人気爆上げ中のRyzen 7 2700搭載コスパモデル――TSUKUMO「G-GEAR GA7A-B181/T」(2/2 ページ)

» 2018年12月25日 10時00分 公開
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Ryzen 7 2700の実力はいかに?

 デスクトップPCとしての実力はどの程度のものだろうか。ここからはベンチマークテストで性能をチェックする。

 最初は3Dデータのレンタリング処理でCPU性能を測る「CINEBENCH R15」。結果はCPUで1506(cb)、シングルコア時で155(cb)となった。手元にあるデータだと6コア・12スレッドで動作するCore i7 8700Kモデルの性能がCPUで1122(cb)、シングルコア時で194(cb)となっている。マルチコアを利用するクリエイティブ系アプリケーションにはとても強いことが分かる。

CINEBENCH R15のスコア

 続いて実アプリケーションを動作させて総合性能を見るPC Mark 10のテスト結果も見てみよう。オフィスワーク向けのテストであるPCMark 10 Essentialのスコアは「6091」、オフィスアプリの実働を想定したPCMark 10 Productivityが「8169」、動画や写真の加工などをターゲットにしたPCMark 10 Digital Content Creationでは「6998」と全体的に高い数値となった。

PCMark 10のスコア

 続いて3Dグラフィックス性能を調べる3DMarkの結果だ。ハイエンドゲームマシン向けのテストであるFireStrikeのスコアは11220。4K解像度に対応したFireStrike Ultraでも3013、Fire Strike Extremeが5846、さらにDirectX 12対応テストのTimeSpyは4423という結果になった。評価機はグラフィックスメモリが6GBのモデルということもあり、GeForce GTX 1060の結果としては平均より良好な数字となっている。また、10月に追加されたDirectX 12対応の新テスト「Night Raid」も計測している。Time Spyよりも軽量化されており、ノートPCなどのグラフィックス性能を調査するのに適したベンチマークとなっている。

Fire Strike Ultraの結果
Fire Strike Extremeの結果
FireStrikeの結果
Time Spyの結果
Night Raidの結果

 8コア・16スレッドのRyzen 7 2700搭載モデルであることから、H.264形式への動画エンコードを実行して測定を行うベンチマークテスト「x264 FHD Benchmark」についても実行している。その結果、フレームレートは43.95fpsという結果になった。Core i7-7700Kでほぼ33fpsとされていることから、本製品のエンコード分野での強さが分かる。

x264 FHD Benchmarkの結果

 続いてゲームベンチであるFINAL FANTASY XV WINDOWS EDITION ベンチマークを実行してみた。このベンチマークは、4K画質とHigh Dynamic Rangeへの対応が行われている比較的重いゲームベンチとなっている。設定は高品質、標準品質、軽量品質の3種類が用意されている。画面解像度1920×1080フルスクリーン・高品質でのスコアは4412・評価は普通。標準品質でのスコアは6243・評価は快適となった。

 従来のファイナルファンタジーXIV:紅蓮のリベレーター ベンチマークについても「高品質(デスクトップ)」設定で計測した。解像度は同じく1920×1080フルスクリーンだ。スコアは12327・評価は非常に快適とこちらもGeForce GTX 1060の結果としては妥当な数字となっている。

FINAL FANTASY XV WINDOWS EDITION ベンチマークのテスト結果。左から高品質、標準品質、軽量品質
紅蓮のリベレーターベンチマークのテスト結果。設定は高品質(デスクトップPC)、解像度1920×1080ピクセル

 最後はストレージ性能のテストを行うCrystalDiskMarkの結果だ。本製品はシステム用に2.5インチサイズのSSDとデータ用に1TBのHDDが搭載されている。SSDは前述の通り、「SSD倍増キャンペーン」対応の480GBモデルであるCrucial「CT480BX500SSD1」となっているので注意したい。インタフェースはSerial ATA 6Gb/sだ。

 テスト結果はシーケンシャルリードが560.4MB/秒、ライトは498.9MB/秒となった。Serial ATA接続のストレージとしては妥当な成績となっている。HDDについては東芝製「DT01ABA100V」が採用されている。容量は1TBだ。テスト結果は、シーケンシャルリードが163.3MB/秒、ライトが163.6MB/秒とHDDとしては十分な性能を持っている。

CrystalDiskMark 6.0.2のベンチマーク結果。左がシステム用SSD、右がデータ用HDD

誰にでもお勧めできる汎用性の高いPC

 長い間販売されているベストセラーということもあり、バランス感覚に優れた製品となっている。キモとなっているのはやはりRyzen 7 2700とGeForce GTX 1060というコストパフォーマンスに優れた組み合わせが使われている点だろう。Ryzen 7 2700は価格から考えると非常に優れた性能を持つCPUだ。特に動画エンコードに活用したい人にはぴったりだ。メモリ容量やストレージなどに関しても標準構成でバランスが良い。これが税別12万9800円で買えるなら自作ユーザー的には立場がない。

 評価機は標準構成から若干仕様変更されている部分もあるが、その一つである「SSD倍増キャンペーン」はかなりお得だ。標準の倍である480GBもの容量があれば、当面アップグレードしなくても大丈夫だろう。また、タワー型で拡張性が高く、HDDやストレージは、後からアップデートするのも簡単だ。光学ドライブが付いている点も評価したい。昔と比べると利用頻度は減っているものの、外部から渡されるビジネス向けデータがDVDメディアであることも多く、光学ドライブがないと意外と不便なこともある。本製品はメンテナンス性も高く、自分でパーツ交換を行うユーザーでも楽しめる。末永く使えるバランスの良いマシンだ。

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