AMDの新プラットフォーム「Yukon」を採用した「HP Pavilion Notebook PC dv2」が切り開くPC新時代Netbookの時代は終わった!?(2/2 ページ)

» 2009年04月23日 11時00分 公開
[PR/ITmedia]
PR
前のページへ 1|2       

低価格ながらパワフルな性能でボディデザインも秀逸

ZEN-design「kirameki」(煌)を採用

 HP Pavilion Notebook PC dv2は、液晶ディスプレイの天面と底面にマグネシウム合金を採用して強度アップを図ることで、持ち運ぶ際の堅牢性を維持している。コンシューマー向けのHP製ノートPCでおなじみとなるZEN-designも導入されており、パームレストに「秘められたエネルギーが次々と光に化し、無数に瞬いている」さまをモチーフにした「kirameki」(煌:きらめき)がデザインされる。また、左右の両側面には真空圧着による金属加工処理「VMフィニッシュ」が施され、高級感のあるメタリックな風合いを実現する。低価格PCとは思えない高級感あふれる外観に仕上がっており、まるで内に秘めた性能を暗示しているようだ。

 ボディは底面積が293(幅)×242(奥行き)ミリと、ほぼA4サイズで、厚さは6セルバッテリーが位置する背面は33.5ミリほどになるが、前面側の最薄部で9ミリ、大半が25ミリを切っており、手にした感覚は非常にスリムだ。重量は約1.7キロと持ち運びが苦にならないレベルに収まっている。

12.1型ワイドの光沢液晶ディスプレイを搭載する(写真=左)。標準で付属するUSB接続のDVDスーパーマルチドライブ(写真=右)

 液晶ディスプレイはサイズが12.1型ワイドで、画面解像度が1280×800ドットと携帯性と実用性を両立した絶妙なバランスを備える。光沢タイプなので、HDコンテンツを始めとした動画や静止画を色鮮やかに楽しめるのもうれしい。液晶ディスプレイ上部にWebカメラを内蔵しているのに加え、付属ソフトウェアで手軽にビデオチャットも利用可能だ。試しに、USB接続のBD-ROMドライブを接続して市販のBlu-ray Discタイトルを再生してみたが、コマ落ちは見られず、非常に滑らかな映像を満喫できた。ATI Radeon HDグラフィックスの動画再生支援機能のUVD(Unified Video Decoder)により、CPUへの負荷も少なく、バックグラウンドでメールやインスタントメッセージの送受信も行える。標準でHDMI端子を備えており、ハイビジョンコンテンツを大画面テレビに映すのも容易に行える。

17.5ミリピッチのキーボードはゆとりがあり打ちやすい(写真=左)。幅広のタッチパッドを採用する(写真=右)。パームレストにはZEN-design「kirameki」の模様がデザインされている。

 キーボードは主要キーで17.5ミリピッチを確保し、不規則な配列もなく打ちやすい。ワイド仕様のタッチパッドも幅広のパームレストと相まって、入力環境はゆとりがある。インタフェースも充実している。左側面にはHDMIとアナログRGB出力、2基のUSB 2.0、100BASE-TX対応の有線LAN、右側面にはSDメモリーカード(SDHC対応)/メモリースティックPRO/xDピクチャーカード/MMC対応のメモリカードスロット、USB 2.0、ヘッドフォン、マイク端子が並ぶ。前面下部はステレオスピーカー、背面はバッテリーが占める。

前面下部にステレオスピーカーがあり(写真=左)、背面はバッテリーが用意される(写真=右)

主なインタフェースは両側面にまとまって並ぶ。左側面にHDMIや2基のUSB 2.0端子(写真=左)、右側面には5in1対応のメモリカードスロットなどがある(写真=右)

 そして何より見逃せないのが、直販のHP Directplusでの7万3500円という価格だ。現時点ではベンチマークテストが行えない試作機であったため数値を示すことはできないが、OSにNetbook/ミニノートPCではとかく動作が緩慢だったWindows Vista Home Premium(SP1)を搭載していながら、本機では快適に扱えた。


 AMDのパワフルな新モバイルプラットフォームと、コンシューマー向けノートPCで確固たる地位を築いているHPとの強力なタッグによって生み出された「HP Pavilion Notebook PC dv2」。メインPCとしての実力を備えながら、モバイルでの利用も十分に対応可能なモデルに仕上がっており、2009年度の低価格ノートPC戦線の台風の目として、大いに注目できるニューホープが登場したといえるだろう。

前のページへ 1|2       

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.


提供:日本ヒューレットパッカード株式会社
企画:アイティメディア営業本部/制作:ITmedia +D 編集部/掲載内容有効期限:2009年4月30日