3Dゲームも楽しめるパワフルモバイルの進化系――「Endeavor NA802」の実力を探る“最強モバイル”を検証(2/2 ページ)

» 2009年01月23日 10時00分 公開
[兼子忍,PR/ITmedia]
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モバイルノートPCとしては抜群の性能を見せつけるベンチ結果に注目

 それでは各種ベンチマークテストの結果を考察していこう。今回試用した評価機のスペックは、前述したとおりCPUにCore 2 Duo P8400、GPUにGeForce 9600M GTが固定搭載されている。メモリは標準的な容量である2Gバイト、HDDには7200rpmの320Gバイトドライブという構成だ。

Windows エクスペリエンス インデックス

 さて、Windows エクスペリエンス インデックスの基本スコアは、サブスコアの中で最も低いプロセッサの5.2となった。そのほかのテストの成績も健闘しており、特にグラフィックスとメモリのスコアは最高値である5.9をマークするなど、薄型モバイルノートとしては非常に優秀といえる結果だった。

 PCMark05のスコアは6399となったが、こちらもモバイルノートとしては非常に高い数字だ。さらに詳細な結果を見ると、Graphicテストが7145、HDDテストが8016という好成績を残している。また、CPUテストの5828、Memoryテストの5110というスコアも、モバイルユースに対応できるノートPCとしては十分に満足できる結果だ。性能面で弱点になりそうな部分は見当たらないことから、メインノートPCとしても不満なく活用できることが分かる。

 続いて3Dグラフィックス性能を測るベンチマークテストの結果を見ていく。まず、3DMark06は1024×768ドット表示で6069、フルスクリーンの1280×800ドット表示で5473という結果を残したが、これは従来モデルのNA801と比較して1000ポイント前後という大幅な伸びで、GeForce 9600M GTの性能の高さがうかがえる。またFina Fantasy オフィシャルベンチマークソフト3の結果も、低解像度モードで5653、高解像度モードで4421と、薄型軽量ノートPCとしては極めて優秀な値を残した。動きの激しいFPSのオンライン対戦をまったく処理落ちなしで楽しむまでには至らないが、オンラインRPGをスムーズな操作性でプレイするには十分な描画性能といえるだろう。

PCMark05(写真=左)、3DMark06(写真=中央)、Vana'diel Bench 3(写真=右)

 なお、システムに高い負荷をかけるベンチマーク中に本体の温度をチェックしたところ、キーボードが若干温まった以外には目立った発熱は見られなかった。CPUクーラーのファンノイズが際立って増大することもなく、周囲が静かな夜間に使っていても騒音が気になることはまずないだろう。

オールラウンドに活用できるノートPCを探すなら絶対に外せない1台

 軽量薄型のボディに標準的なA4ノートPCを上回るパフォーマンスを詰め込んだ本機は、メインマシンとモバイルノートPCを兼用できるオールラウンドな1台だ。ビジネスとホビー用途の両面で活躍できるノートPCが欲しい、あるいは設置場所を取らないノートPCを3Dゲームを含むさまざまな用途に使いたいという人なら、まず第一に購入を検討すべき製品と言える。もちろん、ゲームをしない人にとっても、メインマシンにふさわしい性能を備えつつ、A4ノートPCよりコンパクトな本機は極めて魅力の高い1台だ。真の意味で多目的に使えるEndeavor NA802にぜひ注目してほしい。

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企画:アイティメディア営業本部/制作:ITmedia +D 編集部/掲載内容有効期限:2009年3月31日