Valerionの「VisionMaster Max」は、RGBトリプルレーザー光源を採用した4Kプロジェクターだ。3500ルーメンの高輝度や光学レンズシフトを備え、設置性と描写力を両立。Google TVを内蔵し、映画からゲームまで幅広い用途で本格的な視聴環境を提供する。実際に実機を試してみた。
このご時世に「自宅にプロジェクターを設置したい」と考える人は、かなりこだわりが強い人ではないだろうか。液晶や有機ELの大画面TVは低価格化が進み、以前は高根の花だった100型超の製品も、細かな点にこだわらなければ手が届きやすくなっている。
それでも「自宅に映画館さながらのホームシアターを作りたい」「プロジェクターの雰囲気を味わいたい」と言うなら、ホームシネマプロジェクターを手掛けるValerion(ヴァレリオン)は見逃せないブランドだ。
今回は、そんなValerionのフラグシップモデルとなる4Kレーザープロジェクター「VisionMaster Max」を紹介しよう。
Valerionは、超短焦点プロジェクターの分野で数多くの製品を手掛ける米AWOL Visionのプレミアムサブブランドとして誕生した。同社が持つRGBトリプルレーザー技術を継承しつつ、短焦点から長焦点まで、幅広い設置環境に対応できるパーソナルなホームシアター製品に特化しているのが特徴だ。
その実力は数字と実績が物語っている。これまでに「Best of IFA」「Best of CES」「Red Dot Design Award 2025」など名だたる賞を獲得するなど、専門家や各メディアから高い評価を受けている。
さらに米Kickstarterでは、これまでに総額16億円超の支援を調達した。2025年12月には日本でもMakuakeで先行販売が開始され、わずか約12時間で支援額が1億円を突破するという、プロジェクター製品としては異例の快挙を成し遂げた。
そうした実績もさることながら、Valerionの根底にあるのは「妥協のない映像体験」へのこだわりだ。単なる“便利な家電”としてのプロジェクターではなく、映画製作者の意図を忠実に再現する「本格的なシアター機器」としてのアイデンティティーを持つブランドとして、その存在感を国内外で発揮している。
既に高い評価を受けているValerionの製品だが、早速フラグシップモデルのVisionMaster Maxを実際に試してみた。このモデルの体験は、箱を開ける瞬間から始まっている。製品はまるで高級腕時計のようなレザー調のボックスに収められており、ガジェット色の強い他社製品とは一線を画しているように感じられた。
製品を取り出すと、その重厚感に驚く。本体はキューブ型で、サイズは約260(幅)×186(奥行き)×234(高さ)mm、重さは約7.5kgだ。メタルとアクリルを組み合わせたボディーは、リビングのインテリアとしても機能しそうな見た目や質感に仕上がっている。
前面の大きなガラスパネルの奥には、投影レンズとともにToFセンサーなど自動補正用のセンサー群が配置されている。なるべく目立たないよう処理されており、ノイズレスなデザインが徹底されていて好印象だ。
電源を入れるため、手にした付属リモコンの質感にも驚いた。本体同様に金属製のボディーを採用しており、手触りがいい。ボタンの押し心地にも関わる剛性も確保されている。一部のボタンはバックライト機能を備えており、暗いシアタールームでも確実に操作できる機能性もある。
本体の背面カバーを開けると、左から電源ポート、光デジタル音声端子、USB 3.0×1基、USB 2.0×1基、HDMI 2.1出力×2基、HDMI 2.0(eARC)×1基、イヤフォンジャック×1基、有線LANポート(1GbE)×1基、電源ボタンと、豊富なインタフェースが現れる。特に有線LANポートの存在は、動画ストリーミングサービスを安定して視聴する際に活躍する、ありがたい存在だ。
VisionMaster Maxを設置する方法は複数あり、本体の底面にはスタンドも内蔵されているが、今回はデスクなどに設置する想定で純正の卓上ジンバルスタンドを装着した。取り付けは簡単で、水平または垂直方向に360度回転させられるため、設置場所にあわせて正確に位置決めが行えるようになる。
本体の設置が完了したら、電源を入れてスクリーンに投影してみる。最初に自動で台形補正やオートフォーカスが働いてスムーズに適切な映像が見られるように調整される。
VisionMaster Maxは垂直方向±105%の範囲で調整できる光学レンズシフト機能を搭載しているのも大きな特徴だ。本体を動かさずに、レンズそのものを上下に動かして位置合わせできる範囲が広いため、高い棚に設置したり、天井近くにつり下げた場合でも、手間いらずでスクリーンに向けて自動調整できる。
今後は、より広い部屋で活躍する交換レンズ「ロングスローレンズ」の発売も予定されているなど、「いいプロジェクターを手に入れたが、設置が面倒で……」──そんなストレスを最小限に抑えてくれる機能がそろっている。
VisionMaster Maxの最大輝度は3500ルーメンで、明るい室内でも投影した映像が確認できるほどの光量が確保されている。暗めの環境を用意したり、専用のプロジェクター用スクリーンと組み合わせたりすれば、最高の視聴環境を手に入れられる。
本モデルが高い評価を受けているのは、やはりRGBトリプルレーザー光源による豊かな色彩や黒色の表現力だ。画質などは設定メニューから調整できるため、視聴するコンテンツや自分の好みにあわせて、色合いなどを変更できる。
実際にいくつかの映画やアニメといった映像作品を視聴してみたが、レーザーならではの濃淡あるRGBの色味が感じられ、従来のLED光源では味わえない没入感があった。特に色味がハッキリと出るアニメは差が分かりやすく、ぜいたくな視聴体験となった。
さらにVisionMaster Maxには、物理的な絞りで光量を制御できる「Dynamic IRIS」や、コントラスト比を通常の5000:1から5万:1に引き上げる「EBL(Enhanced Black Level)」といった機能を備えている。試しに漆黒の宇宙空間が広がる映画のワンシーンで試してみたところ、惑星と星、暗闇と、その表現力の高さを確かに実感できた。
また、一般的にレーザーを含むDLP(デジタルライティングプロセッシング)プロジェクターには、特有のギラつきやレインボーノイズと呼ばれるノイズが映像に見られることがあるが、これらの軽減機能「Anti-RBEテクノロジー」もうまく働いているようで、映像の鑑賞中はそうしたノイズが気にならなかったのも印象的だった。
VisionMaster MaxはGoogle TVを内蔵しており、ネット接続してGoogle アカウントでログインすれば、各種ストリーミングサービスや対応アプリなどを快適に楽しめる。アプリの起動や切り替えは非常にサクサク快適で、プロセッサの性能不足などは一切感じられなかった。非常に満足できる動作感だ。
もちろん、HDMIで映像を入力することも可能だ。例えば、ゲーム機を接続して仲間とわいわい楽しむような場面でも活躍する。
ちなみにVisionMaster Maxはゲーミング用途も訴求しており、それぞれ1080P/240Hz、1080P/120Hz、4K/60Hzの映像入力に対応している。画面の色が切り替わる速さを示す応答速度については以下の通りで、プロジェクターでありながらゲーミングディスプレイ並の性能を誇っている。
実際に1080P/120Hzという環境で表示してみたところ、投影された100型超の映像が120Hzで“ヌルヌル”と表示される光景はなかなかインパクトがあり、動きの速いゲームもかなり快適に楽しめる。
ここまで紹介したように、VisionMaster Maxは家庭用の4Kレーザープロジェクターとして高い評価を既に受けており、筆者も実機を試して、その評価に偽りがないことを実感できた。
また、頭からずっと離れなかった「プロジェクターではなく、液晶や有機ELのディスプレイという選択肢もアリではないか」という懸念についても、実物に触れている間に1つの答えが見えてきた。
よくよく考えてみると、100型を超えるディスプレイは設置のしやすさや持ち運びという部分で難があり、例えば賃貸マンションに搬入したり、定期的な引っ越しがあったり、あるいは部屋間での気軽な移動といったイベントを考えたりすると、所有が面倒となる場面も少なくない。もし画質的にも、モノとしても満足できるプロジェクターがあるなら、そうした環境に身を置く人にとって、VisionMaster Maxのような製品は魅力的な選択肢となる可能性が大いにある。
もし、高画質/高品質な家庭用プロジェクターに興味があるなら、Valerionというブランド、そしてフラグシップモデルのVisionMaster Maxは、検討に欠かせないのは間違いない。
そして、東京と大阪ではVisionMaster Maxの実機に見て触れられる展示イベントを開催中だ。圧倒的な映像美を間近で体験できる貴重な機会となるだろう。
詳しい仕様や商品情報については、Makuakeのページでもチェックできるので、アクセスしてみてはいかがだろうか。
一般販売予定価格:79万2646円(税込)の34%OFF
一般販売予定価格:76万9846円(税込)の35%OFF
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アイティメディア営業企画/制作:ITmedia PC USER 編集部/掲載内容有効期限:2026年1月27日