他のスマートリモコンとはここが違う！ 「SwitchBot ハブ 2」を長期間使って分かった高い実用性（2/2 ページ）

[山口真弘，PR／ITmedia]

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他のスマートリモコンにはない本製品ならではの特徴とは？

　ここまで紹介した機能は、スマートリモコンと呼ばれる製品の多くは対応しているが、このSwitchBot ハブ2はさらに、他の製品にはないユニークな特徴を2つ備えている。順に紹介しよう。

　1つは、本体正面に温度／湿度が表示できることにある。温湿度センサーを内蔵したスマートリモコンは本製品以外にもあるが、それらはスマホアプリに値が表示されるだけで、本体上で表示できるのは本製品だけの特徴だ。本製品を壁面に取り付けておけば、スマホが手元になくても、いつでも室温を確認可能になる。

　これらの温度や湿度といった情報を元に、家電製品の自動運転を行うこともできる。例えば室温が30度を超えると自動的にエアコンで冷房を入れるといった具合だ。温度や湿度以外に照度にも対応しているので、暗くなれば自動的に照明をオンにするなど、アイデア次第で用途は無限大だろう。

本体正面に温度、さらにその上には湿度が表示されている。スマホアプリを開かずに、これらの値がすぐに分かるのは他のスマートリモコンにはない強みだ

電源ケーブルの中間に取り付けられている出っ張りが温湿度センサーだ

本製品で測定した温度や湿度、照度は、過去にさかのぼってデータが保存されており、アプリから推移を見ることができる（左）。測定した温度データを元に、家電製品を自動運転することも可能だ（右）。これは室温が30度を超えると、エアコンを冷房25度設定でオンにする設定となる

　もう1つは、本体のスマートボタンによる操作だ。本製品は、温度を表示するのと同じ面にタッチ式ボタンを2つ搭載しており、そこに家電製品のオン／オフといった操作を割り当てられる。これがあれば、特定の家電製品に関しては、わざわざ操作のためにスマホを取り出さなくとも、このボタンをタッチしての直感的なオン／オフ操作も行えるようになる。

　スマホや音声による操作は確かに便利だが、部屋の照明のように必要な時は手動でオン／オフしたいというニーズは間違いなく存在する。自宅内をスマート化しすぎたことで、これらの小回りが利かなくなり、かえって不便になってしまうのはよくある話だが、これらのボタンを活用すれば、そういった問題も回避できる。

　全てを物理ボタンにするのは無理があり、そもそも覚えられないはずだ。こうしたことからも、数を2つだけに絞り、特定のデバイスのオンとオフにだけ使えるようにした設計は理にかなっている。筆者は本製品を部屋の入口に設置し、照明のオンとオフを割り当てているが、このように室内で真っ先に操作したい家電製品を登録しておくのがベターだろう。

温度の下に表示されている「on」「off」ボタンは、タッチで操作できるスマートボタンだ

これらはアプリのホーム画面最下段にある「off」ボタン／「on」ボタンで機能を割り当てて使用する（左）。ここでは「シーン」機能で作成しておいた、ライトをオン／オフする操作を、それぞれのボタンに割り当てている（右）

タッチすることで照明を操作できる。なおこの機能を使う場合は、押しても本体が動かないよう、壁面に固定しておくのがベターだ

今、スマートリモコンを選ぶならば候補の筆頭となるべき製品

　以上のように、さまざまな特徴を備えたこのSwitchBot ハブ2は、SwitchBotシリーズの他製品と組み合わせての利用にも対応するなど、幅広いデバイスに対応し、家庭内での活用が可能だ。iPhoneやAndroidではホーム画面に配置できるウィジェットも用意されているので、利用頻度の高い家電製品はここに登録しておけば、毎回アプリを開かなくとも直感的に操作できる。

同社のスマートリモコン「SwitchBot ハブミニ」（右）と比べると一回り大きい

iPhoneおよびAndroidスマホでは、ホーム画面に配置しておけるウィジェットも用意されている。これならば、毎回アプリを探して開く手間もかからない

　実売価格は8980円（税込み、以下同様）と一般的なスマートリモコンよりもやや高価だが、それだけの価値がある製品であることは、ここまで紹介した特徴を見れば納得してもらえるだろう。

　スマートリモコンを利用したことがない人が、初めて買う1台として適しているのはもちろん、既にスマート家電を使いこなしている人も、SwitchBot ハブ2を導入することでスムーズにワンランク上の使い勝手を得られるのは間違いない。

　赤外線リモコンを使ったTVやエアコン、扇風機といった家電を数多く使っている人こそ、SwitchBot ハブ2でそれらを連携／操作してスマートなライフスタイルを実現できるだろう。

　さらにSwitchBot ハブ2は、対応製品が徐々に増えつつあるスマートホームの共通規格「Matter」もサポートしており、iPhoneの「ホーム」アプリからも操作できるなど、将来性も十分だ。今、スマートリモコンの入手を検討しているのであれば、候補の筆頭となるべき製品としてお勧めしたい。

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