“プリンタの達人”はなぜA3インクジェット複合機「MFC-J6970CDW」を選んだか?3大注目ポイント+αで仕事がはかどる(1/3 ページ)

低コスト、省スペース、省電力でA3やB4の大きなサイズに対応できるため、昨今はビジネス向けのA3インクジェット複合機がSOHO/中小企業に受けている。各社のプリンタ/複合機を長年評価し続けているテクニカルライター(いわばプリンタの達人)の小川夏樹氏は、その中でもブラザーの最新モデルに注目しているというが、一体なぜだろうか?

» 2013年11月11日 10時00分 公開
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A3/B4が必要なケースは意外に多いが……

小川夏樹。コンシューマー系PC雑誌の編集者を経て、フリーのテクニカルライター/編集者として独立。ITmedia PC USERではプリンタの評価記事を中心に執筆するほか、IT系の書籍/雑誌/Webメディアも手がける

 A4より大きなサイズのプリントとスキャン、そしてコピーに、あなたの職場はどう対応しているだろうか?

 大きめの「A3」(A4見開きサイズ)や「B4」といったサイズは、A4対応の複合機では通常扱えないが、建築、不動産、製造業、文教関連、紙媒体編集など、実にさまざまな業種で必要とされている。一般的なSOHOや中小企業ではA4だけで済ませることも不可能ではないが、ワークフローやチャートなど細かいデータにA3サイズを使えれば、視認性の向上ひいては業務効率の改善につながることは想像に難くない。

 たまにA3やB4が必要になった場合、コンビニプリントや事務関連の出力サービスで対応するという手もあるだろう。しかし、データの準備や店舗との往復に手間がかかり、印刷した文書の置き忘れなど、セキュリティ面にも注意が必要となる。

 かといってA3カラー対応の複合機は、業務用でレーザー/LED方式の場合、最低でも10万円台後半からと高い。リース契約でも月額数千円のコストはかかる。しかも複数用紙に対応した製品だと、本体サイズは巨大、総重量はざっと60〜80キロにもなるので、設置するのも大変だ。SOHOや中小企業でここまでの複合機を導入できる環境はそう多くない。

 そこで助け船となるのが「ビジネス向けのA3インクジェット複合機」だ。導入コストは数万円からでランニングコストも抑えられており、省スペース設計で設置場所にも困らない。しかもレーザー/LED機と比べて圧倒的に省電力だ。一昔前のインクジェット機は、レーザー/LED機に比べて普通紙の印刷速度や品質で劣っていたが、昨今はSOHOや中小企業に多い少量多品種の印刷ニーズに十分応えられるレベルになってきている。

 さて、A3インクジェット複合機のメーカーと言えば、ブラザーが老舗だ。同社は2008年にこの製品ジャンルを他社に先駆けて投入し、新しい市場を創出。2011年にライバル機が登場するまでは同社製品の独壇場で、多くの職場で好評を得てきた実績がある。

 そんなブラザーが満を持して2013年11月に発売した最新モデルが「MFC-J6970CDW」だ。A3インクジェット複合機市場をリードしてきた同社製品だけあって、ユーザーからのさまざまなフィードバックを受け、性能も機能も大幅に強化され、ビジネスの効率アップにより貢献できる複合機に仕上がっている。

ブラザーのA3インクジェット複合機「MFC-J6970CDW」。同社のインクジェット複合機「PRIVIO(プリビオ)」ブランドにおけるビジネス向け製品「WORKS」シリーズの新機種だ。プリンタ、スキャナ、コピー、ダイレクトプリント、ADF、FAXの機能を備えている

 かくいう筆者も従来機から完成度を大きく高めてきたことに感心したが、ここでは特に注目したいポイントを中心に、MFC-J6970CDWの実力を探っていこう。

注目ポイント(1) A3の自動両面プリント&スキャン!

最大A3サイズまでの自動両面プリント(普通紙)に対応する。はがきの自動両面も可能だ

 MFC-J6970CDWのスゴイところは、単にA3のプリントとスキャンができるにとどまらないことだ。まずA3の自動両面プリントが可能なため、両面印刷をしたいときにユーザーが紙をひっくり返す手間がかからず、紙資源の節約にも役立つ。

 スキャンについては、フラットベッドの原稿台に加えて、ADF(自動原稿送り装置)もA3に対応しているのが特徴だ。複数枚のA3スキャンにおけるMFC-J6970CDWの導入メリットは大きい。

 さらに素晴しいのは、ADFを使った1パス両面スキャンに対応していることだ。導入コストを抑えつつも、奮発して2本のCISスキャナを内蔵しているため、1回の用紙走行で表面と裏面の両方を同時にスキャンできる。

 つまり、両面スキャンをするのに手で用紙をひっくり返す手間がないのはもちろん、ADFの内部で用紙を反転させて戻すといった作業も発生しない。ユーザーの労力を省きつつ、スキャン速度を大幅にアップできるというわけだ。この点だけでもMFC-J6970CDWを選ぶ強力な理由になることは間違いない。

スキャナはフラットベッド(写真=左)もADF(写真=右)も両方A3サイズが使える。ADFには最大35枚まで原稿をセットでき、1パス両面スキャンでスピーディに文書の電子化が行えるのが強みだ

 またプリンタとスキャンが両面に対応するということは、A3サイズの両面コピーが楽に行えることも意味する。もちろん、A3での両面FAX送信も可能なので、A3でのFAXを多用したいというニーズも満たす。

 充実したA3サイズのサポートを実現していながら、コンパクトボディにまとめているのも見事だ。本体サイズは553(幅)×433(奥行き)×310(高さ)ミリ、重量は約16.4キロと、A3インクジェット複合機としては小さくて軽い。実際に筆者の作業場に1人だけで無理なく設置できた(マニュアルには2人以上で持つよう書いてあるので注意)。

 これがA3レーザー/LED複合機だったら、2人で持ち上げるのも重労働だ。A3スキャナを内蔵していながら、底面を絞り込んだフォルムに仕上がっているので、これならデスクサイドにでも置いて無理なく使えるだろう。A3用紙をセットするため、下段の給紙トレイを伸ばしても153ミリほど奥行きが増す程度だ。

このように広めの作業机ならば、デスクに置いて使えるほど省スペース設計のA3複合機だ(写真=左)。デスクサイドにA3複合機を置き、直ちにプリントやスキャン、コピーが行えるのは特にSOHOで重宝するだろう(写真=右)
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