最新プラットフォームで2GHzオーバー!──超低電圧なCore i7搭載「レッツノート R9」“セブン”と“セブン”の相乗効果がビジネスを強化する(2/2 ページ)

» 2010年02月04日 00時00分 公開
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R8から約1.4倍高速化。マルチタスクにも強い!

「Rシリーズに関しては、従来のCPUファミリーを維持」という無難な選択ではなく、改善を施してCore i7を搭載したことで、R9も新世代プラットフォーム採用にふさわしい性能を実現した。パナソニックの測定でも「R8」より約1.4倍の高速化が確認された。これは2009年冬モデルの「レッツノート S8」(動作クロック2.53GHz、TDP25ワットのCore 2 Duo P8700を搭載)に迫る勢いだ。

 今回レッツノート R9が採用したCore i7-620UM vProプロセッサーは、Hyper-Threading Technology(HT)とIntel Turbo Boost Technology(TBT)に対応している。HTはCPUの物理コアを2つの論理コアとして扱う技術で、デュアルコアのCore i7-620UMでは4スレッドを同時処理できるようになる。

 一方、TBTは、システムの負荷や処理スレッドの数、温度などをチェックして、CPUを自動でオーバークロックするもので、R9のCore i7-620UMでは最大2.13GHzまで加速する。マイレッツ倶楽部モデルに搭載のCore i7-640UMでは最大2.26GHzとなる。

 プラットフォームの世代が変わり、より高速動作するようになって気になるバッテリー駆動時間だが、R8より高密度で高容量(3100mAh)のリチウムイオンバッテリーを採用することで、約7.5時間を確保した。充電時間も電源オフ時で約3.5時間、電源オン時で約5時間と短縮されている(R8は電源オフ時で約4.5時間、電源オン時で約5.5時間)。

 また、快適な作業環境の実現に加え、起動の高速化も図られている。セットアップユーティリティからFast Boot Modeを設定できるようになり、高速モードでは電源オンから3秒程度でHDDへアクセスを開始し、即座にWindows起動へ移行するようになった。また、標準モードの場合でも6秒と、従来の半分以下に短縮が図られている。

Windows 7 ProfessionalでXPモードも標準対応。32ビット/64ビットの選択も可能に

 OSは2009年冬モデルのR8と同じく、Windows 7 Professionalが導入される。ただ、R8と比べ、Core i7-620UMでサポートされるHTのおかげでマルチタスク処理の性能がさらに向上する。また、最近利用が増えてきているAESの暗号化と復号化をハードウェアで支援する「AES-NI」もCore i7-620UMでは実装された。Zipファイルの処理で20〜50%の性能向上が認められるという。Windows 7 ProfesionalとCore i7-620UMの組み合わせを採用したレッツノート R9は、ビジネスシーンでも確実に性能アップを果たしているといえるだろう。

 R9では店頭モデルでも32ビット/64ビットの選択が可能になった。デフォルトで32ビット版がインストールされており、HDDリカバリ機能を使って再インストールすると、32ビットまたは64ビットを選べる。マイレッツ倶楽部ではデフォルトが64ビット版となり、同様の手順でセレクタブル対応となる。Windows XP ProfessionalへのダウングレードDVDは付属しないが、標準でXPモードをサポートしているため、一般的なユーザーであれば特に問題になることはないはずだ。


 今回のモデルチェンジにより、Rシリーズはこれまで以上に個性的な存在となった。最新モデルが続々と登場したノートPC市場を見渡しても、レッツノート R9と“キャラがかぶる”製品は存在しない。これほどまでに軽量小型のクラスは、各メーカーともNetbookに移行している状況で、13型ディスプレイを搭載した1.5キロ前後のクラスでも、ほとんどがCore 2 Duoを採用している。Core i5採用モデルもまだまだラインアップの一部に過ぎない。

「このサイズにCore i7の高速CPUを搭載できるのはパナソニックだけ」というアピールも(いまのところは)事実だ。単にCPUが変わったといえばそれだけだが、レッツノート R9のサイズで、この高性能というのは、それだけで相当なインパクトをユーザーに与えてくれるだろう。

ボディに搭載されたインタフェースはレッツノートR8と変わらない。左側面にはアナログRGB出力とPCカードスロット(TYPE II準拠)が用意され(写真=左)、前面にはSDメモリーカードスロットを搭載する(写真=中央)。右側面はUSB 2.0が2基と、1000BASE-T対応の有線LANを備える(写真=右)

さらに高性能を求めるユーザーはマイレッツ倶楽部へ! プレミアムエディションの進化にも注目

 パナソニックの直販サイト「マイレッツ倶楽部」では2010年春モデルでも、多彩な限定モデルやバリエーションを用意する。まず、全シリーズで共通するのが、店頭モデルよりもさらに高速なCPUが採用されている点だ。R9は動作クロック1.2GHz(TBT有効時で最大2.26GHz)のCore i7-640UM vProプロセッサー、F9/S9/N9は2.53GHz(TBT有効時で最大3.06GHz)のCore i5-540M vProプロセッサーを搭載する。

 レッツノートS9のマイレッツ倶楽部限定プレミアムエディションはさらに進化した。オンボードメモリ4Gバイト(最大8Gバイト)を搭載するとともに、内蔵ドライブのカスタマイズにおいては、256Gバイト容量のSSDが用意される(従来は160Gバイト)。また、レッツノートF9/S9/N9は店頭モデルでもWiMAXを標準搭載しているが、2010年春モデルでは通信速度が最大で受信20Mbps、送信6Mbpsになった。ほかにも、S9プレミアムエディションでは、WiMAXとWWANモジュール(FOMAハイスピード対応)を同時に搭載したモデルも用意される。

 マイレッツ倶楽部でおなじみのカラー天板は、S9とN9シリーズで新たに2色(ピンクフローズン、ブルーグレイシャー)が追加され、最大で、S9で8色、N9とF9で6色、R9は実に14色から選択可能だ。ボディカラーに関しても、S9は3色、R9は2色が用意される。「持ち歩く小物」はほかの人とは違うデザインであってほしい。多彩な組み合わせから自分だけのオリジナルカラーを構成できるレッツノートは、モバイルユーザーの細かい希望まで分かっているといえるだろう。

2010年春モデルから、レッツノート S9と同 N9のマイレッツ倶楽部限定モデルのカラー天板に「ピンクフローズン」(写真=左)と「ブルーグレイシャー」(写真=右)が新色として追加された



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アイティメディア営業企画/制作:ITmedia +D 編集部/掲載内容有効期限:2010年3月3日