ThinkPad Pシリーズの紹介が終わると、デスクトップワークステーション「ThinkStation P620」の紹介に移った。
ThinkStation P620は、ThinkStationシリーズの中でもハイエンドに位置付けられる製品だ。CPUにAMDの「Ryzen Threadripper PRO」を採用しており、川端氏は「CPUコアが多く動作クロックも高いので、一般的なワークステーション用CPUと比べても性能がよい」と説明する。
本製品は単に多コア/高クロックのCPUを搭載しただけでなく、ボディー設計に工夫を凝らすことで高い拡張性とメンテナンス性を備えたという。例えば、メモリスロットは全8基用意されており、購入時のカスタマイズでは最大128GBという大容量構成も可能だ。「大容量のデータを扱うシミュレーションや映像編集など」で大きなメリットを得られる(川端氏)。
ThinkStation P620のケースはより大型のグラフィックスカードを搭載できることも特徴だ。川端氏は、ハイエンドのゲーミング向けのサイズが大きいグラフィックスカードを搭載するデモンストレーションも披露した。92%効率の80PLUS Platinum認証取得の1000W高品位電源ユニットを備えているので、ハイエンドなグラフィックスカードを搭載しても安心だ。
本製品はボディー内のあらゆる箇所のメンテナンス性が高いことも魅力で、PSU(電源ユニット)もワンタッチで外せる。川端氏によると、既存ユーザーからは「通常はこうしたメンテナンスや拡張は、マニュアルとにらめっこしながらやるものだ。しかし、そうしたことが必要ないくらいに簡単に行える」のが評価されているとのことだ。
特殊な工具を使わなくても、購入後の拡張やメンテナンスなどを容易に行えるのは、製品を長期間利用する場合にメリットが大きい。
もちろん、CPUやグラフィックスカードを確実に冷却するための工夫も凝らされており、前面は背面に「ハニカム構造(蜂の巣のような穴)」を採用し、ボディー内の空気の流れを特許技術である「Tri-Channelクーリング」によって適切に誘導することによって吸気と排気を効率よく行えるようになっている。
川端氏によると、ThinkStationは製造業や映像制作、大学研究室などさまざまな顧客に採用され、最近では、デジタルツインやAI、点群処理など新たなソリューション分野にも使われ始めているという。ハイスペック用途のPCが必要というのであれば、安定してハイパフォーマンスを発揮できるという観点でお勧めだという。
ThinkPad Pシリーズのコーナーと同様に、井関氏からはThinkStationに適したオプション製品が紹介された。
「ThinkPad トラックポイント キーボード II」は、ThinkPadでおなじみのポインティングデバイス「TrackPoint」を備えるキーボードで、マウスを置けないような狭いスペースでもキーボードとマウス操作が可能となる。スペースに余裕のある場合は「Lenovo プロフェッショナル ワイヤレス 充電式キーボード&マウス」がお勧めだという。
レノボではThinkPad/ThinkStationで便利に使える純正ディスプレイも多数用意している。その1つである「ThinkVision T34w-30」は、3440×1440ピクセル表示に対応した34型湾曲ワイド液晶パネルを備えるディスプレイだ。横長ながらも少ない視線移動で広い画面を使えるディスプレイとしてお勧めだという。
井関氏はこうしたレノボブランドの周辺機器は自社設計であることを強調する。そのメリットは「レノボのPCと組み合わせて利用すると最適なパフォーマンスを出せる設計」にある。また、「本体のカスタマイズオプションとして選択できる場合は、オプションとして追加することで本体と同じ保証が適用される」こともメリットだ。
井関氏は、最後にLenovo Proを紹介した。Lenovo Proは法人と個人事業主を対象にしたオンラインストアで、 Lenovo Pro限定の割引も用意されている。
本ストアでは、ユーザー登録するだけで販売価格が最大3%引きとなる。さらに、年間30万円以上の購入で「Lenovo Pro Plus」会員に“昇格”され、値引き幅が最大4%に、さらに年間で200万円以上の購入すると「Lenovo Pro Elite」会員となり、割引幅が最大5%になる。
Lenovo Proの会員限定特典としては、ThinkPadが抽選で当たるキャンペーンの他、中古PCの買り取りサービスにおける増額、まとめ買いによる割引など多数ある。また、Windows 11 PCのアクティベーション時に企業向けのカスタマイズ設定を自動で適用する「Windows Autopilot」の設定を支援するサービス、Windows 11の検証用ThinkPadの無料貸し出しも受けられる。Windows 10のサポート終了に伴う各種準備を進める上で安心だ。
さらにLenovo Proに登録すると専任の営業担当者がサポートしてくれることも強みだ。PCや周辺機器などを購入する際の困りごとを相談できる他、「Microsoft 365」の割引購入、オンサイト保守などが含まれる「プレミアムサポートサービス」の最大半額購入も可能だ。
井関氏は「Lenovo Proは会員制のWebサイトだ。レノボのWebサイトから登録できるし、チャットでの相談なども随時受け付けている。ぜひ登録してご利用いただきたい」とアピール。「Windows 10のサポートが10月14日をもって終了する。サポート終了後は更新プログラムが提供されなくなるが、古すぎるシステムは現行の『Windows 11』の動作要件を満たせないこともある。ワークステーションを含めたPCの買い換え時は、Lenovo Proのメリットを生かすことを検討してほしい」と結んだ。
Lenovo Proでは、PCを月額利用できるリースサービスも提供しています。「業務のために高性能PCや周辺機器を導入したいけれど、今すぐには予算を用意できない」という場合や「導入する前に一度試してみたい」といった場合に使うと便利です。
料金はリース内容によって変動します。例えばワークステーションと各種周辺機器(ディスプレイなど)にサポートを付帯した場合は、1台当たり月額9600円から利用できます(5年契約時)。気になる人は、Lenovo Proの電話/チャット窓口で相談してみてください。
Lenovo Proで電話またはオンラインチャットで相談するとさらなる値引き、または特典が受けられる場合があります。
このウェビナーの視聴者限定で、ウェビナー内で紹介された周辺機器を最大40%オフで購入できるクーポンをプレゼントしています(割引率は製品によって異なります)。
Lenovo Proにログインした上でカート内ご購入合計金額の下「Eクーポンコード」欄にクーポンコードを入力して「適用する」をクリックすると、割引が適用されます。
レノボの周辺機器が定価から最大45%引きとなるクーポンをプレセント致します。時期や対象モデルにより割引率やクーポンの適用対象製品が異なりますので予めご了承ください。
なお、このクーポンコードはLenovo Proストアでの購入時のみ適用できます。Lenovo Proストアでの購入には無料会員登録が必要ですので、ご了承下さい。
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