スマートな「Let'snote C1」に“これでコンバーチブル!”と驚く(1/3 ページ)

Let'snoteに新シリーズが登場した。それも「S」や「N」のような既存シリーズのブラッシュアップでない、まったく新しいコンセプトを持った比類なき「タブレット」PCだ。

» 2010年06月04日 00時00分 公開
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トラックボール→円形ホイールパッドと進化した先に

コンバーチブルタイプのタブレットとしても使える「Let'snote C1」だが、そのスタイルは通常のクラムシェルタイプのノートPCと変わらない

「ポインティングデバイスの中で最も優れたものは何?」 ……それは愚問だろう。回答が明確に決まっているからではない。明確に決められないからだ。現在、デスクトップPCではマウス、モバイルPCではタッチパッドが標準的に用いられているが、それは使用環境や目的、製造コストなどの数多くの視点からバランスをとって導き出されただけで、“最も優れている”というわけではない。「トラックボール最高!」と叫びたい人もいるだろうし、絵を描くという用途ではペンタブレットを利用するユーザーも多い。

 Let'snoteシリーズは「定番」「王道」という言葉が似合う、モバイルPCとしての基本性能をなによりも重視して作り続けられている(それは、処理速度だけを指すのではない)。こうした、長年にわたって“熟成”されてきたLet'snoteには、開発者のアイデアとユーザーのフィードバックが数多く反映されているが、ポインティングデバイスにも“明確な主張”が込められている。現在の「円形ホイールパッド」はもちろんのこと、Let'snote LIGHT R1より前のラインアップでは、「トラックボールがLet'snoteのシンボル」という時代もあった。

 このように、ポインティングデバイスをことのほか大事にするLet'snote開発陣が、デジタイザ&マルチタッチ対応のタッチパネルを搭載した新シリーズ「Let'snote C1」を投入する。タッチパネルを搭載したLet'snoteは、これまでも存在したことがある。ビジネス向けパーソナルモバイルPCで高いシェアを誇るLet'snoteシリーズだけに、幅広い業種の要求に応える必要があり、現役のLet'snoteでもタッチパネルを搭載した特別仕様のTシリーズが存在する。しかし、今回の「CF-C1」は“単なるタッチパネル搭載Let'snote”ではなく、“コンバーチブルタブレット”モデルとして登場したのだ。

 ビジネス利用を主眼に置いたLet'snoteシリーズらしく、ほかの「R」「S」「N」「F」と同様にLet'snote C1の基本性能も、低価格のNetbookやCULVノートPCとは“次元が異なる”ほどに強力だ。CPUは、NetbookのAtomシリーズやCULVノートPCの動作クロックを抑えて駆動電圧を低くした超電圧版CPUではなく、標準電圧版の「インテル® Core™ i5-520M vPro™ プロセッサー 」(以下、Core i5-520M)を採用する。ハイパースレッディング・テクノロジーに対応して、内蔵するデュアルコアで同時に4スレッドを処理できるだけでなく、ターボ・ブースト・テクノロジーもサポートするので、標準状態で動作クロックは2.4GHzだが、システムの負荷とボディ内部の温度に対応して最高2.93GHzまでクロックをアップして動作することも可能だ。

 導入するOSは、Windows 7 Professionalだ。ホームユース向けのPCで導入されるHome Premiumとは異なり、「XP Mode」をサポートするので、ビジネスの現場でまだまだ利用が多いWindows XP対応アプリケーションを利用できるのが特徴だ。また、HDDリカバリー機能を使えば、64ビット版/32ビット版が選択できる。Let'snote C1のメインメモリ容量は標準構成で2Gバイトだが、最大6Gバイトまで搭載可能だ。4Gバイト以上のメモリを搭載した場合、すべてのメモリ領域を有効に利用するには64ビット版のWindows 7 Profesionalを導入すべきだろう。

 さらに、Let'snote C1は店頭モデルと法人モデル、そして、直販サイト「マイレッツ倶楽部」限定のマイレッツ倶楽部モデルが用意される。マイレッツ倶楽部モデルでは店頭モデルでは搭載されない(法人モデルでは件名対応)ワイヤレスWAN(FOMA HIGH-SPEED)に対応するほか、マイクロソフトの最新オフィススイーツ「Office 2010」が標準でプリインストールされる。なお、Let'snoteのほかのシリーズでも、Office 2010モデルが6月2日に登場した(店頭販売は、R9/S9/F9シリーズのみ。台数限定)。最新のOffice 2010をいち早く利用したいユーザーは、それぞれのモデルについても情報をチェックしておきたい。

左側面には有線LANと2基のUSB 2.0を備え(写真=左)、右側面にはPCカードスロットとUSB 2.0、アナログRGB出力を搭載する。スタイラスホルダーも右側面に用意する(写真=右)

本体前面には電源ボタン、無線LANのオン/オフスイッチ、SDカードスロットを備える。状態インジケータが右寄りにずらりと並ぶが、これはタブレット状態でも確認できるためだ(写真=左)。前面右寄り、インジケータの下にあるゴムカバーを外すとSIMカードスロットにアクセスできる(写真=右)

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アイティメディア営業企画/制作:ITmedia +D 編集部/掲載内容有効期限:2010年6月30日