低実行時間10分)のスコア比較

PCMark 10 Applicationsのスコア比較

 GPU性能も先代からは大きく向上している。3DMarkのスコアは、Steel Nomad Light、Time Spyともに先代から大幅に向上した。なお、Steel Nomad Lightは先代機テスト時点ではエミュレーション動作であったが、今回はArmネイティブ対応になっている。Time Spyは先代も今回もエミュレーション動作だ。

 AI Text GenerationはローカルLLMのテストで、これは主にGPUのAI推論パフォーマンスが反映されている。AI Computer Vision 2.0ではWinML(Windows 11のローカルAIアプリ環境)でのNPUパフォーマンスを計測した。現状比較データがないが、今後は重要な比較対象となるだろう。


3DMarkのスコア比較

FINAL FANTASY XIV:黄金のレガシーベンチマークのスコア(1920×1200ピクセル/ノートPC標準)

UL Procyon Benchmark Suitesのスコア比較

豪華仕様のプレミアムAI PC

 OmniBook Ultra 14-kgは、85TOPSのNPUによりCopilot+ PC向けのローカルAI機能が体験できるのはもちろん、約1.27kgのモバイルノートPCとしては圧倒的なパフォーマンスと長時間のバッテリー駆動時間を両立している。PCI Express 5.0対応の高速SSD、色再現性の高い3K有機ELディスプレイも備えるなど、豪華な内容のPCだ。

 直販価格は、評価機と同等構成で50万2700円と高価だが、期間限定のセール価格だと34万9800円だ。上記のように豪華な内容だけに、Arm64ネイティブ環境が「常用の主力環境」であると確信できるユーザーであれば、納得できる価格ではあるだろう。

 ただ、x86環境になじんできた大多数のユーザーにとっては、やはりArm64システムへの移行はリスク要因になりうる。パフォーマンスにしても「あくまでも限定的なベストケース」という見方になるため、コストパフォーマンスの評価は大きく下がってしまうのは仕方がないところだろう。

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