この製品はタッチ操作にも対応した“巨大Androidモニター”としても使えるだけでなく、HDMIなどで映像入力も可能なユニークな製品だ。
「食後のくつろぎタイムに、食卓でみんなと大画面ゲームを楽しめたら」「ソファやベッドで寝転びながら、楽な姿勢で動画を見たい」──そんなことを考えることがある。大きめのディスプレイがあれば便利だろうなとも思うが、部屋のサイズや設置場所の確保、コストなどの問題で、なかなか難しい。何より、単なるTVやディスプレイを買うのは面白くない……。
そんな場面に役立ちそう、そして面白い選択になりそうなのが、キャスター付きスタンド一体型のAndroid搭載32型ディスプレイ「COMFO BOARD」(コンフォボード)だ。この製品はタッチ操作にも対応した“巨大Androidモニター”としても使えるだけでなく、HDMIなどで映像入力も可能なユニークな製品だ。
COMFO BOARDは32型のタッチ対応液晶ディスプレイを搭載している。解像度はフルHD(1920×1080ピクセル)で、アスペクト比は一般的なスマートフォンと同じ16:9、輝度は350カンデラを確保している。
搭載OSはAndroid 12で、プロセッサはミドルレンジモデルのスマートフォンと同程度の性能があるMTK8788、メモリは8GB、ストレージは128GBとなっている。Wi-FiやBluetoothにも対応している。
もちろんGoogle Playストアにも対応しているので、単体でアプリをインストールすれば、大画面で映像やゲームなどを楽しめる。
さらにCOMFO BOARDの拡張性を高めるのが、背面に備えられた映像入力用のHDMI入力端子だ。Androidタブレットとして使えるだけでなく、PCやゲーム機、ポータブルDVDプレーヤーなど、さまざまな機器を接続してディスプレイとして利用できる。
背面にはUSB Standard-Aポート×1基も備わっている。UVC(USB Video Class)に対応する一般的なPC用Webカメラを接続すれば、各アプリによるビデオ通話も可能だ。
そしてCOMFO BOARDの大きな特徴は、スムーズな移動を可能にする専用スタンドとの組み合わせにある。専用スタンドにはキャスターが付いているので、家中どこでも好きな場所に移動して使える。キャスターを5つ搭載することによって、引っ掛かりを軽減してスムーズに移動できるように工夫されている。
ディスプレイは縦/横に回転可能だ。InstagramやFacebookのリール動画は縦表示、YouTubeなどの動画配信サービスは横表示といったように、コンテンツに合わせて手軽にレイアウトを変更できる点が興味深い。
電源プラグはスタンドの土台部分に接続する他、バッテリーを内蔵しているのでコンセントのない場所も使うことができる。
なお、スタンドに取り付けた際の高さは縦置きで約1389mm〜1559mm、横置きで約1236mm〜1406mm、幅と奥行きはそれぞれ順に429(幅)×428(奥行き)mmと735(幅)×428(奥行き)mmとなる。重さは約18.5kgで、消費電力は120W、内蔵バッテリー容量は1万2000mAhで最長6時間の動画視聴を行える。
続いて、実際に製品の動作チェックを行った。そもそも32型サイズのAndroid搭載デバイスは珍しく、「いくら画面が大きくても、動作が不安定だったらどうしようか。使えなかったらどうしようか」と、開封前に不安がよぎることもあるだろう。
タブレットといえば、大きくても12〜14型サイズで手に持てるのが普通だ。COMFO BOARDを前にして、筆者は「大きいけれど、本当に使えるのだろうか」という疑念が頭の中をぐるぐると巡っていた。
しかし、箱を開けてまず目に飛び込んできたスタンドの美しさに心を奪われた。なぜなら、スタンドのポール部分は白1色だと思っていたのだが、伸縮部分にメタル風ブロンズカラーが採用されていたからだ。見た目が良い。
とはいえ、それは性能に直結しない。評価するため、箱からどんどん出して組み立て設置に向けて準備していく。
土台からポール、そして本体につながるケーブルを接続していく。1人で作業しても10分程度で完了するだろう。ケーブルコネクターやスタンドと本体とのジョイント部には爪が多く用いられているため、焦らず落ち着いて作業することが時間短縮と成功の鍵となる。
組み立てが終わり、電源を接続する。電源ボタンは本体裏側にある。起動が完了すると見慣れたAndroidのホーム画面が現れる。意外なほどにディスプレイに映し出される映像は美しく、想定外にキビキビと動作する。
これまでいくつかの電子黒板や同様のサイズのタッチディスプレイに触れる機会があったが、全体に白っぽい色味、タッチ反応の悪さ、動作のもっさり感が気になるものが多かった。COMFO BOARDが“普通に使える”ことに感動してしまった。思わず「おっ、これは良いな」と独り言が出てしまったほどだ
デフォルトでは、ホーム画面の1ページ目に「設定」「File」「Gmail」「フォト」「Chrome」「Google Play」、2ページ目には「YouTube Music」「MagicBoard」「iMirror」といった基本的なアプリが並ぶ。もちろんAndroidデバイスとしてGoogle Playから使いたいアプリをインストールすることも可能だ。
32型ディスプレイを生かしたオリジナルアプリとしてプリインストールされている「MagicBoard」は、ホワイトボードアプリだ。試しにアプリを起動して指で描画してみたが、画面サイズが大きいこともあり、スマートフォンやタブレットよりも格段に描きやすい。スタイラスペンがあれば、さらにきれいに書けるだろう。子供のお絵かきボードとしても活用できそうだ。
次に、スマホ向けゲームをインストールして起動してみた。高いスペックを要求する3Dゲームの起動は難しいものの、ターン制で場面が進行する、いわゆる“ソシャゲー”などは問題なくプレイできた。スマホで見慣れたゲームが大きな画面に映し出されるのは新鮮であり、迫力がある。
動画配信サービスのアプリもいくつかインストールして話題作を視聴してみたが、問題なく再生できた。アプリの仕様上、最大の解像度で表示されない場合もあるが、少し離れた場所で視聴するため、我慢できないほど映像が粗いと感じる場面はなかった。
動画視聴といった用途では、「離れた場所にいると音量調節などが大変では?」と思うかもしれない。安心してほしい。COMFO BOARDにはコンパクトサイズのリモコンが付属する。
ボリュームアップ/ダウンの他、アプリ切り替えやホーム画面へ戻るボタン、アプリを選ぶ際に重宝する上下左右への移動/決定なども行える。
アプリによっては、十字キーでの操作を受け付けないものもある。そのような場合はリモコンでマウスカーソル操作が行える「カーソル移動」モードに切り替えられる。
なお、本体のナビゲーションバーには、「戻る」「ホーム」「アプリリスト」以外にも、「スクリーンショット」「ボリュームダウン」「ボリュームアップ」「電源」ボタンが並ぶ。視覚的に分かりやすいので、小さな子供やデジタル機器に不慣れな人でも簡単に操作できるだろう。
COMFO BOARDはAndroidアプリがそのまま使える上に、HDMI入力でゲーム機などを接続できる32型の大画面が魅力だ。家庭のどんなシーンで活躍できるか考えてみよう。
例えば、キッチンではInstagramやFacebook、YouTubeなどで料理のレシピ動画を大画面に映し出すことで、スマホやタブレットよりも手順が分かりやすくなりそうだ。
自宅で運動をするなら、人気のダンスレッスン動画を再生するのも良い。COMFO BOARDのディスプレイを縦にし、見やすい高さに調整すれば、まるでコーチが目の前で実演しているかのような臨場感が得られる。これなら、思い切り体を動かせるだろう。
知育アプリや絵本アプリをインストールすれば、子供でも大きな画面で操作しやすく楽しめる。スマホやタブレットの小さな画面に比べて目に優しいのもうれしいポイントだ。
リビングに置くなら、家族の伝言板としても役立つだろう。プリインストールアプリのMagicBoardや、好みの手書きメモアプリにメモを残しておけば、冷蔵庫の扉がメモであふれるのを防げるかもしれない。
スタンドのブラケット部にはチルト機能があるため、ソファやベッドでリラックスしているときでも、自然な目線で画面を見られる。COMFO BOARDは見やすい位置に移動できるので、固定されたTVやディスプレイに比べて、首や肩、腰への負担も軽減されるはずだ。
HDMI接続による映像入力も可能なので、好みのゲームコンソールと接続して大画面でゲームをプレイするのも面白い。離れた場所にあるTVよりも、食卓やソファ近くに移動できるCOMFO BOARDの方が、迫力あるプレイを満喫できそうだ。
キャスターによって、人が集まる場所に移動させられる。まさに1台で無限の使い方が考えられる。柔らかさと高級感を併せ持つカラーリングも、きっと家族団らんの中心的な存在となるだろう。
COMFO BOARDは、クラウドファンディングサイトのCAMPFIREで購入できる。お届け予定は9月以降だ。
さらに一般販売価格が22万円(税込)のところ、10人限定で15万4000円(数量限定30%オフ)、さらに10人限定で17万6000円(数量限定20%オフ)、そして30人限定で19万8000円(数量限定10%オフ)と、早めに申し込むとお得に購入できる。また、この記事中にあるリンクから「COMFO BOARD」を購入すると、加えて10%オフになるので要チェックだ。
「COMFO BOARD」は1台で何役も担えるモニターとして、大学生や社会人の一人暮らしのようなライフスタイルにもピッタリだ。さまざまなシーンで役立つ「COMFO BOARD」に興味があるなら、ぜひ家庭に迎えてみてはいかがだろうか。
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提供:株式会社テクトレージ
アイティメディア営業企画/制作:ITmedia PC USER 編集部/掲載内容有効期限:2025年7月13日