もうあれこれ悩まない! フォトグラファー必見! 超小型デスクトップPC「Endeavor SG100E」の魅力(2/3 ページ)

» 2020年11月11日 10時00分 公開
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RAW現像、レタッチが快適にできるハイパフォーマンス

 RAW現像を含め、本格的な写真編集をストレスなく行うには、CPUはメニーコアのパワフルなCPUがあると効率よく作業できる。そして、高解像度のRAWデータを多数扱ったり、レイヤーを複数作成してレタッチをしたりするには大容量のメモリがあると快適で、仮想記憶として利用するストレージもある程度高速かつ大容量が望ましい。

 特に予算が許す限りメモリを大容量にしたいと考える人も少なくないが、それはクリエイター特有の感覚だろう。量販店で販売されている一般的なPCのメモリ容量は多くが8GBで、ハイエンドの高価なPCでも16GBしかない製品も多く、もどかしい思いをしている人も多いハズだ。

 その点、Endeavor SG100Eなら、フォトグラファーのニーズにずばり応えることが可能だ。超小型ボディーとは思えないハイスペックな仕様を実現できる上に、Endeavorシリーズならではの豊富なBTOメニューで、予算や好みに応じて柔軟にカスタマイズを行える。

 基本システムは、第10世代インテル® プロセッサーを採用する。CPUは最高で10コア20スレッドのインテル® Core i9-10900T プロセッサーが選べ、メモリは最大64GB、ストレージもM.2 SSDを搭載でき、最大で2TBの構成を実現可能(RAID 1構成も対応可)だ。

 なお、評価機は容量1TBのM.2 SSDを2基搭載していた。シーケンシャルリードが毎秒3500MB、シーケンシャルライトも毎秒3000MBと、PCI Express 3.0 x4対応のSSDとしては最速クラスの性能を持つ製品だ。

Endeavor SG100E CPUは最高で10コア20スレッドのインテル® Core i9-10900T プロセッサーを搭載できる。RAWデータをJPEGなどで書き出す際には、このコア数はかなり効く
Endeavor SG100E CrystalDiskMark 7.0.0(ひよひよ氏・作)のスコア。公称値通りのパフォーマンスを発揮できているのが分かる

独自のクーリングシステムで高い性能と静音性を両立

 これだけの小型ボディーでハイスペックを装備するとなると、放熱システムが重要な意味を持ってくる。高性能なCPUやGPUの性能をどこまで発揮させられるか、そして静音性を維持できるかどうかは、放熱システムの出来に大きく依存する。

 本製品ではその点も抜かりない。上面の排気口、底面に吸気口を多数空けるとともに上面側にボリュームのあるCPUファンとシステムファンを設置し、底面吸気上面排熱のエアフローを確立。CPUにはヒートパイプを使い、熱を冷却ファンへと効率よく輸送する形をとっている。温められた空気が上昇していく性質を利用した効率的なレイアウトといえる。

 一方のグラフィックスカードには、2スロット占有タイプのデュアルファンを搭載している。こういったコンパクトなグラフィックスカードはシングルファンの製品もあるが、静音性ではやはり2つのファンをゆるやかに回せるデュアルファンの方が有利だ。M.2 SSDにも独自にヒートシンクを装着して、性能が低下するサーマルスロットリングの発生を防いでいる。

Endeavor SG100E ケース上面の排気口近くに搭載されているCPUファン(左)とシステムファン(右)
Endeavor SG100E 2基のM.2 SSDにはヒートシンクが取り付けられている

基本装備と付加機能でフォトグラファーのワークフローを強力アシスト

 Endeavor SG100Eは、基本スペック以外にもフォトグラファーにうれしい装備がそろっている。

 ケース前面には、SDXCの高速規格であるUHS-IIに対応したSDメモリーカードスロットを内蔵する。デジタルカメラでは主力として使われているUHS-II対応メモリーカードから、直接、高速にデータを取り込めるのは作業時間の短縮化に大きく役立つ。一般的なPCではUHS-I(最大で毎秒104MB)までの対応が多く、そもそもSDメモリーカードスロット自体が省かれている製品も多いだけに貴重な存在だ。

 USB 3.2 Gen2に対応したUSB Type-C/USB Type-Aポートも備えており、CFexpressカードリーダーを接続したり、カメラをUSB経由で直接接続したりする場合も、変換アダプターなどを使わずにスムーズにデータをやりとりできる。

 そして、40Gbpsの高速転送に対応したThunderbolt 3の標準装備も大きい。フォトグラファーの撮影データは日々増え続けていくだけに、内蔵ストレージだけで管理するのには限界がある。長期保存やバックアップには外付けの高速ストレージを活用するのが定番だ。既に普及しているThunderbolt 3対応の高速な周辺機器を、本来の性能(40Gbps)で利用できるのはうれしい。

 Thunderbolt 3は、DisplayPort(DisplayPort Alternate Mode)やUSB 3.2 Gen2ポートとして活用できるのもポイントだろう。USB Type-Cのドック機能付き液晶ディスプレイと組み合わせれば、ディスプレイ出力とUSBハブの接続がUSB Type-Cケーブル1本でできるなどのメリットもある。

Endeavor SG100E 前面端子には、カバーを開くことでアクセスできる。Type-AのUSBポートは上が10Gbps、下が5Gbpsで、Type-Cは10Gbps対応だ。SDメモリーカードスロット(SDXC、UHS-II対応)もある
Endeavor SG100E 背面にThunderbolt 3(USB 3.2 Gen2/10Gbps兼用)を筆頭に、USB 3.2 Gen2(10Gbps)、USB 3.2 Gen1(5Gbps)が2基と合計4基のUSBポートを用意する

 また、Photoshop CCやLightroom CC、SILKYPIX 10シリーズ、Nikon Capture NX-Dといったメジャーな写真編集ソフトの動作確認が済んでいるのも特徴だ。プロセレクションのドライバーやソフトウエア、およびEIZOの「Color Edge」用の簡易キャリブレーションソフトを簡単にセットアップできる「カラーマネージメント・プリセットアップ」がUSBメモリで提供される。PCに詳しくない人でも、安心して始められる配慮もなされているのだ。

 SDメモリーカードや、高速インタフェースの装備によるデータのスムーズな取り込みと管理、グラフィックスカードを含めたハイスペックなパーツの搭載、カラーマネジメント支援によるストレスのない編集環境、そしてプリンタ出力まで、フォトグラファーのワークフローをまとめて助けてくれる心強い内容となっている。

Endeavor SG100E プロセレクションのドライバーやソフトウエア、EIZOのColor Edge用簡易キャリブレーションソフトを簡単にセットアップできる「カラーマネージメント・プリセットアップ」がUSBメモリで提供される

Photoshop CC、Lightroom Classic CCで高いパフォーマンスを実証

 ベンチマークテストの結果を見てみよう。評価機にはインテル® Core i9-10900Tプロセッサーが搭載されていた。参考までに、2017年12月に購入した4コア8スレッドで動作するインテル® Core i7-7700HQ プロセッサー搭載のノートPCを用意し、そのスコアを比較対象として掲載した。


        インテル® Core i9 プロセッサー搭載

Endeavor SG100E テスト環境のスペック

 CINEBENCH R20のCPUスコアは、約3000ptsだ。比較対象のノートPC比で約2倍も高いスコアである。

 システムの総合性能を見るPCMark 10でも、比較対象を大きく上回るスコアをマークしており、マルチスレッド性能だけでなく、全方位で性能が優れていることが分かる。

Endeavor SG100E CINEBENCH R20のスコア
Endeavor SG100E CINEBENCH R20のスコア比較
Endeavor SG100E PCMark 10のスコア
Endeavor SG100E PCMark 10のスコア比較

 また、写真編集ツールのPhotoshop CCでもテストした。

 GPUで高速化するフィルタ−5種類を含む7種類のフィルターをかけた後に、3000×2000ピクセルに解像度変換してJPEGで出力する処理を10枚のRAWデータ(4240万画素)に対して行ったところ、比較対象の6割弱の時間で終了した。

 Lightroom Classic CCでは、100枚のRAWデータ(4240万画素)に現像設定を適用し、3000×2000ピクセルのJPEGで書き出しを行う処理をテストしたところ、2.6倍の速さで終わった。

 比較対象のCPUは4コア8スレッドであり、Endeavor SG100Eは10コア20スレッドのCPUなのだから当然といえば当然だが、10コアのCPUをこれだけのボディーに収めてしっかりと性能を発揮させていることは評価できるだろう。

Endeavor SG100E Photoshop CCのテスト結果。GPUで高速化するフィルター5種類を含む7種類のフィルターをかけた後に、3000×2000ピクセルに解像度変換してJPEGで出力する処理を10枚のRAWデータ(4240万画素)に対して行った
Endeavor SG100E Lightroom Classic CCのテスト結果。100枚のRAWデータ(4240万画素)に現像設定を適用し、3000×2000ピクセルのJPEGで書き出しを行う内容だ

 また、静音性に関しても優れている。環境音32dBの室内において、ボディー前面から15cmの距離で測定した動作音は、アイドル時に約38dB、ピーク時でも42dBで済んだ。アイドル時でも動作していることは分かるが、高負荷時にも大きな音にならず、クリエイティブな作業を邪魔しない。

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アイティメディア営業企画/制作:ITmedia PC USER 編集部/掲載内容有効期限:2020年11月17日