レッツノートで最も売れているのは、クラムシェルスタイルで光学式ドライブを内蔵する「クリエイティブ・モバイル」こと「SX」シリーズだった。その人気モデルが大きく変身した!
パナソニックのレッツノートは、「極めて軽いノートPCシリーズ」として広く認識されてきた。その「軽さ」という点で、レッツノートをさらに大きく進化させたのが、2014年10月に登場した「レッツノートRZ」シリーズだ。高精細表示の10.1型ディスプレイを搭載して約745グラムという超軽量は、コンバーチブルPCで“世界最軽量”(2015年10月7日現在、パナソニック調べ)を誇る。
その一方で、RZが“異次元レベル”の軽さに達してしまったため、レッツノート・シリーズで主流モデルといえる「レッツノートSX」ユーザーの中には、「これまで抜群に軽くて満足していた自分のSXより、もっと軽いRZが出てきてしまったのか……」と複雑な思いを抱いた方もいるだろう。
だったら、次に買い替えるときはRZを選べばいいと考えるかもしれないが、「自分の用途ではSXが採用する12.1型の画面サイズに、余裕あるキーボードサイズが欠かせない」という理由で、そう簡単に乗り換えるわけにはいかない事情があった。
そんなSXユーザーのために、パナソニックはSXシリーズの全面改良、特に軽量化に取り組んだ。その成果が「レッツノートSZ5」だ。
新たに登場したSZ5は、従来のSXと同様に、12.1型ディスプレイと光学式ドライブを内蔵しつつ、本体質量は約1170グラムから約929グラム(4セルバッテリー・SSD搭載構成)へと大幅に軽くなっている。これは光学式ドライブ内蔵の12.1型ノートPCで“世界最軽量”(2015年10月7日現在、パナソニック調べ)の圧倒的な軽さだ。
もちろん、軽量化のために、レッツノートSXシリーズが持っていた「長時間駆動」「堅牢性」「高性能」「操作性」「豊富なインタフェース」「打ちやすいキーボード」「使いやすいホイールパッド」などを省くようなことはしていない。
これまでと同様に、あるいは、これまで以上のレベルで、「各部の細かな見直しによる軽量化の積み重ね」によって、全体で約240グラムもの軽量化を実現した。
SZ5では「光学式ドライブ内蔵モデルをより軽く」を実現するべく、大胆な見直しを断行した。
まず、レッツノートの外見で大きな特徴となっている、天板部のボンネット構造がさらに進化している。本体を「より軽く薄く」しながら堅牢性を確保するために、レッツノート・シリーズの初代である「R」から受け継がれ、これまでも細かく改良を加えてきた構造だが、今回は新たに「新ボンネット構造」としたのだ。「SZ5」天板のボンネット部分を、中央部分がほんの少しへこんだ“すり鉢”状に仕上げている。
といっても、へこみはわずかなので、よく見なければ分からないが、このようにボンネット、および中央部を逆ドーム型の凹形状にすることで、薄肉パネルでも荷重が加わったときのたわみを抑制している。
構造の変更により、ボディパネルは全体にわたって0.05〜0.1ミリ程度の薄肉化を実現し、従来のSXと比較して、ボディパネル全体で40〜50グラムほど軽くなった。
さらに、液晶ディスプレイについても、パネルで使っているガラスの厚みを0.2〜0.3ミリほど薄くするとともに、反射シートや拡散シートについても薄型化を図ることで、50〜60グラムの軽量化を実現した。
そして、より大胆な見直しといえるのが、光学式ドライブの配置変更だ。SXシリーズでは、ホイールパッドの右側をドライブカバーとしたシェルドライブを採用していたが、SZ5ではトレイ式のドライブを本体中央下部に配置した。
フットプリントの最小化を図るため、光学式ドライブとシステム基板がボディ内部でオーバーラップする配置となっている。同時に、システム基板自体のレイアウト変更と小型化で20〜25グラム、さらにクーラーユニットに内蔵するファンの変更も、40グラムの軽量化につながっている。
なお、トレイ式へと変更したことにより、「レッツノートMX」「レッツノートLX」と同様に、Blu-ray Discドライブも選択可能となった(Web販売モデルのみ)。
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提供:パナソニック株式会社
アイティメディア営業企画/制作:ITmedia PC USER 編集部/掲載内容有効期限:2015年11月7日