映像スタジオの悩みも解決! QNAPのソリューションで大容量データの共有も快適に!(2/3 ページ)

» 2021年01月19日 10時00分 公開
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マネージドL2スイッチ「QSW-M1208-8C」

 映像スタジオのための「三種の神器」、2つ目の製品はマネージドL2スイッチ「QSW-M1208-8C」だ。

 大容量のデータをやりとりする映像スタジオでは、NASのパフォーマンスに加えてネットワークの通信速度も重要である。QSW-M1208-8Cは、映像スタジオのニーズに応える機能や性能を有している。

QSW-M1208-8C QSW-M1208-8Cは、最大で10Gbpsのイーサネットに対応するマネージドスイッチである

全てのポートが10Gbps対応

 QSW-M1208-8Cには、SFP+/RJ-45コンボポート×8とSFP+専用ポート×4の計12ポートが搭載されている。

 RJ-45ポートは1000BASE-T、2.5GBASE-T、5GBASE-Tと10GBASE-Tに対応している。コンボポートを含むSFP+ポートは、10GBASE-SR/LRと1000BASE-SX/LXに対応している。全てのポートで10Gbps通信をサポートしていることが何よりの魅力だ。

 SFP+/RJ-45コンボポートでは、コストパフォーマンスの高いTwinaxケーブルと長距離接続が可能な光ケーブルの両方を利用できる。オフィスの既存ネットワークを生かしつつ、最低限のコストで最大限のパフォーマンス向上が図れる。

ポート 正面のポート群。1〜4番はSFP+専用ポートで、5〜12番のポートはRJ-45とSFP+のコンボポートとなっている

柔軟なネットワーク速度向上が可能

 動画データのサイズ増大に伴い、ファイル当たりの転送時間は長くなってきている。NASのネットワークインタフェースが1Gbpsが上限である場合、1台のクライアントだけで帯域を使い切ってしまう可能性もある。複数のクライアントが同時にアクセスすると、通信速度が数百Mbps以下に落ち込んでしまう。

 1対多の通信において速度を上げるには、複数クライアントの通信をスイッチでまとめた上で、スイッチとNASとの間をより高速な規格で通信することが望ましい。その点、QSW-M1208-8CのRJ-45ポートは、先述の通り全てマルチギガビット通信に対応している。さらに、静的/動的リンクアグリゲーションにも対応している。

 TVS-h1288Xと組み合わせた場合、6つのポート(2.5G×4+10G×2=30Gbps)を全て負荷分散に利用することもできる。マルチギガビット対応のクライアントが増えても、柔軟かつ安価に速度向上を図れる。

リンクアグリゲーション設定 QSW-M1208-8Cは静的、動的両方のリンクアグリゲーションに対応している(動的リンクアグリゲーションはLACP方式)。管理画面の設定は非常に分かりやすい

ネットワーク管理者が不在でも設定と運用ができる

 QSW-M1208-8Cの管理は、WebベースのGUI「QSS」で行える。QSSのUIは直感的で分かりやすく、専業のネットワーク管理者がいなくても管理できる。

 万が一、ネットワークに不慣れな人がループを作ってしまった場合でも、「RSTP(Rapid Spanning Tree Protocol )」に対応しているので、ループを自動的に検出してブロックするようになっている。

 さらに、QSW-M1208-8Cは「IEEE 802.3az」に準拠する省電力機能も備えている。メタルケーブルを用いる10GBASE-Tでは、通信が高速な分、ケーブルでの消費電力も大きくなる。IEEE 802.3azを利用すれば、データが流れていない場合は一部機能を停止することで消費電力を削減可能だ。

RTSP QSW-M1208-8CはRSTPに対応している。ループ検出の他、スイッチ間の冗長構成を構築できる

Thunderbolt 3拡張カード「QXP-T32P」

 映像スタジオの力となる3つ目の製品は、TVS-h1288Xで利用できるThunderbolt 3拡張カード「QXP-T32P」だ。

 TVS-h1288Xには、拡張用にPCI Express 3.0 x4スロットが2つ用意されている。ここにQXP-T32Pを搭載することで、Thunderbolt 3ポートを2つ(カードを2枚用意した場合は4つ)増設できる。

QXP-T32P QXP-T32Pは、Thunderbolt 3ポートを2つ備える拡張カード。利用するNASに応じて、フルサイズとロープロファイルのブラケット取り換えて装着できる
TVS-h1288X TVS-h1288Xには、空いているPCI Express 3.0 x4スロットが2つある。ここにQXP-T32Pを装着できる
装着した図 TVS-h1288XにQXP-T32Pを装着したところ。QXP-T32Pを2枚用意すれば、Thunderbolt 3ポートを4基用意できる。

 最近はThunderbolt 3端子、またはその上位互換であるThunderbolt 4端子を備えるノートPCが増えている。しかし、ネットワーク機能は無線(Wi-Fi)しかないというものも少なくない。

 有線LANポートを備えないノートPCでは、データのやりとりにUSBまたはThunderbolt 3に対応する有線LANアダプターが必要となる。その点、TVS-h1288XにQXP-T32Pを装着しておけば、Thunderbolt 3/4を搭載するノートPCと直結することで直接20Gbps(双方向)の通信を行えるようになる。

仮想ブリッジ Thunderbolt 3ポートは内部で仮想スイッチThunderboltブリッジに接続する
仮想スイッチ T2Eを有効にすると、仮想スイッチが自動的に追加される。この仮想スイッチを介して、Thunderbolt 3ポートとNICが接続される

 プロ向け映像編集アプリといえば、アドビの「Premiere Pro」とAppleの「Final Cut Pro」がメジャーだろう。前者はWindowsとMac(macOS)の両方に対応し、後者はMacにのみ対応している。

 Final Cut ProにおけるNASを使ったプロジェクト(データ)共有は、以前のバージョンでは「NFS」プロトコルを用いることを前提としていた。しかしバージョン10.4以降では「SMB 3」プロトコルにも対応し、パフォーマンスの向上に加えて、Premiere Proを使うクライアント(特にWindowsで稼働するクライアント)とのデータのやりとりが容易になった。

 もちろん、TVS-h1288XはSMB3プロトコルに対応しているため、Premier ProやFinal Cut Proにおけるプロジェクト共有に最適だ。特に、Premiere ProについてはQNAPがアドビのオフィシャルパートナーということもあり、動作の信頼性という面でも心強い。

Samba 原稿執筆時点において、TVS-h1288X用のQuTS heroの最新版には「Samba 4.10.18」が搭載されており、Final Cut Proが定める要件を満たしている
オフィシャルパートナー QNAPはアドビのオフィシャルパートナーである。QNAPのサイトには、Adobe Premiere ProでQNAP NASを利用する際のノウハウなども掲載されている(参考リンク

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提供:QNAP株式会社
アイティメディア営業企画/制作:ITmedia PC USER 編集部/掲載内容有効期限:2021年2月16日