「SuperXP Utilities Pro 6」でもっさりVistaマシンを快適に(2/2 ページ)

» 2008年02月01日 10時00分 公開
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データを守る・パソコンを安心して使う

 たとえPCが“キレイな状態”になってパフォーマンスが改善しても、不具合の原因はまだ残されている。それがハードウェアの障害だ。

ノートPCの温度監視

 現在のCPUは非常に高速なクロックで動作している。CPUの消費電力にともなって、発熱も非常に高くなっており、ファンやヒートシンク、水冷ユニットなどの冷却機構を備えていないPCはもはや存在しない。一方、ヒートシンク以外の冷却機構は駆動部分を持つため、物理的な破損や故障の可能性が常にある。

 また、ノートPCでは、物理的な故障以外でも冷却力が足りなくなることがある。筐体内のスペースが制限されるノートPCの場合、超低電圧CPUを使用するなど、熱源そのものの低温化を図ってはいるが、それでもほとんどの場合、冷却ファンは必須だ。しかし、ファン自体も小口径のものしか使えず、排気口のサイズにも制限があるため、筐体そのものからの放熱を併用することも多い。そのため、設置場所によっては放熱がうまくいかず、結果として冷却不足に陥る。

 冷却不足によるトラブルの怖いところは、CPU自体が熱に弱く、自分自身の熱で破壊されてしまうところだ。一度破壊されたCPUは二度と使い物にならない。また、その温度は100度を超えることさえあるため、事故につながる危険性もある。特にケース内にはファンによって吸い込まれたホコリがたまっていることも多く、危険性はさらに増す。

Utilities Pro 6は、S.M.A.R.T.の情報からHDDのエラー状況、劣化具合を表示する。あらかじめしきい値が設定されているため、それぞれのエラーの重要度が分かりやすい

 こういったトラブルを事前に防ぐには、CPU温度のモニタリングが必要だ。Utilities Pro 6にはあらかじめ設定しておいたCPU温度の上限、下限を超えたときに警告を通知し、自動的にシャットダウンさせる機能があるのだ。

 CPUだけでなく、HDDも熱を発生させるパーツだ。熱量自体はCPUよりもはるかに小さく、特別な冷却機構なしでも動作するが、熱に対しては決して強くない。また、CPUが故障した際にはCPUの交換という対処で復旧できるが、HDDの場合はデータを失ってしまうという、取り返しのつかない状況になる。

 困ったことにHDDの場合、熱によるダメージが分かりにくいという特徴がある。HDDはデータを正確に書き込み、正確に読み取ることが絶対条件だが、温度が高くなると書き込んだ磁気情報が劣化してしまい、読み取りが困難になる。

S.M.A.R.T.で得られる情報は多岐にわたる。取得するデータをドライブごとに指定可能だ

 また、長時間高温にさらされたHDDがクラッシュする確率は50度あたりから急上昇するが、この50度という温度は決して「非常な高温」ではない。エアフローにもよるが、PC内部の温度が40度を超えていることはめずらしくないし、ウイルススキャンやデフラグなど、長時間に渡ってディスクアクセスが行われると一時的にHDDの温度は上昇する。

 こうした「蓄積されていくダメージ」をモニタリングするための仕組みが、HDD自体に搭載されているS.M.A.R.T.(Self-Monitoring Analysis and Reporting Technology)だ。S.M.A.R.T.の情報は非常に多岐に渡っており、HDDが故障する前の予知情報をさまざまな角度から得ることができる。Utilities Pro 6ではこれらにしきい値が設定されており、劣化の状況を分析し、故障予想日を表示する。もちろん、劣化の原因となる温度のモニタリング、警告機能も搭載している。

 Utilities Pro 6にはHDDの故障に備えるためのバックアップ機能もある。クラッシュの予兆がないか監視するとともに、クラッシュしてもデータが失われないようにバックアップを行うことでPCを安心して使うことができるわけだ。

「あ、それ便利!」と思わず言ってしまう機能

 Utilities Pro 6には、これらのジャンルに収まらない便利な機能がある。その中からいくつか紹介しよう。

 Internet Explorerは“印刷泣かせ”のアプリケーションだ。Webサイトを閲覧していて、気に入ったページを単純に印刷しようとしても、わずかに右側がはみ出てしまうことが多い。印刷サイズをB4などの一回り大きいサイズに設定し、用紙サイズを実際のA4にすることで縮小印刷を行ってキレイに横幅を納めるのはテクニックの1つではあるが、やはり面倒な作業だ。この問題はIE7で解決したが、それが大きな改善点の1つとして挙げられるほど、困っていた人は多かった。Utilitites Pro 6の「そのまま印刷」は、IE6ユーザーの問題を解決してくれる。

 エコ印刷をインストールすると、IEのツールバーにSuperエコ印刷のツールバーが追加される。「そのまま印刷」は見たとおり、ブラウザの表示をそのまま印刷する機能だ。ページを画像として印刷するため、まさしく「見たとおり」に印刷される。FLASHなどもそのまま印刷できるのが強みだ。

 一方、エコ印刷は文字情報やページ構成に合わせて印刷を行う。どちらを選んでもその後の処理はSuperエコ印刷に引き継がれ、モノクロ印刷や最大8ページ分を1枚にまとめて印刷するなど、資源を有効利用することができる。

Superエコ印刷では見たままのデータをインクや用紙をセーブして印刷できる。Superエコ印刷の内容をファイルに保存し、後から印刷することも可能だ

 また、メニューから各種システムツールにアクセスするためのショートカットが用意されているのも細かいことながら重宝する。コントロールパネルなどはともかく、システム構成ユーティリティやシステムモニタ(信頼性とパフォーマンスモニタ)など、OSからの起動方法がすぐに思い出せない、それでいてメンテナンスには重要なツールもあるので、意外に活用することが多いかもしれない。

意外に重宝するシステムツールへのショートカット。上級者向けの機能だ(画面=左)。パスワードの管理を行い、入力の手間も省けるマイパスワードブック。データも暗号化されるので安心だ(画面=中央)。HDDの消費電力管理「APM」と動作音管理「AAM」を制御する。利用シーンに応じて選択できる。これらのエコ機能はSOHOユーザーにもうれしい(画面=右)

XPの快適さをVistaに、Vistaの改善点をXPに

Windows VistaおよびWindows XPのマシンにSuperXP Utilities Pro 6を導入して、最適化実行前と実行後の起動時間を計測(インターコム調べ)。その結果20〜30%高速されているが、これは体感でもはっきりと分かる差だ

 現在、PCのパーツにはセンサや環境に合わせたインテリジェンスな動作をサポートするための機能が内蔵されており、PCから情報を取得したり、制御したりすることができるものも多数ある。しかし、せっかくそういった機能があっても、それを有効に活用することができるのは、インターネットから積極的に情報を収集し、英語の壁をものとせずに自力でソフトウェアを探してくることができるようなパワーユーザーに限られていた。

 インターコムのSuperXP Utilities Pro 6は、S.M.A.R.T.をはじめとして、APM、AAM、CPUの温度管理、電源管理などが、非常に簡単な操作で確認できるようになっている。PCの高性能化がもたらす消費電力、騒音、発熱の増大など、今やハードウェアを無視して快適な環境維持はありえない。単なるソフトウェア的な最適化だけでなく、ハードウェアモニタをも網羅するUtilities Pro 6のスタイルは、これからの定番となっていくはずだ。複数ライセンス版もあるので、エコが気になる企業でも有用だろう。

 また、Utilities Pro 6はインストール先のOSによって設定できる項目やメニューが細かく変化する。例えばメモリクリーナーは、Windows Vistaではモニタリングはできるが、クリーンアップはできない。なぜならVistaにはすでにメモリの自動最適化が組み込まれているためだ。これは逆に、Vistaで搭載された新機能をXPに導入する、という言い方もできる。同様に、Utilities Pro 6を使えば、IE7で実現した“用紙ぴったり”の印刷機能をIE6でも使えるようになるなど、以前のOSもより便利に、快適になる。

 一方、Vistaの特徴の1つでもある美しい視覚効果をオフにすることによって(言い方を変えればXPに近づけることによって)、動作が重くなったVistaマシンを購入時よりも軽快に、よりXPに近いパフォーマンスを出せるようにするという面もある。OSごとに細かい調整を加え、全方位的にサポートするUtilities Pro 6は、各OSの「おいしいとこどり」をしながら、初心者には簡単に、ヘビーユーザーはとことん、自分好みの環境に調整できる総合快適化ツールと言えるだろう。

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提供:株式会社インターコム
制作:ITmedia +D 編集部/掲載内容有効期限:2008年2月14日