エプソンダイレクトのハイパフォーマンスPCには、Endeavor MR8000という選択肢も用意されている。コンパクトで扱いやすいミニタワーボディーで、先述のEndeavor Pro5800とほぼ同等のハイパフォーマンスを実現できることが特徴だ。
ボディーサイズは、180(幅)×405(奥行き)×368(高さ)mm(突起部を除く)で、Pro5800のそれが217×500×431mm(キャリングハンドルと突起部のぞく)であることを考えると、とてもコンパクトだ。また、重量も基本構成時で約9kgからと、Pro5800よりも約7.7kg軽い。設置において省スペース性が求められる場合にも最適な仕様だ。
MR8000には「スタンダードモデル」と「HDDフロントアクセス対応モデル」が用意されている。両者の違いはボディーの構造にあり、後者を選択するとPro5800と同様にケースを開けたりずらしたりすることなく、本体正面から4つの2.5インチSSD/5インチHDDを脱着できる。4つのトレイのうち、最下段のものは電源を入れた状態で抜き挿しできる「ホットプラグ」にも対応している(UEFIでの事前設定が必要)。ミニタワーサイズでこのような利便性の高い機能を備えたモデルは他にあまり例はない。
また、電源についても「350W」のものと「650W」のものを選択できる。ハイエンドビデオボード(GeForce GTX 1060以上)が必要な用途に使う場合は650W電源を、そうでない場合は350W電源にすると良いだろう。
PCを机の下に置いて使う場合を想定して、MR8000ではPCの電源を手元でオン/オフできる「電源連動対応ディスプレイ」や「外付け電源スイッチ」といったオプションも用意している。限りあるスペースでもストレスなく活用するための配慮が行き届いている。
ボディーはコンパクトでも、Endeavor MR8000の基本スペックには妥協がない。コスト重視の構成から、Endeavor Pro5800とほぼ同等のハイエンドな構成まで幅広く対応できる。
CPUは互換性重視の第6世代Core iプロセッサ(Skylake)か処理効率重視の第7世代Core iプロセッサ(Kaby Lake)を選択可能で、最上位CPU(Core i7-7700K/Core i7-6700K)も搭載できる。コスト重視ならSkylakeベースの「Celeron G3900」(2.8GHz)や「Pentium G4400」(3.3GHz)という構成もありだ。
メインメモリやストレージの構成もPro5800とおおむね同様。メインメモリは最大64GBまで搭載可能で、ストレージはRAID構成(RAID 1またはRAID 10)やPCI Express接続(NVMe規格)のM.2 SSDを選択できる。
グラフィックボードの選択肢もPro5800と同じで、グラフィックボードなし(CPU内蔵GPUを利用)のほか、メインメモリをより多く確保する用途を想定したRadeon R7 240、3DCGの製作やGPUアクセラレーションを利用するアプリ利用に適したGeForceシリーズ、CAD・CAMでの利用にピッタリなQuadroシリーズを搭載した構成も選べる。
Endeavor MR8000は、構成次第ではEndeavor Pro5800と同じく開発・設計・デザイン業務にも対応できるハイパフォーマンスを手に入れられる。「ハイパフォーマンス」と「省スペース性」の両立が求められる環境、特に元来のワークステーション並みのサイズ感のPCを設置するスペースが確保しづらいであろう現場への導入にピッタリだ。
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提供:エプソンダイレクト株式会社
アイティメディア営業企画/制作:ITmedia PC USER 編集部/掲載内容有効期限:2017年3月31日