続けて、ThinkPadを含むレノボPC全般の質問を受け付ける「教えて! レノボ Q&Aコーナー」が行われた。
質問はいくつかあったが、その一例として「(昔のレノボの)デスクトップPCにセットされていた打ちやすいキーボードが忘れられない。あのようなキーボードを選べるようにならないか?」というものがあった。それに対して担当者は「今後の製品にご期待ください」と答えつつ、現状でもThinkCentre向けのキーボードをオプションとして単体購入できることを教えていた。ビジネスユーザー向けイベントならではの回答だ。
展示コーナーでは、レノボのビジネス向けデスクトップPC「ThinkCentre」やデスクトップワークステーション「ThinkStation」の主要機種が展示されていた。ThinkCentre/ThinkStation向けのデスクトップキーボード(やマウス)も一緒に展示されており、単品購入すればThinkPadでも使えると紹介されていた建設業に携わる法人ユーザーからは「砂やホコリが舞う現場で使うことが多いのだが、ThinkPadはこれらの侵入に耐性があるか?」という質問が寄せられた。この質問について、担当者は「ThinkPadにはIPレーティング(耐じん/防水等級)を付与したモデルは存在しない」とした一方で、「デタッチャブル式の2in1モデルである『ThinkPad X12 Detachable Gen 2』には、オプションで耐衝撃/耐じん性能を高めた『ThinkPad X12 Detachable プロテクターケース』をオプションで提供している」と回答した。
ThinkPad X12 Detachableとプロテクターケースの組み合わせは建設現場などでもよく使われているといい、質問した人はイベント後の展示会場で担当者に追加の質問をしていた。
質問コーナーの後は、クイズ大会が行われた。クイズは全てThinkPadにまつわる内容で、元嶋氏のプレゼンテーションをよく聞いていれば答えられる……と思いきや、それだけでは分からない難問も出題され、答えを一生懸命考える様子も見受けられた。「ThinkPadに関する理解を深める上で、なかなかに役に立った」との声も聞かれた。
ステージを使って行われるプログラムが全て終了した後、会場を移して懇親会が開かれた。懇親会とはいうものの、ThinkPadやそのオプション品が多数展示されていたこともあり、ユーザーと担当者が話し込む場面も多く見受けられた。
展示の目玉は、先述の通り国内初展示となったThinkPad X1 Carbon Gen 13 Aura Editionだ。持ち上げて「軽っ」と声を出してしまう人が続出した。ThinkPadを長年使っている人ほど、驚く度合いが強かったことが印象的だ。
ThinkPad X1 Carbon Gen 13 Aura Editionの前には本当に人だかりが多くできており、正面から撮影できるまでに結構時間がかかってしまった。それだけ期待されている新モデルともいえるそれ以外の展示機種の前にもまんべんなくユーザーがおり、担当者に質問していた。「とりあえず業務の一環として来たけれど、見るだけでいいかな」という訳ではなく、先ほどのQ&Aコーナー以上に突っ込んだ質問をする人もいたり、実機展示がめったにない純正周辺機器やアクセサリー類を細かくチェックしたりと、かなり熱心だったことが印象的だ。
ThinkPad X1 Carbon Gen 13 Aura Editionが表の目玉なら、この「ThinkCentre neo Ultra」は裏の目玉だった。本製品はGeForce RTX 4060 Laptop搭載の小型デスクトップPCで、担当者が「(イベント翌日の)11月12日に日本で発表なんですが、せっかくなので」ということで持ってきたのだというユーザーの生産性向上を追い求めるThinkPadの根底に流れる設計思想には、心地よさも覚える。それを汲み取ってか、イベントの来場者たちも担当者に率直に意見を述べたり、リラックスした様子で質問をしたりしていた。
レノボでは今後もユーザーにThinkPadを始めとするビジネス向け製品を紹介するイベントを開催する予定だ。法人向けECサイト「Lenovo Pro(レノボプロ)」をぜひチェックしてみてほしい。
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アイティメディア営業企画/制作:ITmedia PC USER 編集部/掲載内容有効期限:2024年12月23日