では、「自宅もWiMAX」は実際にどうすればよいか。自宅の環境によっては「電波が入るかどうか心配」という人はいるだろう。UQ WiMAXならそれも大丈夫。住所で対応エリアかどうかを検索できる“ピンポイントエリア判定”を含むサービスエリアマップを用意しているほか、「Try WiMAXレンタル」という、端末を15日間無料で試せるお試しサービスがある。これを利用し、きちんと利用できるか、そしてどのくらい速度が出るのかを試してみてはいかがだろう。端末をいろいろな場所に移動させながら、どこかで高速に通信できるポイントがあればそれで十分だ。なぜなら、自宅で利用するなら“WiMAX Speed Wi-Fi”「AtermWM3400RN」などの据え置き型のWiMAXルータを用いるか、あるいは出先での使い方に応じてモバイルタイプのWiMAX Speed Wi-Fiを、その条件のよい場所に置いておけばいいだけだからだ。
サービス開始当初のWiMAXは、サービスエリア内でも屋内や建物の陰などのフォローが弱い場合があり、思ったような速度が出なかったりつながらないといったケースもあったが、2010年12月現在は都市部を中心に広がり、今では全国政令指定都市実人口カバー率90%以上と、電波状況は大きく改善されている。また、以前試してダメだったという人も、もう一度、改めて評価してみる価値は大いにあると思う。
WiMAX機器は、購入すれば同時に通信契約も行える家電量販店が増えているほか、通販などでWiMAX機器だけ購入しても自宅で簡単にオンライン契約できる。手に入れたその日のうちに利用可能で、固定回線のように工事を待つ必要がない。自宅にインターネット手段がない場合、引っ越しなどで一時的にない場合も含めて、これだけ容易に高速なインターネット環境を導入できる点は大きなメリットである。
さて、「自宅をWiMAX」にしてしまえば、モバイル環境での通信サービスと出先での通信サービスを統合できるので、トータルの通信コストを抑えることができる(通話についても、固定電話でなく携帯電話のみで済ませてしまう人も多いだろう)。インターネットサービスを使うだけならば、自宅の固定回線をWiMAXに切り替えてもほとんど不自由はないといえる。
ADSLサービスは、定額の通信料とプロバイダ料金、加入電話回線費用の合計額を平均すると毎月3000〜4000円前後。月額3880円のUQ Flat 年間パスポートは、それとほとんど変わらないコストで「モバイル環境でも使える」ことを考えると圧倒的に安いといえる。自宅のインターネット環境がそのまま外に持ち出せる──新しいインターネットの使い方ができるようになるイメージだ。
その「自宅でWiMAX」の環境において、新たにWiMAX内蔵PCを購入したなら追加機器登録を行って同じ契約のまま出先で活用できるし、ポータブル型のWiMAX Speed Wi-Fiにしたならば、ケータイを持ち出すようにそれをそのまま外に持ち出せばいい。
最後に個人的にオススメしたいのは、据え置き型のWiMAXルータ+追加機器登録(1台あたり、プラス200円で追加可能)の組み合わせである。この組み合わせは、追加機器の優先順位を指定できるようになってから、大幅に使い勝手が改善されたからだ。
なぜ、この組み合わせが勧められるのか、どうやって運用するか。次回は「据え置きWiMAXルータ+機器追加オプション」により、自宅のインターネット環境がどう変わるかを考察する。
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アイティメディア営業企画/制作:ITmedia +D 編集部/掲載内容有効期限:2010年12月31日