Let'snote J9のボディデザインは、これまでのLet'snoteシリーズと比べてとてもシンプルになっている。なぜなら、製品に標準付属する“ジャケット”を装着した状態が「Let'snote J9のあるべき姿」だからだ。ジャケットの装着を前提としてボディを設計することで、堅牢性能は本体とジャケットのトータルで確保することになる。そのおかげで、これまでLet'snoteの堅牢性能の象徴でもあった「耐100キロf級ボディ」を実現する天面のボンネット加工はJシリーズで採用しない。
なお、ジャケットを装着しない状態での運用も考慮している。天面には滑りにくい表面加工を施し、バッテリーにも凹凸加工を行うことで、本体をそのまま持っても落としにくくなっている。
先に述べたように、Let'snote J9のジャケットはデザインのためだけでなく、本体を守る役割も担っており、ジャケットを装着した状態で耐100キロf級ボディの堅牢性能を実現する。ジャケットを装着するために、Let'snote J9の底面は左右2カ所の小さなフックと中央のボルトで固定し、液晶ディスプレイの左右に設けたフレキシブルなスライド式ジョイント(パナソニックは“ジャケットリンク構造”と呼ぶ)で、本体とジャケットが一体化される。
ジャケットの底面には、本体のゴム足と同じ場所に4カ所の凸部を設けている。この部分はダンパー機能を備えており、本体だけでは30センチ非動作落下試験をクリアするレベルの堅牢性能を、ほかのLet'snoteと同様の76センチ動作落下試験をクリアするレベルにまで向上させる。
また、同じ底面中央にはハンドストラップも設けられている。こうした多彩な工夫が施されたジャケットによって、バッグから取り出して、デスクでもジャケットのまま使え、会議室などへの移動でも、ハンドストラップで本体をしっかりとホールドしながら持ち運ぶことが可能という高い機動性を実現した。
ジャケットのカラーは、スタンダードモデルは「シフォンホワイト」、ハイパフォーマンスモデルは「パンサーブラック」の2色を用意するほか、マイレッツ倶楽部モデルのプレミアムエディション限定オプションとして「カーディナルレッド」、「イーグルブラウン」も登場する。パナソニックではジャケットの仕様を公開する予定で、サードパーティーからも多彩なLet'snote J9用ジャケットが発売される可能性もある。すでに、SAZABYとのコラボレーションで企画された本革ジャケットが200台限定で発売されることが決定している。
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アイティメディア営業企画/制作:ITmedia +D 編集部/掲載内容有効期限:2010年11月7日