モバイルインターネット環境がより高速に、快適に使えるようになってきた半面、さまざまなサービスや料金プランが混在するので「どれが自分に向いている」か絞りにくい。どうすればよいか、どれを選べばよいかを実体験とともに解説する。
世の中にはたくさんのワイヤレス通信サービスがある。自宅に引く固定回線や携帯電話を経由しての通信なども含めると、個人がインターネットにアクセスする手段はたくさんある。そのたくさんの手段からベストな組み合わせを選び、コストやパフォーマンスを比べながら最適解を探す。もちろん、私自身もみなさんと同じように多数のサービスから選択をしているが、世の中のワイヤレス通信サービスは多種多様で料金プランの設定が通信企業によって異なるため、何がよいのか考えることさえ面倒という方も多いのではないだろうか。
今回は私自身が何をどう考え、通信サービスを選んだり、相談された際に友人にアドバイスしているのかを紹介したい。
高速ワイヤレス通信サービスを提供している企業と話をしていると、どのサービスにおいてもユーザーは大きく2つに分類できるという。これはかつてPHSのみがデータ定額プランを提供していた時代のDDIポケット、その後のウィルコム、イー・モバイル、そしてUQコミュニケーションズ、どの会社が提供している(してきた)サービスでも同じだ。
1つは光やADSLなどの固定回線網を契約せず、インターネット接続の主回線としてワイヤレス通信を使いたいというユーザーだ。固定回線の方が速度あたりのコストは低くなるが、自宅の外で使う機会が多いという人なら、ワイヤレスを主回線とした方がお得感はあるだろう。
かつてのPHSによる64kbps回線交換の時代は絶対的な速度が遅いという悩みもあって少数派だったが、今やモバイルWiMAXによって理論値で最大40Mbps、実効値も20Mbpsほどのアクセス速度が出る。これだけの速度ならば、ワイヤレス回線をインターネットアクセスの主回線と捉えてもいいという方も少なくないはずだ。
実際、私自身、モバイルWiMAX内蔵PCはモバイルWiMAXにつなぎっぱなしで、自宅に戻ってもモバイルWiMAX経由で仕事をしていることがほとんどだ。もちろん自宅には光回線を引いており、より高速な無線LANで接続すればさらに高速にアクセスできるのだが、大量のダウンロードを何本も並行して行ったり、よほどビットレートの高いストリーミング映像を再生しない限り、体感的な速度差はあまり感じない。
速度テストを行えば光回線の方が高速だが、わざわざモバイルWiMAXから無線LANへと切り替えて使う必要を感じないからだ。
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アイティメディア営業企画/制作:ITmedia +D 編集部/掲載内容有効期限:2010年11月30日