DiskStationには多くのモデルがあるが、NAS未導入のSOHOや小規模オフィスならお勧めモデルは「DS224+」だ。
DS224+はプロセッサにIntel Celeron J4125(4コア4スレッド/2.0GHz〜2.7GHz)を搭載し、ボディーサイズは約108(幅)×232.2(奥行き)×165(高さ)mmという省スペースを実現した2ベイの新モデルだ。RAID1(ミラーリング)やSHR(Synology Hybrid RAID)を組むことで高い信頼性、可用性を確保できる。
パワフルなDS224+では監視カメラのモニタリングシステム「Surveillance Station」も利用できる。複数の監視カメラのモニターの他、AI搭載のSynology IPカメラと組み合わせて使えば、AIを活用した画像認識によって侵入などの異変を検知するとメールやSMS、デスクトップアラートで通知するといった機能も備えている。
無人オフィスの物理資産の保護として有効なソリューションだといえるだろう。
DiskStationは製品カテゴリーとしてはNASキットとなり、ドライブは付属しない。安定稼働の検証を行った互換性リストが用意されているため、ニーズに応じてユーザーが自由に組み込む製品を選べるが、DiskStationと同時購入するのであれば、同じSynology製のPlusシリーズがお勧めだ。
Plusシリーズはスモールオフィス環境のSynologyシステム専用に設計、開発された高信頼性な3.5インチ/2.5インチHDDだ。データの読み書きが高速で信頼性の高いCMRを採用し、24時間365日稼働を前提とした高い耐久性を備えている。
管理画面上でドライブのファームウェアアップデートができるなど、DSMもPlusシリーズに対応した機能を搭載しており、他社製モデルを利用するよりもメンテナンス性が高い。
それ以外にもNASキットとドライブを同じSynologyでまとめてしまえば、購入手続きやメンテナンスも簡素化できるというメリットがある。NASキットでは障害の原因がNASキットなのか、ドライブなのか判断がつきかねるケースもあるが、DiskStationとPlusシリーズの組み合わせであれば、Synologyのワンストップサポートを提供してくれる。
今回は現在、中小企業が直面しているアフター・ウィズコロナ時代のDX促進に向けた課題解決をテーマとしたが、今回紹介した機能は全て追加費用なしで利用できる。小規模オフィスに求められるストレージ、ハイブリッドワーク環境、セキュリティ対策――それらをたった1台で実現できるDS224+は、直接的な費用だけでなく、対策実現までの期間、管理者の学習コストにも大きなメリットがある。
DX推進のハードルの高さに頭を悩ませている中小企業は導入を検討してみてはいかがだろうか。
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アイティメディア営業企画/制作:ITmedia PC USER 編集部/掲載内容有効期限:2023年8月29日