プロフェッショナルの現場を支える日本HPの最新ワークステーション その進化をベンチマークテストで確かめる

» 2023年10月02日 10時00分 公開
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 ワークステーションの高い処理能力が活躍する場は、大企業や研究機関だけではない。3DCGやVRなどのクリエイティブ業界、製造業、市役所などの行政機関、高等学校や大学などの教育機関、大学病院の基幹システム、モータースポーツの現場など、その守備範囲はかなり幅広い。

 一例を挙げるとすれば、沖縄の那覇市役所ではインターネット閲覧やファイルダウンロードの利便性向上とセキュリティ確保のために、HPのワークステーションを導入した。また、小田急電鉄では2022年に新宿西口でオープンしたXRの常設体験施設「NEUU」(ニュー)において、最先端のXR技術を実現するためにHPのワークステーションを活用している。

 彼らが導入したHPのワークステーションは、2008年から15年連続国内シェアNo.1を達成(※)している。各業界から高い信頼を獲得し、しかもそれが長く続いているという結果に表れている。

※(2008〜2022)出典:IDC’s Worldwide Quarterly Workstation Tracker Share by Company, 2022 Q4、IDC’s Worldwide Quarterly Workstation Tracker Share by Brand, 2022 Q4

 そんなHPから登場した最新のワークステーションが「HP Z8 Fury G5 Workstation」(以下、Z8 Fury G5)だ。Z8 Fury G5は同社のワークステーションにおいて“ハイエンドプラットフォーム”に位置付けられている高性能マシンだ。

photo 卓越したパフォーマンスを誇る最新の「HP Z8 Fury G5 Workstation」

 最新サーバ向けに設計されたSapphire RapidsをベースとするXeon w9-3495X(56コア112スレッド)を搭載し、1CPU搭載のスーパーシングルソケット設計によって最大で4枚のハイエンドグラフィックスカードを利用できる。

 同じくハイエンドプラットフォーム向けの製品として「HP Z8 G5 Workstation」(以下、Z8 G5)があるが、こちらはデュアルソケット設計で第4世代インテルXeonスケーラブル・プロセッサーを2基搭載し、ハイエンドグラフィックスカードは2枚まで搭載できる。

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 この他にもHPはワークステーションを幅広いラインアップで用意しており、Z8 G5とZ8 Fury G5以外に機械学習からシミュレーションや高度な視覚効果まで高いグラフィックス性能をサポートする「Z6 G5」、3Dデザインから高度な画像処理までをこなす「Z4 G5」などがある。

 エントリー向けモデルは、第13世代インテル® Core™ i9プロセッサーを搭載したミニ筐体の「Z2 Mini G9」、省スペースタイプの「Z2 SFF G9」、タワー型の「Z2 TOWER G9」といったモデルで構成される。

 モバイルタイプには第13世代インテル® Core™ i7プロセッサーを搭載した「ZBook Firefly G10/G10 A」「ZBook Power G10/G10 A」、第13世代インテル® Core™ i9プロセッサーを搭載した「ZBook Studio G10」「ZBook Fury G10」がある。

photo 2023年のHPワークステーションポートフォリオ

 今回はこの多彩な製品の中から、デスクトップ向けハイエンドプラットフォームのZ8 Fury G5について紹介しよう。ベンチマークテストによる過去モデルとの比較から、最新モデルの進化を探っていきたい。

すっきりした内部構造を持つZ8 Fury G5

 Z8 Fury G5のCPUは「Xeon x9-3495X」を搭載している。グラフィックスカードは最大4基の「NVIDIA RTX 6000 Ada」を搭載可能だ。

 システムはPCIe 5.0に対応しており。メモリは最大2TBのDDR5 Registered ECCを装備できる。ストレージは最大112TBまで搭載できるため、サーバ領域に一歩踏み込んだワークステーションともいえるだろう。フロントにはホットスワップ対応のフロントリムーバブルNVMeベイも用意されているので柔軟な拡張性を持っている。

 こうしたハードウェアスペックだけでなく、それを収めるボディーの設計も練られている。サイドパネルはワンタッチで開くため、内部パーツの交換や換装といったメンテナンス作業が容易に行える。

 この設計は電源にも生かされており、EPEAT GOLDに対応した1125W対応の電源(2ユニット)は2基同時使用で2250Wの電源としてアグリゲートモードで動作できる。1152W×2の電源ユニットとして動作させるリダンダントモードによる1ユニットホットスワップ使用にも対応している。

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 そして重要な冷却効率についてもかなり考えられている設計だ。3Dベーパーチャンバーアーキテクチャを採用した「HPプレミアムクーラー」による高い冷却効率を実現しており、さらに「アダプティブ・ファン・コントロール」によってゾーンごとに分けられた20個以上のセンサー温度をリアルタイムに監視し、作業量に応じてファンの回転数を調整して静粛性を維持している。

 冷却もゾーンごとにファンを配置することで効率よく排熱するだけでなく、精密に配置された通気口とダクトにより、空気の流れの効率化を図っている。

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 なおHPのワークステーション製品は、本体が米国軍が採用している耐久性規格「United States Defense Standard」(MIL規格)に対応している。モバイル製品は「MIL-STD-810H」テストに合格しており、HP独自の総合試験工程でも120万時間の耐久性をクリアしている。デスクトップ製品もMIL規格のテストを含めて約36万時間の厳しいテストを実施するなど、こうしたテストの積み重ねによって運用面でも信頼性のあるワークステーションを実現している。

ベンチマークテストでその実力を測る

 ここからベンチマークテストによりZ8 Fury G5の実力を見ていこう。比較するのはCascade Lake世代のXeon Gold 6240を搭載する、18コア2CPU構成(72スレッド対応)の「HP Z8 G4 Workstation」と、Skylake世代のXeon Silver 4114を搭載する、10コア2CPU構成(40スレッド対応)の「HP Z6 G4 Workstation」だ。

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 まず183秒でレンダリングが終了したのはZ8 Fury G5だ。それに対し、HP Z8 G4 Workstationは306秒、HP Z6 G4 Workstationは690秒かかるという結果となった。

 つまりZ8 Fury G5はHP Z6 G4 Workstationに対して3.77倍、HP Z8 G4 Workstationに対して1.67倍高速な性能を持っていることが分かる。

 これほどの違いがあれば、機材をリプレースすれば業務全体フローの効率化に大きく寄与するだろう。

セキュリティ対策も万全な「HP Wolf Security」

 最新のモデルはパフォーマンスの向上だけではない。ビジネスの現場で使われる製品として、IT管理者が気にするであろうセキュリティや運用面にも抜かりはない。

 Z8 Fury G5はセキュリティについても万全の対策が立てられている。HPのワークステーションにも採用されている「HP Wolf Security」は、ハードウェア、ソフトウェア、サービスで構成される、高度で包括的なエンドポイントセキュリティだ。

 日常業務におけるセキュリティ対策を強固なものにするために、エンドポイントにあるデバイスをUEFI(BIOS)レベルからOSレベル、アプリケーションレベルまで、あらゆるポイントから保護してくれる。

各業界のISV認証を取得

 HPのワークステーションはユーザーが安心して利用できるよう、AutodeskやDassault、SolidWorksを始めとした独立系ソフトウェアベンダー(ISV)と連携している。3D CADや解析ソリューションなど、市場で多く使用されているプロフェッショナルアプリケーションが安定して動作することが各ISVからの認証によってお墨付きを得ている。導入の際には、面倒な検証作業などを簡略化できる。

安心の3年間オンサイト修理

 HPでは自社ワークステーションに3年間の訪問修理保証が標準で付帯しており、土日祝日を含めていつでも修理を受け付けている。オプションの「HP Care Packサービス」を利用すれば、最大5年まで期間を延長させることもできる。

 さらにワークステーション専用のテクニカルサポートが東京に設置されているため、オペレーターでなくエンジニアによる直接サポートで、スピーディーかつスムーズな対応を実現している。

サステナビリティにも配慮

 HPのワークステーション製品は、サステナビリティにも配慮した設計となっている。例えば、モバイル向け「ZBook」シリーズのカバーにはアルミニウムリサイクル素材が50%使用されており、ベゼルには75%のリサイクル素材を使用している。さらにZBookのキーキャップにはDVD/CDのリサイクル素材を50%使用している。

 デスクトップ製品で使われているプラスチック素材のリサイクル率については40%を達成する。さらにオーシャンバウンド・プラスチック(海岸から約50km以内の内陸部に廃棄されているプラスチック)をデスクトップ製品のシステムファンに最大25%、ZBookスピーカーのエンクロージャーに最大5%利用している。

 そして外箱のパッケージは100%再生可能資源を使用するなど、ワークステーションのトップランナーとして、サステナビリティに配慮した製品作りを行っている。

着実に進化している日本HPのワークステーション

 ベンチマークテストの結果から、Z8 Fury G5は最新のハイエンド向けワークステーションとしての実力を十分に兼ね備えたマシンであることが分かる。

 さらにシステム自体の性能だけでなく、サステナビリティにも配慮された本体設計、土日/祝日を含めた3年間訪問修理保証など、あらゆる面で業界をリードしているのが日本HPのワークステーションだ。

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 デスクトップからモバイルまで製品構成は幅広く、さまざまなニーズに応える製品となっている。ワークステーションのリプレースを検討しているのであれば、日本HPのワークステーションを選択肢に入れない手はないだろう。

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提供:株式会社日本HP
アイティメディア営業企画/制作:ITmedia PC USER 編集部/掲載内容有効期限:2023年11月7日

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