“3つの3D体験”が切り開く、富士通FMVの3D対応モデル「ESPRIMO FH550/3AM」の近未来度をチェックデキルが、ココに。(3/3 ページ)

» 2010年06月23日 10時00分 公開
[PR/ITmedia]
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夏モデルでは64ビットOSに対応、最新オフィススイートも導入済み

2基のメモリスロットは背面にあり、最大8Gバイトまで増設可能だ

 本機のOSはWindows 7 Home Premiumを採用しているが、夏モデルから64ビット版と32ビット版を選べるようになった。出荷時は32ビット版をプリインストールしており、リカバリすることで64ビット版に変更が可能だ。ユーザーの環境に応じて柔軟に対応が可能なのはうれしい。

 64ビット版のメリットは、4Gバイトを超えるメモリを有効に活用できることにある(32ビット版は約3Gバイトまで)。ソフトウェアや周辺機器の互換性を心配する必要がないメリットがある32ビット版に対し、64ビットに最適化されたフォトレタッチソフトやビデオ編集ソフトなどでは、大容量メモリを搭載すると快適さが格段に向上する。本製品のメモリは標準で4Gバイトだが、最大8Gバイトまでの増設に対応している。64ビットに最適化されたソフトも増えてきているので、どちらでも選べるのはありがたい。

 また、64ビットにも最適化された最新のオフィススイート「Microsoft Office Home and Business 2010」もプリインストールされる。さらに、前述した3D/テレビ機能関連のソフトに加えて、辞書やハガキ作成、家計簿などの実用ソフトやミニゲームなど多彩なタイトルがあらかじめインストール済みで、別途ソフトウェアを買い足すことなく、買ったその日からさまざまな用途に楽しめるのも同社製品ならではだ。

ダブル録画対応の地デジチューナーを装備

 3D立体視表示に対応した20型ワイド液晶ディスプレイの表示解像度は、1600×900ドットだ。表面に光沢処理を施した「スーパーファインVX液晶」と呼ばれるパネルを採用しており、表示は明るく鮮やか。液晶部分はチルト(後ろへ30度まで)およびスイベルに対応するため、見やすい角度に簡単に調整できる。

 地上デジタル放送に対応したテレビチューナーカードを1基内蔵しており、Windows 7 Home Premiumに標準搭載されているWindows Media Centerのテレビ機能でテレビ番組の鑑賞/2番組同時録画が楽しめる(2番組同時視聴は非対応)。B-CASカードスロットは左側面の奥側に用意されている。Windows Media Centerは、番組表の文字やサムネイルが大きくデザインされたインタフェースとなっているので、離れた場所からでも付属のリモコンを使って気軽にテレビ放送や録画番組を鑑賞できる。

1600×900ドット表示に対応した20型ワイド光沢液晶ディスプレイを搭載する(写真=左)。Windows Media Centerボタン付き赤外線リモコン(単四乾電池2本で動作)が付属(写真=右)

インテルの新世代モバイル向けプラットフォームを採用

 ハードウェア面は、基本システムにインテルの新世代モバイル向けのプラットフォームを採用している。低消費電力で発熱の低いモバイル向けのCPUやチップセットを採用することで、液晶一体型の省スペースボディと高性能、静音性といった要素をうまく両立しているわけだ。

 CPUはインテル® Core™ i3-350M プロセッサー (2.26GHz)を搭載する。1コアにつき2スレッドを取り込んで同時に処理するHyper-Threading Technologyに対応しており、2コアで4スレッドの同時実行が可能だ。従来のCore 2 Duoに比べると、特に動画のエンコードなどマルチスレッドに最適化されたソフトで強い。

 チップセットにはIntel HM55 Expressを採用している。グラフィックス機能は、CPUのインテル® Core™ i3-350M プロセッサーに統合されたIntel HD Graphicsだ。旧世代システムのIntel GM45/GS45 Expressチップセットなどが内蔵していたGMA 4500MHDよりもHD動画再生支援機能が強化されており、Windows 7標準のWindows Media CenterなどでHD動画の再生が快適に楽しめる。

 メインメモリにはPC3-8500 SO-DIMMを4Gバイト(2Gバイト×2枚)備えている。データストレージには、3.5インチのSerial ATA対応HDD(7200rpm)を内蔵しており、容量も1Tバイトとテレビ番組の録画も余裕を持って行える。光学ドライブには、1層BD-R最大6倍速、2層BD-R最大4倍速、1層/2層BD-REへの最大2倍速記録に対応したBlu-ray Discドライブをボディ右側面に内蔵済みだ。

 Blu-ray Discドライブの下にはUSB 2.0ポートが1基、左側面には上から2基のUSB 2.0、ダイレクトメモリースロット(SDHCメモリーカード/MMC/メモリースティックPROなどに対応)、ヘッドフォン、マイク端子が装備されている。さらに背面には、ケンジントンロック、テレビアンテナ入力端子、2基のUSB 2.0、ギガビット対応の有線LAN、DC入力が用意される。通信機能としては、IEEE802.11b/g/n準拠の無線LANも内蔵しており、液晶一体型PCとして満足できる内容だ。スタンド部は左右80度にスイベルするため左右の端子類へのアクセスも無理なく行えて使いやすい。

本機のCPUには、Core i3-350M(2.26GHz)を採用している。定格の動作クロックは2.26GHzだが、Enhanced Intel SpeedStep Technologyにより、アイドル/低負荷時には933MHzまで動作クロックが下がる

多くの機能をスタイリッシュな省スペースボディに凝縮

 直径198ミリの円形フットプレートが支えるボディは、エッジに少し丸みを持たせたエレガントな形状が目を引く。マットブラックのベースボディに、ブラウン系の黒い額縁を組み合わせた「エスプレッソブラック」と呼ばれるカラーリングを採用している。LED表示のタッチセンサーで統一した前面の操作ボタンや、スピンカット加工を施した金属製円形フットプレートの仕上げも効果的で、さりげない上品さを感じる。

 ボディサイズは、497(幅)×198(奥行き)×391(高さ)ミリとなっているが、スタンド/フットプレート部を含めたサイズなので、実際には数字以上にコンパクトに見える。本機の設置面積はA4サイズのノートPCよりも省スペースで済み、狭い机上でも無理なく置ける。

 ワイヤレス接続のコンパクトなキーボードとホイール付きのレーザーマウス、リモコンが付属し、受光部は本体に内蔵されている。使わない時はキーボードを台座部分に格納でき、ケーブルの接続なしにさっと取り出して使える取り回しのよさがうれしい。

左側面に2基のUSB 2.0とメモリカードスロット、B-CASカードスロットが並ぶ
背面のカバーを取ったところ。スタンド中央の円形部分はケーブルを通す穴だ
右側面にスリムタイプのBlu-ray Discドライブと、USB 2.0ポートが並ぶ

省スペースタイプのテンキー付きキーボードと、チルトホイール対応のレーザーマウスが付属する(写真=左)。いずれも無線式なのでケーブルに悩まされることはない。ACアダプタは実測値が56(幅)×148(奥行き)×33(高さ)ミリ、ケーブル込みの重量が約430グラムある(写真=右)

3D立体視の大きな可能性を感じさせるパーソナルエンターテイメントマシン

 本機の実売価格は20万円前後となっている(2010年6月16日現在)。3DテレビとBlu-ray 3D対応のBlu-ray Discプレーヤー/レコーダー、そして最新オフィススイートをプリインストールしたPCが1台にまとまっていることを考えると、コストパフォーマンスは圧倒的といえる。

 特に3D対応テレビなどは40〜50万円クラス以上の製品がほとんどであり、3D立体視をグッと身近に感じさせてくれるという意味では実に貴重な存在だ。しかも、一般の3D対応テレビやプレーヤー/レコーダーがあくまでコンテンツを消費するだけの受け身のデバイスであるのに対し、本機ならば3D映像も自分で作成でき、よりアクティブに楽しめるのは実にPCらしく魅力的だ。

 今後3D立体視が普及していけば、YouTubeなどのサービスでダイレクトに3D動画をアップしてお互いに見ることができるようになったり、3Dでのダイレクトなテレビ会議/ビデオチャットなどができるようになるかもしれない。そうなれば、動画作成やビデオチャットもこれまでよりずっと楽しくなるのは間違いない。本製品は、3D立体視を広く普及させるきっかけになりうる大きな可能性を秘めた製品といえる。

 また、直販サイトのWEB MART限定で販売されるカスタムメイドモデルでは、メモリの8Gバイト化、3Dメガネの単品販売(3980円)やグロッシーキーボードが選択できるなど、柔軟なオーダーが可能だ。初期導入コストを抑えたり、64ビットOSの魅力をフルに生かしてより快適に利用したいなど、さまざまなニーズに対応できるようになっている。お得なキャンペーンも随時実施されているので、興味があるなら、ぜひ一度は訪れることをお勧めする。

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アイティメディア営業企画/制作:ITmedia +D 編集部/掲載内容有効期限:2010年7月22日