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» 2006年12月13日 09時30分 公開

BenQフルHD DLPプロジェクター「W10000」開発秘話 (1/2)

日本のホームシアター市場への本格参入から1年以上経過し、今年はライバルを一蹴するコストパフォーマンスのフルHD DLPプロジェクター「W10000」をリリースしたベンキュー。BenQ本社の技術者に、その開発秘話を交えながら日本市場へのアプローチを聞いた。

[PR/ITmedia]
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 日本のホームシアター市場への本格参入から1年以上経過し、今年はライバルの約半額という低価格フルHD DLPプロジェクター「W10000」の発売にこぎ着けたベンキュージャパン。元々はエイサーグループのコンピュータ周辺機器部門が独立して始まった同社だが、今や北米、欧州においてコンピュータディスプレイはもちろん、テレビやホームシアタープロジェクターの分野でも高い認知を誇るに至っている。

photo フルHD DLPプロジェクター「W10000」

 その同社が家電王国・日本市場において、どのように挑戦しようというのか。来日したベンキュー本社の技術者2人に、日本市場への取り組み、そして新製品のW10000について話を聞いた。

photo ベンキュー本社デジタルメディアビジネスグループ ディスプレイプロダクトマネージメント部プロダクトマネージャーのMing Hsu氏(右)と同ビジネスグループR&D部リサーチャーのJohnson J Lee氏(左)

――昨年の本格参入以来、積極的にハイコストパフォーマンスのホームシアター向けDLPを発表しています。日本市場への取り組みに関してお話し下さい。

BenQ: 我々のブランドは世界的には急速に高まり、認知も広がっています。しかしながら、コンピュータディスプレイやデータプロジェクターでは知られる存在になったものの、コンシューマエレクトロニクス市場でのブランドを構築するには至っていません。我々はまだ日本市場ではビギナーです。しかし、積極的に取り組んでいく価値のある、大きな市場であり、我々にもチャンスがあると考えています。

――家庭向けフロントプロジェクターの市場は、データ用に比べると小さいものですが、ベンキューブランドの確立を狙い、ホームシアタープロジェクターに取り組んでいるのでしょうか?

BenQ: ホームシアター向けプロジェクターは、ワールドワイドのプロジェクタービジネスの中で10%ぐらいと小さなものです。しかし、高品質のAV機器に取り組むことによるブランド価値の高まり、今後の伸び率が高いと言われている市場であることなどを考えると、その中での立ち位置を確保し、将来のブレイクに備える足場を固めるために重要な分野だと思います。

――今年発表のW10000は、フルHD DLPとしては最安値の価格ですが、それでも「どんなユーザーでも気軽に買える」という価格ではありません。そして、昨年もトップエンドの720P DLPを日本市場で発表(PE8720)しましたが、日本のユーザーは世界の中でも、もっとも画質に厳しいと言われています。そんな日本のユーザーに対し、W10000のどんな点を評価して欲しいとお考えでしょう?

BenQ: まず高出力250ワットの高圧水銀ランプを採用したことによる、パワフルな白ピークの伸びを見ていただきたいと思います。日本では黒の階調に重きを置くプロジェクターが非常に多いですが、弊社ではその「黒」はもちろんのこと、「白」にも今回重きを置いて開発を進めてまいりました。明るくはっきりした白の階調がお楽しみいただけると思います。加えてpanamorph社製の「アナモフィックレンズ」に対応していますから、フルHDパネルの全画素にシネスコ映像を拡大表示させ、シネスコスクリーンに投影可能にしました。こうした機能は、ハイエンド製品を好むユーザーに喜んでいただけると確信しています。

 このようなハイエンド製品を継続的に提供することで、フルHDプロジェクターのラインアップを将来的に作り上げていき、高品質AV製品のブランドとして確立させていきたいと思います。

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