ゲイムマンの「FlexScan HD2452W」が大好きだ!?EIZOのゲーム画質に酔いしれる(2/4 ページ)

» 2008年06月30日 10時00分 公開
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HD2452Wってレトロゲームはちゃんとプレイできるの?

 というわけで、HD2452Wとの再会を果たしたわたしは、なぜかHD2452Wでゲームをプレイし、記事を書くことになってしまった。うれしいやら、悲しいやら。どうせ記事を書くなら、徹底的にゲームとの相性をチェックしてやろう。ちなみにHD2452Wの全般的な製品レビューについては、こちらの記事をご覧いただきたい。

「〜R's BEST〜 R-TYPES」(アイレムソフトウェアエンジニアリング)はプレイステーション用シューティングゲーム。特製トレーディングカードが付いて価格は2940円

 まずは手始めにHD2452Wとプレイステーション 3(PS3)をつなぎ、「〜R's BEST〜 R-TYPES」のディスクをセットした。「R-TYPE」シリーズはアイレムで懐かしのゲームといえば、必ず上位に名前が挙がってくる名作。HD2452Wはナナオの液晶ディスプレイなので、ゲームは系列会社のアイレムのものから試してみようという計らいだ。

 「2系統のHDMIを持っているフルHD対応の液晶ディスプレイで、最初にSD画質のレトロゲームをやる人がいますか!」(編集T)

 「わたしを誰だと。毎日懐かしいゲームばかりやってますがっ」(ゲイムマン)

 ゲームのHD化は着々と進んできてはいるけど、現状ではユーザーの多くがHD対応のゲームをやっているわけではないのだ。このときは、今持ってもいない最新ゲームより、手元のゲームがどう映るかのほうが、気になったのだった。

 〜R's BEST〜 R-TYPESはプレイステーション用のソフトで、「R-TYPE」と「R-TYPE II」の2作が収録されたカップリング版だ。今回は記念すべき第1作目のR-TYPEをやってみた。R-TYPEは1987年にアーケード版が登場し、たちまち大ヒットとなった横スクロールのシューティングゲームとして広く知られている。

R-TYPEといえば、生物的な敵キャラのグラフィックスが特徴だ。どのボスも一工夫があって記憶に残るゲームだった

 描き込まれた独特のグラフィックスに加え、システム面でもユニークな点が多い。ため撃ちすることで攻撃力が大幅にアップする「波動砲」、対空・反射・対地と性質の異なる3種類の「レーザー」、無敵の武器オプションとして攻略に欠かせない「フォース」や「ビット」など、絶妙なシステムが随所に見られた。1988年にはPCエンジンに移植され、PCエンジン初期の人気ソフトとなっている。

 HD2452Wでこうしたレトロゲームをプレイするときに注目したいのが画面サイズの設定だ。画面サイズの設定に、「リアル」と「2×リアル」のモードが用意されている。リアルモードとは「ドットバイドット」のこと、つまりゲーム機側の1ドットをディスプレイ側でも1ドットとして表示するマニア必見の表示モードだ。

 さらに、リアルモードだと画面が小さくなりすぎる場合、それを縦横2倍に拡大する2×リアルモードなんてものも備えている。リビングなどに置く大型TVでレトロゲームを楽しむ場合、全画面に拡大表示すると元画像の解像度が低いことから輪郭がぼんやりしてしまい、ゲームをするのに都合が悪くなる場合がある。しかし、2×リアルモードは通常のTVを使うときと違って、輪郭がほとんどぼやけず、ドットバイドットに見劣りしないシャープさで、表示面積を適度に拡大することが可能だ。

 今回のようなプレイステーション用タイトルなら、2×リアルがちょうどいい解像度と画面サイズのバランスだと思う。これは1ドット単位の細かな操作が要求される、2Dキャラのシューティングゲームでは特に威力を発揮するに違いない。

ドットバイドット表示のリアルモードでは、画面中央に小さく、しかしシャープに映像が表示され、HD2452Wの解像度の高さを感じさせる(写真=左)。2×リアルモードでは縦と横の解像度が2倍に表示され、画面サイズと表示のシャープさがちょうどいいバランスになる(写真=右)。SD画質のゲームをやるときは、このモードがいちばんきれいに見えるかも。もちろん、迫力重視なら全画面表示もアリ

液晶はきれいだけど、2面のボスが倒せない

 そこでR-TYPEの出番である。シューティングゲームはとりわけ苦手なわたしだが、これだけ見やすい画面なら、もしかしたらゲームをクリアできるんじゃないだろうか? そう考えて、自信満々でプレイしてみた。が……、2面のボス“ゴマンダー”が倒せない。

2面のボス「ゴマンダー」のウネウネ動く蛇型バイドに苦戦中

 確かに画面はすっごく見やすいんだけど、だからといってそんな急にゲームがうまくなるわけじゃなかった。当たり前だ。R-TYPEをプレイするのは久しぶりだし、敵の出現パターンもすっかり忘れてしまっている。いきなり全面クリアなんて、そんな都合のいい話があるはずがない。でも、ちょっとはうまくなっているのか? 自問自答を繰り返すわたしに、後ろからプレッシャーをかける声が。

 「大画面なんだから、せめて次の巨大戦艦まで行きましょうよ」(編集T)

 「……、マジですか」(ゲイムマン)

 いわれなくても、わたしだって3面の「巨大戦艦」ステージまで行って大画面でその勇姿を拝みたい。巨大戦艦はR-TYPEの人気を後押しすることになった代表的なステージ。ステージ全編が1画面に収まりきらない巨大な戦艦との戦いで構成され、しかもその戦艦を画面のスクロールに合わせて回り込んで倒すという、とにかく当時の常識では考えられなかったステージ構成で、プレイした誰もが熱くなったはずだ。

 というわけで、何度もコンティニューしつつ(させられつつ)、集中力も切れてきて2面クリアは無理かも、とあきらめかけたところで、ついにボスを撃破! ちょっと涙が出そう。2×リアルモードはやっぱり迫力が違うし、グラフィックスが隅々までよく見える。これは画面の見やすさの勝利なのだろうか?

 しかし、3面の巨大戦艦ではステージ中盤であえなく撃沈してしまった。大画面かつきれいなグラフィックスで迫ってくる巨大戦艦に思わず見入ってしまい、弾幕をよけきれなかったのだ。ちなみにR-TYPEはステージ8まである長編シューティングだが、次のゲームを試してみたいので、ここまでとしよう。まずはHD2452W、レトロゲームも十分いける感触だ。

2×リアルモードの恩恵か、ゴマンダーをやっつけることができた(写真=左)。ようやく拝めた3面の巨大戦艦は、せっかくなので画面サイズいっぱいに表示してみた(写真=右)。ゲーム自体の映像がアスペクト比4:3なので、HD2452Wのワイド液晶パネルに全画面に表示しても、きちんと左右に黒帯ができる

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アイティメディア営業企画/制作:ITmedia +D 編集部/掲載内容有効期限:2009年3月31日