個人/法人を問わず人気な手のひらサイズのデスクトップ「ミニPC」 どのメーカーがおすすめ? リンクスインターナショナルに聞いてみた

日本でミニPCの市場拡大に尽力するリンクスインターナショナルに、ミニPCの魅力や国内の導入事例、そしてミニPCメーカー各社の特徴などを聞いてみた。

» 2025年02月14日 10時00分 公開
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 このところ、手のひらサイズ程度のデスクトップPC、いわゆる“ミニPC”に注目が集まっている。ホームユースからオフィスのクライアントPC、さらには各種機器のコントローラーといったビジネスユースまで、コンパクトでありながら、性能パフォーマンスにも妥協がないという魅力によって、活躍の場を広げている。

 今後も関心を持つ人は増えていく見立てだが、大小さまざまなPCメーカーから製品が登場しており、どの製品が自分に合っているのか分かりづらい部分も多い。特にビジネスユースで導入を検討する場合は、品質などにも気をつかう必要もある。

 そこで今回は、日本でミニPC各社の代理店として市場拡大に尽力するリンクスインターナショナルに、ミニPCの魅力や国内の導入事例、そしてミニPCメーカー各社の特徴などを聞いてみた。

photo 500mlペットボトルよりも小さいミニPCもある

ノートPCよりも便利? ミニPCの魅力とは

 家庭やオフィスで一般的に利用されているPCというと、机上据え置き型のデスクトップPCや、自由に持ち運べるノートPCを多くの人が思い浮かべるだろう。近年は場所を選ばずに使えるノートPCが勢力を増しており、特にコロナ禍以降はテレワークの急速な普及によって、デスクトップPCの代替としてノートPCを選択するケースも増えている。

 しかし、PCを持ち運んで使わないという場合、ノートPCは必ずしも最善の選択肢とは言いがたい。プロセッサの進化やメモリの大容量化によって、ノートPCの性能や安定性は向上しつつあるが、動画編集や3Dモデリング、データ分析、ゲームなど、高性能な処理が要求される用途では、やはりデスクトップPCのコストパフォーマンスや性能の優位性は揺るがない。

 また、高性能が要求されない場合でも、大画面/高精細の外部ディスプレイをスマートに接続して多くの情報を表示したり、使い慣れたキーボードやマウスを接続できるデスクトップPCの利便性は魅力だ。万が一、周辺機器が壊れてしまった場合は、その機器だけを交換するだけで済む。

 もちろん、ノートPCに外部ディスプレイや入力デバイスを接続して利用する方法もあるが、使わないノートPCの内蔵ディスプレイや入力デバイスが邪魔になってしまう場合もある。スペースが限られた場所では、デメリットになり得るだろう。

 ──と、ここまでデスクトップPCの魅力を紹介したが、従来はそもそも“デスクトップPC自体が大きくて邪魔な存在だった”ということもある。ミニPCはそうしたデメリットを解消できるため、人気が集まっているというわけだ。

2014年からミニPCと歩んできたリンクスインターナショナル

 ミニPCという製品ジャンルは、実は決して新しいものではない。手のひらサイズのミニPCが市場に出回り始めたのは、2013年にIntelがベアボーンキット「Intel NUC(Next Unit of Computing)シリーズ」を投入してからのことだ。

 そこから大手PCメーカーを始め、中国/台湾などのPCメーカーがミニPCを続々と製品化し、現在に至っている。既に10年以上の歴史がある。

 そんなミニPCの黎明期から日本国内向けに製品を販売してきたのが、リンクスインターナショナルだ。

photo リンクスインターナショナルの西田裕成氏(広報部)

 「当社がミニPCのビジネスに参入したのは、Intel NUCの登場とほぼ同時期の2014年のことです。台湾Elitegroup Computer Systems(ECS)が開発したミニPCブランド『LIVA』の国内総代理店として取り扱いを開始し、それから10年以上にわたってミニPC製品を提供し続けています」──そう説明するのは、同社の西田裕成氏(広報部)だ。

 西田氏によると、リンクスインターナショナルでは、その後もミニPCのラインアップを拡充するために取り扱いメーカーを増やし、現在は中国Shenzhen Datang Computer Company LimitedのミニPC「Maxtang」や、香港Micro Computer(HK)Tech Limitedの「MINISFORUM」といったブランドの取り扱いも始めた。さらにリンクスインターナショナルが自社開発したオリジナルミニPCの製品も展開している。

 長年にわたり日本のミニPC市場に取り組んできたリンクスインターナショナルだが、ここ数年は特にミニPC市場の拡大を実感しているという。

 「近年は法人需要が顕著に伸びていると感じています。以前は手のひらサイズのコンパクトさこそ評価されていたものの、性能面やコスト面で法人需要の要件を満たさないことがありました。しかし、現在はコンパクトさを維持したまま機能/性能が向上したため、さまざまな用途に使われています」(西田氏)

photo リンクスインターナショナルの松崎徹也氏(営業部)

 中でも採用例が増えているのが、デジタルサイネージや受付端末、券売機、POSレジといった産業用機器を稼働させるコントローラーといった組み込み用途だ。テレワークの普及に伴って、ディスプレイ本体にミニPCを装着し、一体型のオフィスPCとして利用されるケースも増えているという。

 同社の松崎徹也氏(営業部)は、数々の導入事例について次のように説明する。

 「ミニPC市場は日本だけでなく海外でも拡大しています。当社が代理店契約を結んでいる各メーカーのミニPCブランドはどれも品質に定評があり、例えば米国では公共機関やエンターテインメント領域などに数多く導入されています」(松崎氏)

ミニPCメーカーの特徴は? どれを選べばいい?

 リンクスインターナショナルでは現在、ユーザーニーズに合わせたさまざまなミニPC製品を販売している。以下にラインアップの一部を紹介しよう。

高い品質が魅力の「Maxtang」

 まず、産業用機器といった安定性/堅牢性が求められる手堅い製品と位置付けているのが、MaxtangブランドのミニPCだ。

 「Maxtangを開発/製造するShenzhen Datang Computerは、個別の産業用機器向けボードの受託開発も行っており、特に品質の高さが大きな特長です。当社が取り扱っている製品は、経年による性能/品質の劣化を確認して耐久性を評価するエージング検査を工場出荷時に全数実施しているため、当社が取り扱っている製品の中でも、圧倒的な不良率の低さを誇っています」(西田氏)

 最新モデルの「Maxtang T0-FP750 8845HS」は、8コア/16スレッドのAMD Ryzen7 8845HSプロセッサを搭載した高性能ミニPCだ。メモリやストレージ(SSD)の増設などカスタマイズに対応する他、USB4、HDMI出力、DisplayPortなど、豊富なインタフェースを備えている。

photo 「Maxtang T0-FP750 8845HS」の前面
photo 「Maxtang T0-FP750 8845HS」の背面

 また、0度〜50度の過酷な温度環境でも動作することも、他のミニPCと一線を画す特長だ。ちなみにOSには最新のWindows 11 Proを採用する他、産業用機器への組み込み用途を想定した、長期サポートのWindows 10 IoTプリインストールモデルやLinuxのインストールを想定したOSレスモデルも用意している。

最新スペックを追い求めるなら「MINISFORUM」

 MINISFORUMブランドのミニPCは、常に最新のプロセッサなど新しいテクノロジーを取り入れる製品として位置付けているという。

 「MINISFORUMは、個人/法人を問わず最先端技術をいち早く試したいというニーズにマッチする製品です。コストパフォーマンスにも優れているので、ホームユースやオフィスPCとして人気があります。最近はWindows 10からWindows 11へのマイグレーションにあわせ、オフィスにあるデスクトップPCを小型化したいといった企業への導入事例も増えています」(松崎氏)

 最新モデルの「MINISFORUM UM760」は、6コア/12スレッドのAMD Ryzen 5 7640HS プロセッサを搭載し、最大32GBのメモリ、最大1TBのM.2 PCIe 4.0 SSDをサポートしている。画像/動画編集などの処理負荷の高い作業も快適に行えるという。

photo 「MINISFORUM UM760」の前面
photo 「MINISFORUM UM760」の背面

 ちなみにMINISFORUMブランドのミニPCは開発元の直販サイトでも購入できるが、リンクスインターナショナルで購入すれば、同社の手厚い国内サポート体制による迅速な対応が提供されるとのことだ。

信頼と実績多数の「LIVA」

 リンクスインターナショナルがミニPCビジネスを始めた当初から販売しているLIVAブランドは、10年以上にわたる取り扱いによる出荷台数の多さが特長だ。

 「開発元の台湾ECSはミニPC製品のいわば老舗であり、大手メーカーからの受託生産も行っているという実績のあるメーカーです。製品には長期にわたって安定的な供給が可能な部品を採用しているモデルもあるので、Maxtangと同様、手堅い製品として法人から支持を得ています」(西田氏)

 松崎氏によると、最近は監視カメラのような制御を行うエッジPCとしての需要も高まっているそうだ。

 最新モデルの「LIVA Z7 PLUS」は、インテルの最新AIプロセッサであるIntel Core Ultra 5 125Hを搭載し、USB4ポート×2、USB 3.2 Gen2 Standart-Aポート×3、USB Type-Cポート×1、有線LANポート×2など、豊富なインタフェースが搭載されている他、Wi-Fi 6、Bluetooth 5.2もサポートしている。ディスプレイ本体裏にミニPCを固定できるVESAにも対応している。

photo 「LIVA Z7 PLUS」の前面
photo 「LIVA Z7 PLUS」の背面

現場の声に寄り添ったリンクスインターナショナルのオリジナルモデルも

 そしてもう1つ、リンクスインターナショナルのオリジナルミニPCとして提供されているのが「LN100W」だ。

 この製品は、テレワーク端末やオフィスPCの省スペース化というニーズに応えるためにリンクスインターナショナルが生産委託先のメーカーと共同開発したものだ。Intelの最新エントリーCPUであるIntel N100 プロセッサを搭載し、最大16GBメモリ、256GB M.2 SATA SSDを内蔵している。ファンレス構造になっており、性能を確保しながら低コストと省エネ/静音性も実現している。

 また、VGA(D-sub 15pin)やオーディオ端子、マイク端子など、最新モデルでは省かれがちな旧世代の端子類も備わっている。これによって、導入する側は液晶ディスプレイといった備品をそのまま流用できるというといったメリットも生まれる。

photo 「LN100W」の前面
photo 「LN100W」の背面

本当にノートPCが適してる? ミニPCという選択肢も

 このように豊富なミニPCの製品ラインアップを用意するリンクスインターナショナルだが、今注目しているのは記事冒頭でも触れた通り、ノートPCの置き換えだという。

 「最近はノートPC市場が拡大していますが、それは『PCを持ち運んで利用したい』という理由よりも、『デスクトップPCの置き場所に困っているから』という消極的な選択の結果です。当社が扱う高性能ミニPCであれば、そうしたノートPCを置き換えるのに適していると考えています」(西田氏)

 「当社では、日本国内の認定/認証を取得していない製品は一切取り扱っていません。国内サポートや保証も充実しているので、安心して利用していただけると自負しています」(松崎氏)

 リンクスインターナショナルでは、東京/秋葉原にあるショップ「あきばお〜禄號店 (6 号店)」と「浜田電機(PC USEFUL)」に、実機に触れられるミニPCコーナーを2月7日から設置している。こうしたカテゴリーの製品はECサイトで購入する場合が多いかもしれないが、実際に手に取って確認できる貴重な場になるだろう。

 リンクスインターナショナルでは、手軽にミニPCの実機をチェックできる展示コーナーを展開できる店舗を随時募集中ということで、関心がある店舗運営者の方は同社に問い合わせてみてはいかがだろうか。

【展示什器寸法】

90(幅)×55(奥行き)×187(高さ)cm

メール:sales@links.co.jp

問い合わせフォームhttps://www.links.co.jp/contact/

photo ミニPCの実機をチェックできるコーナーを実店舗に設置している

 さらに2000円分の「えらべるPay」がもらえるミニPCレビューキャンペーンも開催中だ。国内販売店で対象のミニPCを購入(リンクスインターナショナルの保証シールがあるもの)し、期間中(3月31日まで)にレビュー投稿すると応募できる。詳細はキャンペーンサイトから確認できる。

キャンペーン情報

 個人/法人を問わず、ミニPCの導入を検討中、あるいはミニPCに興味を持っているなら、リンクスインターナショナルをチェック/相談してみてはいかがだろうか。

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提供:株式会社リンクスインターナショナル
アイティメディア営業企画/制作:ITmedia PC USER 編集部/掲載内容有効期限:2025年2月28日