これが「新時代を切り開くため」のハイブリッドUltrabookだ!──軽量・変形・フルHD「Endeavor Sシリーズ NY10S」徹底検証ノートPC/タブレットを両立、「なるほど」な工夫が(1/2 ページ)

仕事ではハイパフォーマンスなノートPC、外出には軽くて手軽なタブレット。──そのどちらも望むなら、Core i7の快速仕様+“ハイブリッド“なUltrabookがお勧めだ。重量約1.19キロで11.6型フルHD液晶を備える、エプソンダイレクトの新提案“スライダーUltrabook”「Endeavor Sシリーズ NY10S」の魅力を深掘りしよう。

» 2013年05月01日 13時00分 公開
[PR/ITmedia]

Endeavor Sシリーズから「新世代」Ultrabookが登場

photo Endeavor Sシリーズ NY10S

 ノートPCとしても、タッチ対応タブレットとしても、両方OK──。11.6型液晶ディスプレイを搭載したスライダー型Ultrabook、「Endeavor Sシリーズ NY10S」(以下、NY10S)がエプソンダイレクトのPCラインアップに新たに加わった。

 NY10Sは、ディスプレイをスライド&チルトできる新設計の機構により、クラムシェル型ノートPCとしても、スレート型のタブレットとしても使える“新世代”のモバイルデバイスだ。プリインストールOSには64ビット版Windows 8を導入し、タッチ操作に最適化されたWindows 8の新しいユーザーインタフェースをフル活用できる点を強みとする。

 エプソンダイレクトのPCといえば、オフィスシーン向けの手厚いサポートや、細かくカスタマイズできるBTO対応のEndeavorシリーズで知られるが、このNY10Sは個人や中小規模オフィス/SOHOニーズに合致した「Endeavor Sシリーズ」の製品として展開する。Endeavor Sシリーズは、大企業・大量導入向けのサポートを変更しつつ、BTOメニューを簡略化することで、より分かりやすく、かつ販売価格(初期導入コスト)を抑えられる特長を持つシリーズだ。

 なによりこのNY10Sも、SOHOやITリテラシーの高いコンシューマー/ビジネスコンシューマーを意識して最適化したスペックに固定することにより、非常にリーズナブルな価格帯を実現したのが大きなポイントである。スペックが固定されているので、BTOカスタマイズは難しいと感じている人にも購入しやすいだろう。

「スライド&チルト機構」の搭載により、2つのスタイルで活用可能

 NY10Sの最大の特長が、ノートPCスタイルとタブレットスタイル、2つのスタイルで柔軟に使い分けられる「ハイブリッド」な工夫。これを新たなスライド&チルト機構の搭載により実現した。タブレットスタイルの状態から、ディスプレイを奥へ押すとキーボードが出現、さらにディスプレイを起こすとノートPCスタイルに変形する──という仕掛けとなっている。

photophoto スライド&チルトの機能を持つヒンジ機構により、開けばノートPC、閉じればタブレットとして活用できる

 ノートPCスタイルは、ディスプレイ面の裏にあるスライド機構のシャフトなどのメカニクス部分がわずかに露出するが、ディスプレイのフレキシブルケーブルなどの露出は最小限に抑えられている。デザイン的にうまく処理されており、こちらはとても好印象だ。スライド動作もスムーズで、ひっかかりやガタつきも当然だがない。強度や耐久性の面で不安は感じない、とてもしっかりとした構造の機構となっている。

 ディスプレイの角度は約0度〜75度の間で自由に調整できる。また、0度(水平)に倒した状態でも利用可能だ(キーボードは誤操作を防ぐため、自動的にオフになる)。NY10Sと同様に2つのスタイルで利用できる“コンバーチブル型”のPCも増えているが、このようにディスプレイの角度を柔軟に調整できる製品は意外と少ない。ノートPCスタイルでの操作時は、席につき、企画書や報告書の作成など何かをじっくり作成・創造するシーンで用いる。ノートPCスタイルでの作業性を妨げないこの機構は、コンシューマーもビジネスユーザーも「とはいえ、ノートPCとしての作業性は妥協できない」と考える人にとても向くと考えられる。

 ノートPCスタイルとタブレットスタイルを使い分けられる特長は、Windows 8と深く関係している。

 というのも、Windows 8はタブレットスタイルでの利用──つまりタッチ操作を強く意識して、ユーザーインタフェースを新たに作り込んでいるためだ。単にタッチ操作ができるだけでなく、見た目に美しく、かつ指の動きに対して滑らかで軽快に動作するよう作り込まれているのだ。

 また、Windows 7をベースにGPUアクセラレーションなどを積極的に取り入れるなど最新のハードウェアに最適化されているので、従来のWindows 7と同じことも、より快適な操作感で実施できるのもよい部分だ。このためWindows 8の機能を存分に活用するには、やはりタッチ操作に対応していることが望ましい。2013年現在、クラムシェル型のノートPCでもタッチパネル搭載モデルが増えているのだが、NY10SのようにノートPCとタブレット、2つスタイルを自在に切り替えながら活用できるUltrabookが登場するのも、Windows 8を最大限に活用するためにほかならない。

 なにより、バッグからサッと取り出してきれいで見やすい画面に直接触れて操作し、情報を共有できるタブレットの機動力。そして、画面と向き合って長文テキストを入力したり、静止画や動画の編集加工をしたりといったクリエイティブ作業に適するクラムシェル型ノートPCとしての使いやすさ、どちらも兼ね備えているのが最大の魅力だ。

photo タブレットスタイル/ノートPCスタイルの両立は、スライド&チルトの動きが可能な特殊なヒンジ機構で実現する

コンシューマー/ビジネス層、双方から注目を集めるUltrabook。その中でも「ハイパフォーマンス」志向の基本スペック

photo コンパクトかつスリムなボディは、ブラックとシルバーのツートーン構成により、とても精かんな印象を受ける。全体的にはフラットなフォルムながら(ノートPCスタイルでの)手前側に少し傾斜が付いており、こちらもサイズ以上にスリムな印象を与えてくれる

 改めてNY10Sの仕様を確認しよう。

 まず、NY10Sはインテルが提唱する“Ultrabook”の要件を満たすマシンだ。Ultrabookとは「薄型軽量で洗練されたデザインのボディを持ちながら、きわめて高いレスポンスとセキュリティ機能を備えるデバイス」とインテルは述べている。具体的には、インテルの超低電圧版CPUを搭載、5時間以上(8時間以上を推奨)のバッテリー動作時間、20ミリ以下の薄型ボディ(14型未満のタッチパネル付きディスプレイ搭載モデルの場合)、休止状態からの約7秒以内の復帰──などを満たすことが条件とされている。

 Ultrabookは極薄や超軽量など、デザイン的な魅力からコンシューマー向けにはもちろんだが、その操作感のよさ、携帯性、バッテリー動作時間の長さといった特長はビジネスの生産性向上にも直結する要素だ。このため企業ユーザーからも大きな注目を集めており、Ultrabookを社員の貸与マシンとして導入する企業も増えている。

 NY10Sの本体サイズは、11.6型ワイドの液晶ディスプレイを搭載し、303(幅)×197(奥行き)×19.8(高さ)ミリ、重量は約1.19キロだ。1キロ台前半と、ハイブリッド型Ultrabookとしてトップクラスに軽量な部類で、サイズ感としても携帯性は申し分ない実力がある。


photophoto 本体前面と後面。後面に排熱口、画面自動回転のオン/オフボタンやボリューム調整ボタンが備わる
photophoto 本体左側面に有線LANポート、右側面に電源ボタン、Mini HDMI出力、USB 3.0×2、ヘッドホン出力端子、DC入力端子が備わる
photo 付属ACアダプタも小型軽量。出張などACアダプタの携行が必要な際にも負担にならない

 内蔵するリチウムイオンポリマーバッテリーの容量は約42ワットアワー(11.1V/3800mAh)で、公称の動作時間は約6時間だ。付属するACアダプタもかなり小型軽量で、泊まりがけの出張などACアダプタの携行が必要な際にも負担にならない点がありがたい。

 電源ボタンはタブレットスタイルでも使えるよう、右側面に付いている。また、本体後面には画面自動回転のオン/オフボタンやボリューム調整を備えている。携帯するマシンということで電源ボタンは誤って触れた程度では機能しないよう工夫されており、このあたりの配慮もエプソンダイレクト製PCならではの安心感がある。このほか、Mini HDMI出力、有線LANポート、2基のUSB 3.0、ヘッドホン出力、SDメモリーカードスロット(SDHC、SDXC対応)、HD 720pカメラなど、業務シーンでもバッチリ使えるほど十分なインタフェースを持っている。セキュリティポリシーにより802.1x認証などセキュリティ性を高めた有線LAN接続を課するオフィスも多いと思われ、個人ユーザーも動画データやデータバックアップ時など、大量かつ大きいサイズのデータを扱う場合に有線LANが必要という人も多いだろう。薄型かつ軽量なボディとしながらも有線LANポートをしっかり内蔵するのはとても心強い。

 NY10Sの基本システムは、多くのUltrabookと同様に超低電圧版Ivy Bridge/ChiefRiverプラットフォームを採用する。CPUのCore i7-3537U(2GHz/最大3.1GHz)や8Gバイトのメインメモリ、124GバイトのSSDを“標準”とし、基本スペックはUltrabookの中でもかなりハイクラス志向な構成としたのが特に魅力だ。


photophoto CPUはUltrabookの中ではトップクラスとなるCore i7-3537Uを採用する。Intel Turbo Boost Technology 2.0に対応しており、動作クロックは最低800MHzから最大3.1GHzまで可変し、CPUパワーが必要な時だけ動作クロックを上げて高速に処理する(注:画面内、“Processor Name”の内容が異なっているが、こちらはCPU-Z側表記の誤りと思われる)

 採用するCore i7-3537Uは、Intel Turbo Boost Technology 2.0に対応し、動作クロックは必要に応じて最大3.1GHzまで可変する。なお、タブレットスタイル時は800MHzにクロック周波数を落として動作する仕組みも取り入れた。ビュワー用途が中心と想定されるタブレットスタイルは、CPUパワーをそれほど必要としない。静音性や発熱性、そしてバッテリー動作時間を考慮した仕組みと言える。

 グラフィックス機能はCPU統合のIntel HD Graphics 4000を使用し、メインメモリはPC3-12800 SDRAMを8Gバイト搭載する。2013年現在のUltrabookはメモリ4Gバイトを標準とするモデルが多いのだが、標準で8Gバイト搭載するのはクリエイティブ系ソフトウェアを使用するシーンのほか、今後長く使えそうなポイントも含めてとても安心で、かつ好ましいポイントだ。データストレージは、容量約124GバイトのSerial ATA 6Gbps対応の高速SSDを採用している。起動/復帰時間の短縮化とともに、日々の作業もサクサクこなせる快適性が大いに期待できる。

 通信機能は、1000BASE-T対応の有線LANとIEEE802.11b/g/n準拠の無線LAN、そしてBluetooth v4.0+HDRを標準装備している。本体には2基のUSB 3.0のほか、SDメモリーカードスロット(SDHC、SDXC対応)、Mini HDMI出力、ヘッドホン出力端子を装備。また、HD 720p対応のインカメラも内蔵し、別途カメラを接続することなくビデオチャットやビデオ会議などを利用できる。センサーとしては、ジャイロ、地磁気、加速度、照度センサーと、タブレットデバイスで定番のセンサー類をひととおり内蔵している。

photophotophoto NY10S(評価機) デバイスマネージャ画面の一部
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提供:エプソンダイレクト株式会社
アイティメディア営業企画/制作:ITmedia PC USER 編集部/掲載内容有効期限:2013年5月14日

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