これからのプリンタは“タッチ＆ワイヤレス”で選ぶべし！――「HP Photosmart」シリーズの魅力：速くてキレイは当たり前（1/2 ページ）

コピー、プリント、スキャンを1台でまかなえる家庭向けインクジェット複合機は1台あると何かと重宝する。しかも日本ヒューレット・パッカードの「HP Photosmart」シリーズなら、多機能な最新モデルがリーズナブルな価格で手に入るので要チェックだ。

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タッチ＆ワイヤレス、価格も手ごろな主力モデル――「HP Photosmart Plus B209A」

「HP Photosmart Plus B209A」

　家庭に最新のインクジェットプリンタが1台あると、いろいろと活躍してくれる。特に多機能な複合機タイプなら、コピー、プリンタ、スキャナが1台にまとまっているため、写真やWebページの印刷、雑誌のコピーやデジタル化など、生活シーンの“情報力”が豊かになること間違いなしだ。もちろん、ちょっとした仕事にも十分使える。

　そんなホームユーザーに注目してほしいのが、日本ヒューレット・パッカードの「HP Photosmart Plus B209A」。非常に多機能ながら、お手ごろ価格が魅力の1台だ。IEEE802.11b/g準拠の無線LANを標準装備しており、家庭内で好きな場所に設置して複数のPCからプリンタを共有できる。給排紙トレイが前面にあるため、本体背面に設置上の余分なスペースがいらず、未使用時も使用時もコンパクトなのがうれしい。給紙トレイは2段構造（フォトトレイ／メイントレイ）で、A4普通紙とL判フォト用紙など、2種類の異なる用紙を柔軟に使い分けられる。

　使い勝手については、タッチパネルの2.4型液晶モニタが特徴だ。使いたい機能のアイコンやボタンを指で触れるだけの操作性は、直感的でとても分かりやすい。前面のメモリカードスロットや、デジタルカメラを直接接続できるPictBridge対応USBポートを使えば、撮影した写真データをPCいらずで手軽に印刷できる。さらに無料で提供されている「HP iPrint Photo」を利用すれば、iPhoneに保存してある写真や画像をワイヤレスで印刷可能だ。

2種類の用紙を同時にセットできる2段給紙トレイを装備。上段のフォトトレイに2L判やL判、はがき、下段のメイントレイにA4普通紙などを給紙できる

2.4型のカラー液晶モニタはタッチ操作が可能。アイコンやボタンに指で触れるだけで、プリント、コピー、スキャンなどの操作が直感的に行える

染料系のカラーインク（シアン、マゼンタ、イエロー）と、顔料系のブラックインクを採用。独立インクタンクなので、使い切った色だけを交換できる

　気になる印刷品質も心配はいらない。写真印刷には染料系の3色カラーインク、普通紙への文書印刷（黒い文字やケイ線）には顔料系のブラックインクを使うため、どんなデータ、どんな用紙でも美しくシャープに出力してくれる。印刷速度もA4カラー文書で最速28枚／分、L判写真1枚で最速13秒と良好だ。さらに、全4色のインクは各色独立式のインクタンクなので、ランニングコストも低く抑えられる。

　もう1つ見逃せないのは、メーカー純正のWebプリントソフトの元祖ともいえる「HP Smart Web Printing」だ。最新版はInternet Explorer 6／7／8とFirefox 3.5に対応し、Webページのクリップ保存と印刷、テキストの追加、PDFへの保存などが行える。表示中のWebページから必要な部分だけをクリップ保存し、好きなようにレイアウトして印刷することが可能だ。印刷結果は見やすく、そして用紙、インク、印刷時間の節約にもなるという、まさに「良いことずくめ」のツールといえる。

メーカー純正の「アドバンストフォト用紙」に写真データを印刷したサンプル。発色のバランスがよく、細かい部分もきちんと描写できている

独自のWebプリントソフト「HP Smart Web Printing」。Webページの好きな部分だけを選択して切り出したうえで、自由にレイアウト印刷が行える

　ちなみに、同価格帯の昨年モデル「HP Photosmart C4580」と比較した場合、印刷の品質と速度、独立インクタンクや2段給紙トレイの採用といったプリンタの根幹部分がパワーアップしている。着実に進化したHP Photosmart Plus B209Aを見渡したとき、充実した機能と優れたコストパフォーマンスに驚く。1万円台の価格で、無線LANやタッチパネル液晶、2段の給紙トレイといった便利な機能を詰め込んでいる複合機は、他に類を見ない。幅広いホームユーザーに、安心しておすすめできる1台だ。