徹底ハイスペックで駆け抜けるっ──自作ファンもうならせる「Endeavor Pro5300」ぶっ飛び仕様をチェックもう元に戻れないスピードを体験(2/3 ページ)

» 2012年06月20日 10時00分 公開
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最大32Gバイトの大容量メモリ、ISRTやSSD RAID 0などハイスペック構成に対応

 CPU以外の基本性能も深く見ていこう。メインメモリはPC3-12800 DIMMに対応し、容量はBTOで2Gバイト(2Gバイト×1)から最大32Gバイト(8Gバイト×4)まで選べる。

 データストレージは、3.5インチHDD(7200rpm/Serial ATA 600Mバイト/秒対応)および2.5インチSSD(Serial ATA 600Mバイト/秒対応)を合計4基まで搭載可能だ。さらにSSD/HDDのRAID構成や、SSDキャッシュ技術「Intel Smart Response Technology(ISRT)」を利用した構成も選べる。

 ISRTは、小容量のSSD(Endeavor Pro5300では40Gバイト)をHDDのキャッシュとして利用することで、起動時間や利用頻度の高いアプリケーションの操作を高速化する技術だ。比較的低コストで高速レスポンスと大容量を両立できるメリットがある。

photophoto データストレージとしては、3.5インチHDDか2.5インチSSDを合計4基まで搭載可能で、RAID 0やISRT構成も選択できる。今回の評価機は1TバイトHDD+40GバイトSSDによるISRT構成を選択した。ISRTは、小容量のSSD(Endeavor Pro5300では40Gバイト)をHDDのキャッシュとして利用することで、起動時間や利用頻度の高いアプリケーションの操作を高速化する技術。低コストで高速レスポンスと大容量を両立できるメリットがある

 5インチベイに搭載する光学ドライブは、Blu-ray Discドライブ、DVDスーパーマルチ、DVD-ROMドライブ(再生ソフトあり/なし)の4種類から選べ、1基目をDVD-ROMドライブとした場合、追加でもう1基、Blu-ray DiscドライブあるいはDVDスーパーマルチを搭載するデュアル光学ドライブの構成も可能となっている。光学ドライブが2台あると読み取り用と記録用のドライブを分けて使えるため、光学メディアのチェックやバックアップ作業を多様する業務などでは効率がよい。こういうデュアル光学ドライブ構成が選択できるのも、個人利用以外にビジネスシーンでもありがたいことである。

photo グラフィックス機能の選択肢は、CPU内蔵機能(グラフィックスカードなし)を含めて合計8種類が用意されており、3Dゲーム用途向けのDirectX、3DCG/CAD向きのOpenGL、それぞれに最適化されたGPUを搭載したカードが選べる。今回の評価機はAMDのDirectX 11対応ハイエンドGPU「Radeon HD 7970」搭載カードを選択した

 グラフィックスカードの選択肢も豊富だ。3Dクリエイターや3Dゲーム向けのDirectXに最適化されたメニューが4種類、CAD/CG業務向けのOpenGLに最適化されたメニューを3種類、それぞれローからハイエンドまでそろえており、目的や予算に応じて選ぶことができる。ちなみに、ハイエンドのDirectX最適化モデルとしてAMDのRadeon HD 7970(グラフィックスメモリ:3Gバイト)とNVIDIAのGeForce GTX580(同1.5Gバイト)を用意するなど、NVIDIAとAMD両方の選択肢を用意している点は自作PCファンから見てもありがたい。また、3Dゲームはやらないので不要という人には、グラフィックスカードを搭載せず、CPU統合グラフィックス(Intel HD Graphicsシリーズ)を利用する低コストな構成にも対応する。

 プリインストールOSはWindows 7(SP1)だ。こちらも最上位のUltimateからProfessional、Home Premiumと3種類のエディションそれぞれ、64ビット版と32ビット版の全6種類から選ぶことができる。

photo 最新のIntel Z77 Expressチップセットを搭載したATXフォームファクタのマザーボードを採用する。チップセットがサポートする4基のUSB 3.0が標準で利用可能で、ギガビットLAN、HDオーディオもオンボードで搭載する。ビジネスシーン向けにPCIスロットも3本装備する

 最後にマザーボードは、新世代のCPUに最適化されたIntel Z77 Expressチップセットを搭載した最新設計のものを採用している。メモリソケットは4本あり、拡張スロットはPCI Express x16スロットが2本、PCI Express x4スロットとPCI Express x1スロットが1本ずつ、さらにPCIスロットも3本装備する。ビジネスシーンにおいて、PCIスロット接続の既存拡張機器を引き続き使用する事例はまだかなり多く、エプソンダイレクトのPCは「マシンは最新に/既存の周辺機器も活用したい」そんなビジネスシーンの要望にも対応できるのが強み。最新スペックでPCIスロットを装備するPC、特にビジネスユーザーには貴重な存在である。

 標準機能としては、インテル製のギガビットLAN(Intel Z77内蔵+PHY)やHDオーディオを搭載する。このほか、USB 3.0をチップセットレベルでサポートしており、USB 3.0ポートは前面と背面に2基ずつ装備する。USB 3.0はUSB 2.0の10倍以上の最大転送速度(5Gbps)を持つ。USB 3.0対応の外付けHDDなどと併用することでデータ転送速度が格段に向上する。これまでのUSB 2.0のそれと比べ、業務効率がかなり高まることは間違いない。

 このほか、地上/BS/110度CSの3波デジタル放送に対応したTVチューナーカード(PCI Express x1接続)、USB 3.0、IEEE1394、シリアル、パラレルポートの追加といった拡張カードのメニューもしっかり用意する。上記のPCIスロットと同様に、業務用アプリケーションや周辺機器などの都合で、シリアルやパラレルポートが必要な業務シーンがまだ多く存在する。そういった企業にとってやはりありがたい。このあたりの配慮はビジネスPCで長年実績を積み重ねているエプソンダイレクトならではといえる。

ハイクラスな構成でも安心して使えるプロクオリティのPCケース

 ハイクラスPCにおいて重要度の高い要素、それがPCケースだ。

 PCシステムはハイクラスな構成ほど相対的に発熱や消費電力は高くなる。また、ハイクラスシステムを要求する用途においては、総じてPCシステムへの負荷も高く、高負荷状態になる頻度も多い。そういう環境下において、PCシステム全体のエアフローを制御する役割を果たすPCケースの放熱性能は、PCシステム全体の安定性、信頼性、製品寿命を大きく左右する。当然、長期間継続して利用することを前提にするならば、拡張や交換、清掃などの機会も想定しておくべきで、PCケースの耐久性(剛性)、拡張性や整備性も見逃せない要素といえる。

photophoto 前面端子は5インチベイに入れるI/Oユニットとして提供されている。位置を入れ替えることも可能だ。端子の内容は2基のUSB 3.0とUSB 2.0、ヘッドフォン出力、マイク入力を横に配置する。端子の間隔が広くとられているので、少し大柄なUSBメモリなども干渉せずに無理なく使えるのはありがたい。背面端子は、2基のUSB 3.0ポートのほか、USB 2.0ポートが4基、有線LAN、2基のPS/2ポート、シリアルポート、サウンド関連コネクタ、DVI出力、アナログRGB出力がある。

 その点、Pro5300のケースはすべてにおいて高水準だ。放熱システムは、前面カバー下部のスリット内、およびサイドカバーにもCPUとグラフィックスカード用の吸気口が設けられており、これらから吸気し、背面にある大口径ファンで排気する内容となっている。この背面ファンは12センチ角と大口径であるとともに、厚みが25ミリある高静圧タイプで、低回転で効率のよくケースの内側から外側へ排気できる。ハイクラスな構成でも冷却面に不安はまったくない。

photophoto 背面の樹脂製のレバーを引くとロックが外れ、内部へ手軽にアクセスできる。内部はグラフィックスカードを固定するスタビライザーを含め、ドライブやカードなど工具なしでパーツの着脱が行える「ツールフリー構造」になっている(ただし、今回の評価機に選択したRadeon HD 7970グラフィックスカードは、カード形状の都合でネジ止めでの装着になる)

 拡張性、整備性の優秀さも特筆ポイントだ。工具を用いず整備できる「ツールフリー構造」を採用しており、剛性の高い肉厚の金属フレームで構成されたシャシーには、各種パーツのマウント部に樹脂製のアタッチメントパーツが装着されており、ツールフリーでパーツの着脱が行える。ちなみに、サイドカバーやフロントパネルのロックはもちろん、背面の12センチ角ファン、グラフィックスカードを支えるスタビライザーにまで行き届いており、それぞれがキッチリと高精度に組み付けられ、確実に固定できるのが非常に好印象だ。

 さらに、ストレージは本体前面よりすぐにアクセスできる「HDDフロントアクセス」構造が大変使いやすい。HDDやSSDなどのストレージは、PCパーツの中でも容量追加などで追加や交換の機会は多いと思われる。サイドカバーを外すことなくツールフリーで増設/交換ができるのは、使い始めると確実に「便利だ」と思える機構だろう。

photophoto 「HDDフロントアクセス」構造が非常に便利だ。サイドカバーを外すことなく、3.5インチ/2.5インチ兼用のドライブベイ(4基)へ前面からすぐにアクセスできる(もちろん、キーロック機構も備える)。

photo 移動に便利な専用キャスターも用意されており、BTOメニューより追加できる。ハンドルだけでもかなり持ちやすいが、業務などの都合で移動させる機会が多い方にはうれしいオプションだ

 Pro5300の本体サイズは、217(幅)×500(奥行き)×431(高さ)ミリ/約17.6キロ(キャリングハンドルなしの基本構成時)とそれなりに大きく、重さもある。こちらはしっかりした構造のPCケースにハイエンドパーツも装着する構成だけに仕方がない。しかし、この重量級のボディも剛性感バッチリのキャリングハンドルのおかげで梱包箱からの取り出しや設置、ちょっとした移動などもスムーズにでき、扱いは格段に楽になる。

 加えて、自室・オフィス内でPC移動の機会が多い人、あるいは机の下に設置し、パーツ交換やその他メンテナンスの機会が多いには本体ごと移動させやすい専用キャスターのオプションもあるので、一緒の導入を検討してほしい。

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提供:エプソンダイレクト株式会社
アイティメディア営業企画/制作:ITmedia +D 編集部/掲載内容有効期限:2012年7月3日

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