コストも性能も“Copilot+ PC”も諦めない 情シス目線から見た、AMD搭載ビジネスPC「Dell Pro」シリーズを選びたくなる理由

PR/ITmedia
» 2025年10月31日 10時00分 公開
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 10月14日にWindows 10のサポート終了(EOS)を迎えたこともあり、2025年はPCの買い替えに忙殺されていた情報システム部門の方も多いのではないだろうか。もちろん、EOS以外にも、社内PCの買い替えは定常的な業務として、情シスと切っても切れない関係にある。

 ところで情シスにも関わってくる世界のビジネス情勢に目を向けてみると、最近のトレンドはやはり生成AIの業務活用が挙がってくる。しかし、日本では十分に進んでいない現状がある。

 そんな中、内閣府が掲げる人工知能基本計画の骨子では、日本の現在の状況について「『AIを使わない』ことが最大のリスクであり、日本のAI投資や利活用の推進は急務」と明確に言及されている。

photo 「AIを使わないこと」が最大のリスクであり、日本のAI投資・利活用の推進は急務とある(内閣府 人工知能基本計画の骨子より)

 日本政府としても、世界で最もAIを開発/活用しやすい国に向けて動いている。今後、企業をさらに成長させていくためには、やはり生成AIの利活用がカギとなってくるのは間違いないだろう。

 さて、なぜそんな話をしたかと言うと、社内のビジネスPCの調達に今後求められる要件の1つに「生成AIが活用できること」が加わることは目に見えて明らかだからだ。

 今後、筆者を含む情シスはPC調達の際に、生成AIを十分に利用できるデバイスであるかを十分に吟味する必要が出てくることは必然だろう。

現場からは優れた基本性能や、話題の「Copilot+PC」を求める声が挙がっているが……

 社内PCを日々運用していると、現場からはさまざまな声が情シスに挙げられてくる。例えば、業務を快適に行える基本性能の高さや長時間のバッテリー駆動、可搬性を高める軽さ、そして話題の「Copilot+ PC」の機能を求める声などだ。

 さらに社内にはさまざまな職種の従業員がいるため、人によってビジネスPCに求める機能は異なる。よって社内PCを調達する際に、複数のメーカーから調達しなければならないケースが大半ではないだろうか。

 しかし、社内の声に全て応えていると調達コストが増大してしまう。経営層からはコスト削減を強く求められるため、ユーザーの求める機能を持ったPCの調達は非常に難しい業務といえる。

 社内の広いニーズに応えられ、コストパフォーマンスと性能ともに優れたPCを社内に届けたいところだが、そんな都合の良いメーカーや製品があれば、どれだけうれしいことだろう、と一度は思ったことがある方もいるのでもないだろうか。

 そんな情シスの悩みに応えようとしているのが、デル・テクノロジーズだ。

デル・テクノロジーズの提案、AMDの実力

 デル・テクノロジーズは、PCやモニター、サーバといった分野で高い知名度を誇るのはご存じのことだろう。近年、同社はコストパフォーマンスと性能を兼ね備えたAMDのプロセッサを搭載したビジネスPCのラインアップを強化し、企業や組織の情シスにとっては一挙両得の選択肢となっている。

photo AMDのプロセッサを搭載した「Dell Pro 14」(左)と「Dell Pro 16」(右)

 近年はAMDのプロセッサが搭載されたPCの存在感が市場で広がっている、というか、ライバルを打ち負かす勢いで人気を得ているのは、PCに詳しければ常識となりつつある。

 しかし、ビジネスにおいては日本における商習慣として、長年安定性を重視したモデルを選びがちであるため、導入経験のないAMDプロセッサ搭載のビジネスPCを選択肢に入れたことがない方もいるのではないだろうか。

 今回の記事を通じて、そうした認識をアップデートする機会になれば幸いだ。

コストパフォーマンスの高さとビジネスユースが両立できる優れたプロセッサ

 さて、それでは早速ビジネスPCでAMDモデルを選ぶメリットを簡単に紹介していこう。第一に挙げられるメリットは、AI性能をはじめとした高い性能を備えていることだ。

 例えば、プロセッサのベンチマークテストの結果のランキングを公開している「PassMark Software - CPU Benchmark Charts」の「Laptop & Portable CPU Performance」の結果の10位までを見てみると、8つをAMDのプロセッサが占めるなど、驚異的な結果となっている。その他にランクインしているプロセッサもAMDの数が非常に多いことが見て取れる。

 パフォーマンスの高さは然る事ながら、特に「AMD PRO テクノロジ」を採用したプロセッサであれば、エンタープライズクラスのマルチレイヤーセキュリティ機能による強固なデータ保護やリモート管理機能による柔軟でシンプルなIT資産管理といった機能にも対応している。

なぜAMDのシェアが拡大しつつあるのか

 AMDのプロセッサといえば、昔からPCに触れている方であれば「Athlon 64」(2003年)でシェアを急拡大して以降、他社製品に追われる側の立場だったというイメージを持たれているのではないだろうか。

 長い間、他社製品との性能差が詰められず低迷していたAMDのプロセッサだが、2017年3月に発表されたAMD Zenアーキテクチャを採用したRyzenシリーズから、潮流が大きく変わってきた。

 前述したコストパフォーマンスの高さに加え、Zenアーキテクチャがここまでシェアを拡大してきた理由として、モバイル用プロセッサからサーバ用プロセッサまで、同じZenコアをベースに製品を展開してきたことが要因にある。

 本来、プロセッサを設計するにあたっては、モバイル用プロセッサとサーバ用プロセッサをそれぞれ別のコアを用いるケースが多い中で、AMDは全て同じZenコアをベースに製品開発を行っている。

 そのため、PCのジャンルが変わったとしても、アプリケーションの互換性が得やすいという大きな特徴を備えており、安定したPC利用体験が実現できるというわけだ。ビジネスPCにとって、互換性の高さは事業継続性に直結することから、非常に重要なポイントだ。

photo AMDのプロセッサを搭載したデル・テクノロジーズのビジネスPCに注目

新しいビジネスPCモデル、Dell Proシリーズ

 コストパフォーマンスの高さと、ビジネス利用における信頼性の高さを実現したAMDのプロセッサをビジネスPCとして利用したい方に、是非おすすめしたいのがデル・テクノロジーズのビジネスPCだ。

 デル・テクノロジーズは2025年1月にPCブランドを刷新し、新たにビジネス向けのAI PCラインアップである「Dell Pro」シリーズを発表した。今回は新たに追加されたDell Proシリーズの概要と、AMDプロセッサを搭載した製品についてそれぞれ紹介しよう。

「Dell Pro」シリーズ

 「Dell Pro」は、耐久性と携帯性を兼ねそろえながら、AIの活用を前提とした機能を持つPCの新たな基準として設定された、ビジネス向けのスタンダードモデルにあたる。

 これまでモデルは、それぞれ「ブランド名+型番」が製品名として扱われていたが、今回からは「Dell Pro 14」「Dell Pro 16」といったように、一目でモデル名が分かる体系が採用されている。

 Dell Pro 14は、14型のフルHD+(1920×1200ピクセル)のディスプレイを採用しており、従来のフルHD(1920×1080ピクセル)より縦の表示領域が拡大している。ドキュメントやWebサイトを閲覧する際、一度でより多くのコンテンツが表示できるように改善されている。

photo 「Dell Pro 14」

 最小重量は約1.35kgで、本体サイズの高さは最大約20.37mmと薄型軽量ながら、USB Type-Cポートやキーボード、I/Oボードをマザーボードにはんだ付けせず、ねじ止めによるモジュラー型を採用して高い頑丈さと信頼性を実現している。

 米国国防総省調達基準の「MIL-STD-810H」(ミルスタンダード)にも適合しており、その信頼性の高さは折り紙付きだ。

 プロセッサにはAMD Ryzen AI 300シリーズまたはAMD Ryzen 200シリーズを採用しており、内蔵のGPUやAI専用のNPU(Neural-network Processing Unit)を組み合わせることで、AIを活用したワークフローの促進が実現できる、まさにAI時代におけるビジネスPCにはもってこいのモデルだ。

 同じくDell Pro 16は、Dell Pro 14と同じ特徴を兼ねそろえながら、16型の大画面を採用したモデルだ。本体サイズの高さは最大で約20.85mm、本体重量は約1.91kgと、据え置き型ノートPCとしてみると薄型で軽量なモデルだ。

photo 「Dell Pro 16」

 据え置き型のノートPCと聞くと、どうしても「パフォーマンスを妥協したモデルになるのでは」といったイメージを持たれがちだが、Dell Pro 14と同じ構成を選択できるため、高いパフォーマンスとAI機能、そして見やすい大画面という使いやすさを従業員に提供できる。

 デスクトップPCだとディスプレイも含めて設置スペースを広く確保する必要があるが、Dell Pro 16であれば、広さが限られたオフィスでもシンプルに運用できる点もIT管理者にとってうれしいポイントだ。


「Dell Pro Plus」シリーズ

 続いて、拡張性に優れたビジネス向けメインストリームモデルである「Dell Pro Plus」シリーズについて見ていこう。

 Dell Pro Plusは、アルミニウム製のトップカバーとパームレストを採用することで、エレガントな外観と使い心地に加え、持ち運びに適した高い保護性能を有しているモデルだ。

 さらに超静音廃熱設計を採用することで、高い負荷のかかる作業を行っても気を散らすことなく作業できる点も大きな特徴だ。

 もちろんDell Pro Plusシリーズも米国国防総省調達基準の「MIL-STD-810H」(ミルスタンダード)に適合しているため、頑丈さはきちんと裏付けされている。

 特にDell Pro 13 Plusは、最小重量が約1.26kg、高さが約19.78mmと可搬性が高く、PCを社外に持ち出す頻度が高い営業職でも安心して業務に取り組めることだろう。

photo 「Dell Pro 13 Plus」

 さて、Dell Proでは14型モデルと16型モデルのみのラインアップだったが、Dell Pro Plusでは13型モデルも選択できる。

 また、Dell Pro Plusは拡張性の高さを掲げていることもあってか、カスタマイズオプションに4Gまたは5Gモデムの選択肢が用意されている。

 外出先でメールの確認や資料を確認する際、モバイルルーターや、社用スマホでわざわざテザリングをしなくてもよいため、従業員が持ち運ぶ荷物を減らせる、というメリットも享受できる。

 一方、IT管理者の目線で見てみると、モバイルルーターの資産管理が不要となるため、管理コストも低減できることになる。

 2in1モデルに、4Gまたは5Gモデムのオプションを用意しながら、全モデルともプロセッサにRyzen AI PRO 300シリーズを選択できるため、高いパフォーマンスのプロセッサ、内蔵のGPU、そしてNPUを組み合わせて、事業を加速できる。

 さらにはRyzen AI PROプロセッサ搭載モデルを購入すれば、クラス最高レベルのセキュリティと、シンプルかつ効率よいリモート管理が実現できるため、経営層/従業員/IT管理者にとって三方よしのモデルといえるだろう。

「Dell Pro Essential」シリーズ

 ここまでビジネス向けのスタンダードモデルであるDell Proシリーズと、全てのプロフェッショナルユースに対応できるメインストリームモデルであるDell Pro Plusについて紹介してきた。

 Dell ProもDell Pro Plusも、得られるパフォーマンスの高さと信頼性の高さから見て、非常にコストパフォーマンスに優れたモデルとなっているが、予算が少ない中小企業やSOHOユーザーにとっては導入に大きな壁を感じてしまう。

 とはいえ、業務を遂行する上で優れたパフォーマンスと、安全性/信頼性の高いモデルは諦めたくない。そんなユーザー向けにデル・テクノロジーズは、必須のセキュリティと管理機能を備えたビジネス対応ノートPCである、「Dell Pro Essential」シリーズを同時に展開している。

photo 「Dell Pro 14 Essential」

 Dell Proと同じく、CPUにはAMD Ryzen AI 300シリーズまたは、AMD Ryzen 200シリーズプロセッサが用意されているため、上位のモデルと変わらないパフォーマンスの高さを実現しつつ、AIによる事業の加速も諦めなくとも済む。

 また、ベーシックモデルに分類されるにもかかわらず、Dell Pro Essentialも米国国防総省調達基準の「MIL-STD-810H」(ミルスタンダード)に適合しているため、信頼性の高さも変わらず享受できる点も、中小企業やSOHOユーザーにとってはうれしい点だろう。

 さらにBitLockerでPC内のデータを保護する際に必須な「Trusted Platform Module 2.0」(TPM 2.0)のハードウェアモジュールが搭載されているため、仮にプロセッサの脆弱(ぜいじゃく)性が発見されたとしても、影響を与えることなくPC内のデータを安全に保護できる。


デルのAMDモデルを選びたくなる理由

 ここまでAMDのプロセッサを採用したDell Proシリーズについて見てきたが、デル・テクノロジーズのAMDモデルを選びたくなる理由として第一に挙げられる点は、全てのモデルが“AI Ready PC”であり、かつ搭載するプロセッサによってはモデルのグレードにかかわらず、Copilot+ PCに準拠したモデルを手に入れられることだ。

 さらにDell ProシリーズはPCのパフォーマンス以外にも選びたくなるポイントが盛りだくさんなので、それぞれ紹介しよう。

 これまで、Dell Proシリーズについてそれぞれ詳しく見てきたが、実はデル・テクノロジーズのPCは、総じて高いメンテナンス性と、本体の頑丈さが他メーカーと比べて突出している。

 同社のPCは昔から法人向けモデルなどでは内部構造がシンプルに設計されていることから、メンテナンス性が非常に高く、適切に整備を行うことでより長い期間利用できるため、高いROI(投資利益率)が実現できる。

 本体の頑丈さについてもう少し掘り下げると、スタンダードモデルやメインストリームモデルだけでなく、中小企業やSOHO向けのベーシックモデルでも「MIL-STD」(ミルスタンダード)に準拠させていることから、デル・テクノロジーズではノートPCの耐久性についていかに重要視しているかが見て取れる。

 またPCを製造するにあたって、再生アルミニウムや低炭素排出アルミニウム、再生海洋プラスチックなど、持続可能な素材を採用している。

 さらに、Dell ProおよびDell Pro Plusではモジュール型のUSB Type-Cポート、キーボード、I/Oボードを採用することで、さらなるメンテナンス性の高さを追求しながらも、修理対応時に交換するパーツを最小限にすることで、より高いサステナビリティを実現している点も大きな強みだ。

photo モジュール型のUSB Type-C。

 また、本体の特徴だけにとどまらず、デル・テクノロジーズは製品の原材料の調達から製造、流通、販売にわたって非常に強力なサプライ体制を敷いており、BTOモデルだけでなく非常に多くの即納モデルを数多く取りそろえている。

 今すぐにビジネスモデルが必要になる場面に遭遇しても、デル・テクノロジーズの製品を選べば安心だ。

「Dell Pro」シリーズの魅力を動画でもチェック!

まとめ

 AMDのプロセッサを搭載したDell Proシリーズをもとに、ビジネスPCを選定するにあたって、AMD CPUを搭載したモデルの強みについて詳しく解説してきた。

 他社の追従を許さない高いパフォーマンスを実現しながら、調達コストを抑えられる点は、ビジネスPCを調達するにあたって非常に大きなメリットがあると実感できたのではないだろうか。

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 そんなAMDのプロセッサを搭載したDell Proシリーズは、確かな耐久性と信頼性、そしてニーズに合わせた幅広いラインアップを取りそろえているので、Windows 10のリプレースがまだ済んでいない企業ユーザーの方、新たなビジネスPCの検討している方は、デル・テクノロジーズのDell Proシリーズをチェックしてみてはいかがだろうか。

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提供:デル・テクノロジーズ株式会社
アイティメディア営業企画/制作:ITmedia PC USER 編集部/掲載内容有効期限:2025年11月30日