240GBで税込み9990円!? 干支デザインの格安SSDを試してみた(2/2 ページ)

» 2017年07月18日 10時00分 公開
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SATA SSDとして標準的な性能、HDDからの換装ならサクサク間違いなし

 実際にパフォーマンスを検証してみよう。まず、ストレージの定番ベンチマークテストCrystalDiskMark 5.2.1の結果を掲載する。

CrystalDiskMark 5.2.1の結果

シーケンシャルリード(QD32)が543.4MB/s、シーケンシャルライト(QD32)500.2MB/sと、Serial ATA 6Gb/s接続のSSDとして標準的なスコアだ。というよりも、Serial ATA 6Gb/sの理論上限値が600MB/sなので、このあたりがほぼ帯域の上限になっている。

 また、ランダムアクセスの目安となる4Kリードの36MB/s、4Kライトの127.8MB/sといったスコアは廉価版としてはむしろ良い。アプリの起動、Webブラウズなどの日常操作でサクサクの操作感が期待できる。

 次に、ノートPCのHDD(5400rpm)をこのKF-S42240-4Rに換装し、ビフォーアフターで簡単な比較を行ってみた。このノートPCは約2年前に購入したもので、CPUがCore i3-4100U、メモリ8GBといったスペック。HDDは実際にこのノートPCの購入時に搭載されていたものである。

 まず、Windows 10の再起動にかかった時間を計測した。シャットダウンメニューから「再起動」をクリックしてから再起動し、無線LANでのネット接続が可能になるまでの時間を3回計測している。

 SSDとHDDの差は歴然だ。元のHDDでは2分半以上かかっているのに対し、KF-S42240-4Rは平均わずか28秒。SSDに慣れてしまうとHDDはシステムがフリーズしているのではないかと思ってしまうほどである。

Windows 10の再起動時間の比較(再起動をクリックして再起動し、デスクトップ表示後、タスクバーにネットワークアイコンが表示されるまで)

 同じノートPC環境で、SDメモリーカードから、デジタルカメラの撮影データ(約6.2GB)をコピーするのにかかった時間も計測してみた。HDDでは4分半近くかかった作業だが、KF-S42240-4Rに換装後は1分半かからなかった。

SDメモリーカードからの写真ファイルコピー時間の比較(約6.27GB)

 もちろん、こうしたベンチマークの数字に頼らなくても、実際に換装して使ってみればSSDのほうが断然快適であることは明らかに体感できる。

 スタートメニューから設定画面、Webブラウザを起動する、Gmailへアクセスしてメールを読む、よく見るWebサイトの表示、ベンチマークソフトのダウンロードetc……何から何まで、モタモタを感じるHDDに対し、SSD換装後はすべてがサクサク、快適だ。

 今使っているPCが遅くてイライラしている方、そのPCのストレージがHDDならば、ストレージの交換という必要最小限の追加投資だけで体感速度が劇的に改善する可能性が高いので、是非ともHDDからSSDへの換装を検討してもらいたい。

税込み1万円切りで手に入る驚き

 前述の通り、Just MyShopでの販売価格は税込み9990円だ。外付け用のUSBケースも付属して、240GBSSDがこの価格はかなりお得感が高い。しかも、決して「安かろう、悪かろう」という製品ではなく、この価格帯としてはしっかりとした内容の製品だ。SSDをはじめて使う人にも自信をもっておすすめできる。

 初めてHDDからSSDへの乗り換えを検討している方はもちろん、HDD搭載を承知で格安PCを購入して即SSDに乗り換えて使うという中上級ユーザーも少なくないが、そうした即換装用途にもピッタリの容量と価格といえる。また、インパクトのあるデザインに刺激された方、酉年生まれ(丁酉生まれなら特に)の方も記念に購入してみてはいかがだろうか。

ジャストシステムの直販サイト「Just MyShop」には魅力的なガジェットが特価で販売されている

 ところで、このSSDが「一太郎」や「ATOK」で有名なジャストシステムが運営する「Just MyShop」で販売されていることに意外性を感じているかもしれない。Just MyShopといえば、一太郎やATOKで知られるジャストシステム製品が並ぶ直販サイトだ。時折、他社とのコラボレーションによりイメージカラーをフィーチャーした赤いガジェットなどが販売されることで話題になるため、そうしたコラボ商品のイメージが強いかもしれない。しかし実は、自社製品とのコラボ商品以外にも、PC、スマホ関連商品からカメラ関連、家電製品まで、さまざまな製品がラインアップされている。

 KF-S42240-4はジャストシステムのイメージカラーである赤をフィーチャーしたSSDであることも取り扱いの理由の1つかもしれないが、決して「赤い」商品ばかりではないということを付け加えておく。ちょっと便利なアイデアが盛り込まれたものや、ガジェット好きなら見逃せない商品が多く、しかも今回のSSDのようにコスパ抜群の価格で販売されているとあって見ているだけでも楽しい。ガジェット好きな方なら、巡回サイトの1つに加えて損はない。まずは一度訪れてみることをオススメしたい。

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アイティメディア営業企画/制作:ITmedia PC USER 編集部/掲載内容有効期限:2017年7月30日