THIRDWAVE-GシリーズにはCPUやGPUの組み合わせで複数のモデルが用意されている。今回試したLightning-G AF7XBは、CPUにRyzen 5700X、GPUにNVIDIA GeForce RTX 4070を搭載している。
Ryzen 7 5700Xは動作クロックが定格3.4GHz、ブースト時には最大4.6GHzと高クロック動作が売りだ。CPUコアも8コア、総スレッド数も16スレッドと多いため、複数のアプリケーションを同時に立ち上げて操作をする場面でも力不足を感じることは少ないだろう。
NVIDIA GeForce RTX 4070は現行のGeForce RTX 40シリーズの中でも特に人気の高いGPUで、フルHDだけでなくWQHDの環境でも高画質でのゲームプレイが可能だ。
さらにNVIDIAの超解像技術「DLSS 3」にも対応しているため、対応ゲームタイトルであれば4K解像度でも十分なフレームレートが出せる。多くのゲームタイトルで不満なく遊べる性能を持ったGPUといえる。
メモリはDDR4-3200規格で、標準のメモリ容量は16GB(8GB×2)となっている。空きスロットも2つ残されているため、将来的に交換/増設を行いやすい。もちろん購入時のBTOメニューで32GB、64GBの選択肢も用意されているので、用途と予算次第で最初から搭載容量を増やしての購入もオススメだ。
ストレージはPCI Express 4.0 x4(NVMe)インタフェースはM.2 SSDを採用する。容量は標準で500GB、BTOメニューでは最大8TBまで選択できる。
今回の試用機には1TBのSSDが搭載されており、シーケンシャルリードで毎秒4000MB、シーケンシャルライトでも毎秒3000MBと十分に高速だ。PCやアプリケーションの起動はもちろん、動画など重たいデータの読み書きにもストレスを感じることは少ないだろう。
では実際にTHIRDWAVE-Gシリーズがどれだけの性能を発揮できるのか気になるところだ。そこでいくつかのベンチマークテストを実行し、実際のパフォーマンスを確認してみた。
CPUの処理能力を測る「CINEBENCH R23」では、シングルコアで1530ポイント、マルチコアで1万3682ポイントとなった。最新世代のデスクトップ向けCPUと比べると劣ってしまう結果とはなるが、一般的な最新ゲーミングノートPCに搭載されているCPUと同等か、それ以上の結果が出ているため、性能としては十分に高い。
GPU性能はDirectXベースのテストを行う「3DMark」を利用した。3DMarkにはいくつかのテストが用意されているが、一般的に重量級のゲームを動かす状態に近しいDirectX 12を利用する「Time Spy」「Time Spy Extreme」では、NVIDIA GeForce RTX 4070の搭載PCとして平均程度、つまり十分に高性能という結果を出た。
特にTime Spy Extremeは4K解像度でのテストになるため、最新のゲームコンソールと同時発売されるような話題の大型タイトルであっても快適に遊べるといっていいだろう。
このテスト結果を裏付けるように、超重量級といわれている「Cyberpunk 2077」も超解像技術のDLSS 3を有効にすれば4K解像度で平均フレームレートは71.19、最低fpsも60fpsを割っていない。その他のゲームコンソールに負けることなく快適にプレイすることができた。
もちろんゲームだけでなく、クリエイティブな作業のために高性能なデスクトップPCが欲しいという人は多い。レンズ交換式カメラで撮影した100枚の写真のRAWデータをAdobe Lightroom Classicで現像、編集を行い、JPEG形式のファイルで書き出すのにかかった時間は1分10秒だった。
アクションカムで撮影した4K動画をつなぎ合わせ、約30分の1本の動画として書き出すのにかかった時間も8分18秒と、写真や動画の編集においてもストレスなく使えるパフォーマンスを発揮できるといえる。
Lightning-G AF7XBで実際にパフォーマンスを確かめてきたが、Lightning-Gシリーズはゲームもできて、さらに価格が9万円台からと、コスパに優れたPCであるのは間違いない。
高性能PCの選択肢といえばゲーミングPCは外せない昨今、Lightning-Gシリーズのゲーミングに寄りすぎない外観は、部屋のインテリアとしてあらゆる部屋にマッチし、ミニタワーとしてはコンパクトなサイズ感にまとまっていることも相まって、設置場所を選ばない点での使い勝手もいい。
拡張性やメンテナンス性にも優れるため、長く使える1台として選びやすい点も好印象だ。BTOでのカスタマイズメニューも非常に多く、予算と用途に応じてベストな1台を選びやすい点も「これから長い付き合いとなるPC」を選ぶのにはちょうどいいだろう。
LEDライティングに対応したファンも選べる。ボディーカラーも今回試したブラック以外にホワイトの設定もある。ぜひ自分好みの1台をコスパの“光る”構成で選んでみてはどうだろうか。
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アイティメディア営業企画/制作:ITmedia PC USER 編集部/掲載内容有効期限:2024年12月16日